Skip to content

Archive

Tag: Thruxton

Release Notes

2025 シーズン 1 ビルドのリリースノートを和訳して紹介します。
記事に誤字・間違いなど見つけたら教えてくださいね

長くなるので 4本の記事に分けました。

2025s1 リリースノート:


TRACKS:

Atlanta Motor Speedway

  • (Oval) – セーフエントリールールを追加したので、ターン 3-4 のエプロンからピットロードに進入する必要があります。
  • (Oval) – ピットインの Whelen ライトはターン 3 の入口に移設されました。

Brands Hatch Circuit

  • (Rallycross) – 早めの合流で 2ラップペナルティを受けるのを防ぐためにジョーカー出口にバリアが追加されました。

Chili Bowl

  • コースカットペナルティを受けずにピットレーンをショートカットできるエクスプロイトを修正しました。

Circuit des 24 Heures du Mans

  • ターン 8 出口に四脱の 1x を追加し、スローダウンチェックポイントをグラベルの端まで拡張しました。
  • ダイナミック・トラック・デブリ・リフレッシュ・プロジェクトで、このコースに、イベント開始前に適切なデブリを配置するという手法を導入します。
  • テストストリップからいくつかのコーンが取り除かれました。

Circuit de Barcelona-Catalunya

  • (Rallycross) – 部分的にコース路面に出現するタイヤバリアを修正しました。
  • (Rallycross) – スタート/フィニッシュとジョーカートラスがソリッドオブジェクトとなりました。

Circuit Park Zandvoort

  • いくつかのキャッチフェンスの実体がなかった問題を修正しました。

Circuit de Spa-Francorchamps

  • コース脇にあったいくつかの大きなヘルメットオブジェクトが取り除かれました。
  • バスストップをカットした際のスローダウンペナルティ時間が拡大されました。
  • (Bike) – 重大なロード失敗問題を修正しました。
  • (Bike) – レイアウト通りに走行するだけでスローダウンペナルティを受けることのあった問題を修正しました。
  • コースの位置を訂正してベルギー・リエージュを正しく示すようになりました。

Daytona International Speedway

  • 芝を走ることでピットレーン速度違反のペナルティを回避できてしまう問題を修正しました。

Homestead Miami Speedway

  • (Road Courses) – 一部のグラベルトラップを取り除いて舗装されたランオフエリアが追加されました。

Hungaroring Circuit

  • 拡張路面タイプを改訂して一貫性のない 1x を修正しました: 舗装されたランオフでは 4本のタイヤがすべてホワイトラインまたは縁石後部端を超えると 1x 。

Huset’s Speedway

  • NEW TRACK!
  • 新しいダートオーバルコースの Huset’s Speedway を購入して使用できるようになりました!
  • 農家でビジネスマンの Til Huset にちなんで名づけられた Huset’s Speedway は 1953 年に建造、翌年にオープンしました。アメリカの多くのプレミアダートオーバルと同様、かつての農地に(大豆畑)に建造され、World of Outlaws Sprint Car Series など多くのトップナショナルシリーズを開催してきました。2010年代半ばに Badlands Motor Speedway として短期間使用されたあと閉鎖されていましたが、2020年夏に Tod Quiring がサウスダコタにトップレベルのスプリントカーレースを復活させました。Huset’s Speedway は 1/3 マイルのハイバンクブルリングです。通常、毎週のレースとナショナルレベルのレースがレイバーデイの週末まで開催されます。スプリントカーイベントの Huset’s High Bank Nationals と Huset’s Hustle はそれぞれ 6桁の優勝賞金で、レイトモデルの Silver Dollar Nationals の優勝賞金は $75,000 です。コースの名声を高めるために World of Outlaws ナショナルツアーで Quiring の Big Game Motorsports 410 Sprint Car には Huset’s ブランドが目立つように表示されていて、彼とドライバーの David Gravel は最近のシーズンで何十回ものチェッカーフラッグを獲得しています。
  • Huset’s Speedway が iRacing ストアで購入できるようになりました!
  • 完全な夜間照明があります!

Indianapolis Motor Speedway

  • (Oval & Open Wheel Oval) – ピット出口についてチェックポイントとルールタブを強化しました。
  • (Oval & Open Wheel Oval) – ルールタブにピット出口の制限を示す画像を追加しました。

Iowa Speedway

  • アンテナが遠距離で正しく描画されない問題を修正しました。

Knockhill Racing Circuit

  • (Rallycross) – ピットレーンの路面タイプをアップデートしました。
  • (Rallycross) – 消化できないペナルティを課していたレースコントロールを修正しました。

Misano World Circuit Marco Simoncelli

  • ターン 1-3 複合コースのグラベルを通過すると大きなスローダウンペナルティが課されるようになりました。

New Hampshire Motor Speedway

  • アートオーバーホールが行われて 2024 年の実際とよりマッチするように更新されました。建物、トラック脇のオブジェクト、装飾が更新・追加されました。樹木、低木、3D 群葉がすべてアップデートされたり追加されたりしました。すべてのテクスチャ、シェーダー、照明は最新のアート基準にアップデートされました。
  • コース路面のバンプマップは再生成されています。
  • AI ドライバーは以下のレイアウトで完全トレーニングを行いました: Road Course, Road Course with North Oval
  • (Legends) – 最大台数が24に増えました。

Oulton Park Circuit

  • ターン3 のオフトラックペナルティを緩くしました。

Phoenix Raceway

  • 一部のイエローラインテクスチャをアップデートし、ドッグレッグの誤ったホワイトラインを取り除き、古くなったバナーを取り除きました。

Road America

  • 3D Foliage System がこのコースで有効化されました!

Road Atlanta

  • 3D Foliage System がこのコースで有効化されました!

Rudskogen Motorsenter

  • 3D Foliage System がこのコースで有効化されました!

Sachsenring

  • レジェンドフラッグマンのバーニーがこのコースにも到着しました! 彼には休暇が必要だったと考えています。ドイツの田舎を旅行するのが良かったのだと思います。

Slinger Speedway

  • 複製されたレジェンドフラッグマン、バーニーの偽物がこのコースから追放されました。彼は 1人だけです!
  • (Figure Eight) – レジェンドフラッグマン、バーニーが見えないオブジェクトに寄りかかっているように見えた問題を修正しました。

Thruxton Circuit

  • NEW TRACK!
  • 新しいアスファルトロードコース Thruxton Circuit を購入して使用できるようになりました!
  • イギリス ハンプシャーの Thruxton Circuit の歴史は第二次世界大戦で連合軍の拠点だった旧イギリス空軍 Thruxton 飛行場がオートバイレースで使われた1950年まで遡ります。メインサーキットは飛行場の外周道路に沿って 1968年に設立されました。現在は毎年夏に主要な英国ツーリングカーとスーパーバイクイベントを開催するほか、F4イギリス選手権やTCR UKも開催されます。現役の滑走路の周りに建造されたサーキットにふさわしく、Thruxton はイギリス最速サーキットとして知られています。Thruxton は全長 3.793km (2.356マイル) に12個のコーナーで構成され、きついコーナーはほとんどありません。ラップレコードは 1分を超えていますが、通常開催されているレースのレベルを考えると、よりハイクラスの機材ではもっと速いタイムが記録される可能性があります。非公式ながら、1993年には Damon Hill が Williams FW15C で平均時速 147マイルとなるラップレコード 57.6秒を記録しました。
  • Thruxton Circuit が iRacing ストアで購入できるようになりました!
  • AI ドライバーはこのコースで完全トレーニング済みです!

Watkins Glen International

  • コース路面のバンプマップが再生成されています。
  • ターン 2, 4 内側のアスファルトの継ぎ目近くの不揃いの縁石 2つを修正しました。
  • バスストップのブレーキマーカーを調整して ARMCO バリアにクリップしないようにしました。
  • ピットインライトを実際の位置に合うようピットインタイミングラインの向かい側に移動しました。
  • ターン 8 のブレーキマーカーを少し上にずらして見やすくなりました。
  • 3D Foliage System がこのコースで有効化されました!
  • スタート/フィニッシュラインのロゴをアップデートして、黒背景が付きに訂正されました。
  • 一部のコースマーシャルはソリッドオブジェクトから切り取られました。
  • ターン 1 のブレーキマーカーがフェンスとうまく繋がるよう微調整されました。
  • ターン 8 出口に排水溝がなかったのが追加されました。

[Legacy] Phoenix Raceway – 2008

  • (Dirt Road) – 一部のタイヤ束が浮いていたのを修正しました。
  • (Dirt Road) – シムでのこのレイアウトの表示名を修正しました。
  • (Rallycross) – シムがロード完了したときにジョーカーラップ出口近くのタイヤバリアが落ちてしまう問題を修正しました。
  • (Rallycross) – シムでのコース名の表示に関する問題を修正しました。

2025s1 リリースノート:

Release Notes

2025 シーズン 1 ビルドのリリースノートを和訳して紹介します。
記事に誤字・間違いなど見つけたら教えてくださいね

長くなるので 4本の記事に分けました。

2025s1 リリースノート:


SIMULATION:

Application

  • いくつかの基本パラメータをアップデートし、iRacing は Windows 10 未満のオペレーティングシステムを明示的にサポートしなくなりました。

Race Servers

  • オフィシャルイベントにおいて、最終セッションの開始時刻に Time of Day オフセットが適用されない問題を修正しました。

Connectivity

  • ネットコードに変更を加えました。シミュレーションへの車両の再追加がスムーズになり、推測値による車両と地表の衝突を削減します。これにより、接続状態の悪いドライバーがシム内の位置を更新したときに過度の力が加わるのを防ぎます。

Dynamic Track

  • オーバーホールされたダイナミック・トラック・デブリ・システムで新しいタイプのデブリが追加され、フィジクス特性や外観が改善し、デブリがどのように生成されてからコース上を移動していくのかが大幅に改良されました。
  • 新しいダイナミック・トラック・デブリ・タイプとしてグラベルが追加されました。グラベルは様々なコース外路面にあり、レース路面のタイヤグリップを減少させます。
  • 新しいダイナミック・トラック・デブリ・タイプとして泥が追加されました。泥はタイヤが芝生を引き裂いたときに生成され、ダートと水をミックスしたような振る舞いをします。
  • 様々なダイナミック・トラック・デブリ・タイプによってもたらされるグリップ変化やフィジクスの振る舞いは科学によって微調整されます。
  • ダイナミック・トラック・デブリが蓄積および分散するアルゴリズムが改良され、どんなデブリタイプでも世界中のどこでも、デブリの量や位置の追跡と精度が格段に上質になりました。
  • ダイナミック・トラック・デブリを拾って投じるロジックと様々なタイヤの構造パラメータがアップデートされました。
  • すべてのデブリは車両のタイヤだけでなくボディに付着することもあり、速度変化によって剥がれ落ちることもあります。
  • コースの濡れ具合やタイヤ、デブリの種類によって、タイヤが拾い上げるデブリの量は変化します。
  • 空力効果によってデブリが拾い上げられたり移動したりします。
  • ラバーマーブル、土、埃、芝、泥、グラベルといった全てのダイナミック・トラック・デブリ・タイプのテクスチャやレンダリングが改善され、特に遠くからでも見やすくなりました。
  • ピットクルーはセッション開始時にピットストールを清掃するように訓練していて、ピットストールにデブリが入らないようにします。

iRacing Weather System

  • Formula Vee のタイヤがアップデートされ、ウェットレースも行えるようになりました!
  • 新車 5台もレインタイヤを装備しています。天気が悪くなってきたら交換するのを忘れないように!
    • Acura NSX GT3 EVO 22
    • BMW M2 CSR
    • Ferrari 499P
    • Supercars Chevrolet Camaro Gen 3
    • Supercars Ford Mustang Gen 3
  • イベント内セッションの開始終了時刻の精度が向上し、次のセッションへ時間分のシミュレートされた天候や水分量変化の引継ぎが改善されました。
  • 水しぶきが、外れた車両部品と相互作用するようになりました。
  • カメラが近づくたびに再描画されることで水の形や量が絶えず変化したりちらついていた古い問題の修正をアップデートしました。
  • イベント開始前に蒸発が温度に与える影響をアップデートしました。天候変化のない場合やダートトラックでも、コースの水分量や温度はより正確になりました。
  • タイムラインモードの天候設定のオーバルで、No Rain オプションが選択されているセッションで、禁止したのに部分的な雨が発生してしまう可能性がある問題を修正しました。

Race Control

  • ホワイトフラッグ掲示後はコーションは無効化されます。
    • これにより、リーダーがホワイトフラッグを受けたあとに自動コーションが発動されるされることを防ぎます。
    • これにより、GWC リスタートのスタート/フィニッシュライン前でクラッシュが発生した場合にイエローフラッグが降られる問題を修正します。
  • ピットインが有効なダートオーバルと、1マイル、ミディアム、ショートのアスファルトオーバルで、周回遅れはコーション中にリーダーと一緒にピットインできるようになりました。コーションシーケンスが 1周短縮されます。
    • これはコーション時のリスタートに掛かる時間を短縮する取り組みとして行われます。これらの変更はもともと2020年に長いオーバルで行われ、ポジティブに受け取られていました。
    • 完璧な運転手フレッドの新しいペースカーとして BMW M2 CSR を選択できるようになりました。
  • イエローコーション下でのレース終了後に他のドライバーやフレッドのペースカーを追い越してペナルティを受けることがあった問題を修正しました。
  • 最終ラップに失格になる前にドライブスルーペナルティを消化することができない問題を修正しました。
  • DNC (Do not count = コーション中に周回数をカウントしない)コーション設定で、連続したコーションで 2番手のドライバーにリードが与えられる問題を修正しました。
  • スタンディングスタートでジャンプスタートのペナルティを受けることなくゆっくりとクリープで前進することができる問題を修正しました。
  • すべてのドライバーがピットスタートを選択した場合、グリーンフラッグが振られない問題を修正しました。
  • GWC フィニッシュでレースが終了する前にフレッドがペースカーでピットロードを走ってしまう問題を修正しました。

Dirt Racing

  • ダートオーバルレースで路面の初期凹凸が少し軽減されました。

AI Racing

  • AI レースセッションで一度に 16車種まで使用できるようになりました。
  • AI ドライバーが追い越し時のパッシングを覚えました。邪魔になる場合には知らせてきます!
  • AI ドライバーは車両位置の認識を大幅に向上させました。また、「Out of Control」や「Running Off Track」のインシデントポイントが人間同様に評価されるようになりました。
  • AI ドライバーは以下のコンテンツを理解しました:
    • Acura NSX GT3 EVO 22
    • BMW M2 CSR
    • Ferrari 499P
    • Supercars Chevrolet Camaro Gen 3
    • Supercars Ford Mustang Gen 3
    • Williams FW31
    • New Hampshire Motor Speedway – Road Course
    • New Hampshire Motor Speedway – Road Course with North Oval
    • Thruxton Circuit
  • いくつかの AI 車両でタイヤ温度モデルの改良があり、プレイヤー車両と同様に正確になりました。これにより、極端な温度下での AI ドライバーの精度とパフォーマンスが向上します。今シーズンこのアップグレードがある車両は以下のとおり:
    • GTP Class Cars
    • Dallara P217
    • Ferrari 499P
    • Global Mazda MX-5
    • Late Model Stock
    • Lotus 79
    • NASCAR Trucks Series Class Trucks
    • SCCA Spec Racer Ford
    • Street Stock Class Cars

    補足: https://forums.iracing.com/discussion/67303/improved-tire-temperature-modeling/p1

  • AI ドライバースクールの 2024 秋コースが終了しました。今学期では人間の振る舞いのエミュレーションと、人間と機械の境界線をあいまいにすることに重点を置きました。以下の優秀な卒業論文が提出されました:
    • 時代を超えるパッシング – 進化行動シンポジウム
    • 人生と車をコントロールしよう – 特別ゲストカー KITT
    • 活用されないレース戦略: エプロンでの追い越し
    • 地質学的分析 – 緩いレース路面
    • 自然から学ぶ: 転覆したウミガメのリカバリー
    • 絶望と失望を受け入れ、いつリセットすべきかを知る!
    • 次学期の申し込み – マイクロソフト AI からの留学生の受け入れ
  • AI ドライバーは以下のコンテンツについて集中的な特別訓練を修了し、スキル、ライン、ウェットレースのアビリティ、パフォーマンスなどを向上しました。:
    • GT3 クラス車両
    • Atlanta Motor Speedway
    • Circuit de Nevers Magny-Cours
    • Circuit Zolder
    • Lime Rock Park
    • MotorLand Aragón
    • New Hampshire Motor Speedway
    • Slinger Speedway – Oval
  • マルチクラスの AI レースでプレイヤーのグリッド位置が正しくないことがあった問題を修正しました。

Spotter

  • スポッターが AI ドライビングスクールでいくつかのクラスを受講し、レースに関する知識を深めました。
    新しく発見したノウハウで、車両のダメージ状態とどのように運転能力に影響するか、より詳しく伝えるようになります。これにより次のスポッターコールが追加・更新されました:

    • エンジンダメージ: エンジンのパワーロス(軽微/重度/全損)
    • 空力ダメージ: 最高速・ダウンフォースの低下、オーバーステアまたはアンダーステア
    • ホイールダメージ: グリップ低下、アライメント変化
    • これらの新メッセージはスポッターの chattiness 設定が High の場合にのみ使用されます。既存のダメージに関するメッセージのいくつかは chattiness High から Medium に変更されました。
  • これらダメージに関する新しいメッセージはダメージレポートをリクエストした場合にも使用されます。
  • スペイン語スポッターパックがアップデートされました。ありがとう Ari Cejas!
  • イタリア語スポッターパックがアップデートされました。ありがとう Renzo A. Olivieri!
  • イタリア語スポッターパックがアップデートされました。ありがとう Marco Arcidiacono!

Pit Stop

  • オートフューエルシステムが全車両に追加されました。以下の車両にはその設計やその他の理由によってこの機能はありません:
  • Dirt Oval Cars (再給油しません)
  • McLaren MP4-30 (設計による)
  • Mercedes-AMG W12 E Performance (設計による)
  • Mercedes-AMG W13 E Performance (設計による)
  • Porsche Mission R (電気なので!)
  • Super Formula SF23 (設計による)
  • ドライバー交代で燃料搭載量が暗黙的に変更されてしまうことがあった問題を修正しました。

Graphics

  • シム内のすべてのオブジェクトの反射のレンダリングを向上し、色の値が改善して発生し得る白塗り効果を削減しました。
  • これはスペキュラーマップが実質的に二重露光となっていた長年の問題で、多くのテクスチャが白飛び、白塗り、白濁する問題が発生していました。これにより完全に影で太陽が見えないはずの表面に太陽が反射して見える問題も修正されます。スペキュラーレンダリングはよりリアルになり、より広い強度が使えるようになります。
  • シム内でダイナミック・トラック・レンダリングが常に有効となり、雨やデブリを適切に再現されるようになりました。
    • ダイナミック・トラック・レンダリングの有効化に依存しないため、 Low シェーダー設定がいつでも使えるようになりました。
  • アンチエイリアスのグラフィックオプションがアップデートされ、より直感的になりました。以下の AA オプションが使えます: Off, FXAA, SMAA, MSAA。マルチサンプルアンチエイリアス(MSAA) は独自のグラフィックオプションのサブセットがあります。各設定はオレンジ色となり、変更を有効にするにはシムの再起動が必要であることを示します。
  • MSAA により高品質のフィルタオプションが追加されました。これらのフィルタはより多くのMSAAサンプルを考慮してジオメトリレンダリング中のコスト増なしに品質を向上します。フィルタされたMSAAx2はほとんどの場合に古いMSAAx4と一致するはずです。使用可能なオプションは 2x, 4x, 8x で、フィルター微調整で使用できるシャープネス設定オプションには Simple, Soft, Neutral, Sharp があります。従来のオプションは Simple フィルターです。
  • 異方性テクスチャフィルタリングの設定は削除されました。これは常に x16 が使われます。
  • rendererDX11.ini に新しいエントリ AutoNoDynEmptyLOD=1 が追加されました。これは動的な LOD が起動した際に必要に応じてより低い LOD モデルを使用するようになります。
  • デブリのレンダリングが改良され、すべての距離で見えやすくなりました。
  • トーンマッピングが改良され、非HDRモニターで推測されるフォーマットにより適合するようになりました。これにより夜間に目立った乳白色で見える問題を解決します。
  • スクリーンアンビエントオクルージョン(SSAO)が大幅に最適化されました。
  • 空のレンダリングがアップデートされ、実効解像度が向上しました。
  • 浅瀬での水シェーダーの歪み効果を削減しました。
  • PopcornFX のバージョンをアップデートしました。
  • キューブマップ内の照明をフィルタリングし、ダウンサンプリングしていた問題を修正しました。
  • スペキュラーマップおよびその効果がミラー内でレンダリングされない問題を修正しました。
  • グラフィックスとリプレイオプションのいくつかの問題、特にパフォーマンスクラスのスライダー機能について、ドラッグしても変更されないことがあったり、シムを再起動するとリセットされてしまう問題を修正しました。
  • 一部のパーティクルが本来の位置でなくカメラ近くに表示されることがあった問題を修正しました。
  • 一部のスクリーンスペースリフレクションシェーダー(特に雨)で、VRのシングルパスステレオや3画面のMVP/SMPが適切にサポートされていなかった問題を修正しました。
  • 晴れにもかかわらず雲のレンダリングによって本来の明るさでなかった問題を修正しました。
  • 観客の照明が不自然になることがある問題を修正しました。
  • SSAO が樹木に適用されない問題を修正しました。

Audio

  • コクピットビューカメラのオーディオ空間分離が最適化されました。
    • 車内のステレオおよびサラウンドサウンドアレイが改善しました。よりワイドなサウンドステージで 360度 またはバイノーラル録音されたサウンドをより忠実に再現できるようになりました。
      これによりヘッドセットからステレオスピーカーやサラウンドサウドシステムまで、すべてのサウンドシステムでリアリズムとドライビングの聴覚体験が向上します。
  • すべてのメンバーのオーディオ API が XAudio に設定されました。
    • もしも必要なら、app.ini ファイルで DirectSound を継続して使用するよう設定することもできます。シムを起動したあとで app.ini ファイルの devSpeakerAPI 設定が devSpeakerAPISelect で値 2 に変更されるので、この値を 1 に設定すると DirectSound が使用されます。
  • リプレイオプションメニューにリプレイ音量のスライダーが追加されました。
  • コクピットカメラでの高速時の縁石サウンドが改善されました。
  • オーディオデバイスのプロパティが変更されるたびにコードのクロックスマッシュが発生する問題を修正しました。
  • XAudio2 がクラッシュするレアな問題を修正しました。

Replay

  • オリジナルのダメージモデルを使用した車両のリプレイ処理をアップデートしました。
  • リプレイカメラが高速に振動する問題を修正しました。

Controls

  • すべてのストックカーで、約25mphでの走行中にフォースフィードバックが大きなスパイクなしでスムーズに作動するようになりました。

 


2025s1 リリースノート:

Release Notes

2025 シーズン 1 ビルドのリリースノートを和訳して紹介します。
記事に誤字・間違いなど見つけたら教えてくださいね

長くなるので 4本の記事に分けました。

2025s1 リリースノート:


2025 Season 1 Release Notes [2024.12.09.03]

iRacing 2025 シーズンビルドが到着しました! このリリースで 12月17日に始まる 2025 シーズン 1 用に新コンテンツと新機能および改良と修正が配信されます。ガレージが拡張され、Acura NSX GT3 EVO 22 、BMW M2 CSR、Ferrari 499P、Supercars Chevrolet Camaro Gen 3、Supercars Ford Mustang Gen 3 が追加されました。BMW M2 CSR は無償コンテンツでメンバー全員に提供されます。新コースも 2つ、Huset’s Speedway と Thruxton Circuit が追加されました。トラックアートチームは New Hampshire Motor Speedway を現代基準の外観へとオーバーホールも行いました。

iRacing のダウン中に利用可能になる Test Driveサービスがゼロから再構築され、iRacing アプリケーションとシームレスに統合されて Demo Drive とその呼称が変更されます。グラフィックス及びフィジクスの開発者がタッグを組んで、泥やグラベルなどを扱うデブリシステムをアップデートしました。すべてのデブリが見えやすく、そしてレースに影響するようになります。このシーズンリリースではラグのあるドライバーだけでなく一緒にレースする全員の体験を向上するネットコードのアップグレードも実施します。iRacing ワールド全体の照明が改善されて、コントラストを高め、明るすぎたのが軽減されます。スポッターはパフォーマンスに影響のあるダメージを受けると通知するようになります。AIドライバーは追い越し時にパッシングすることを覚えました。

当社のハイドロマンサーは Formula Vee でのウェットレースの準備をしました。5車種の新車すべてにレインタイヤがあります。AI レースシステムは新たに 6車種に展開されました(Acura NSX GT3 EVO 22, BMW M2 CSR, Ferrari 499P, Supercars Chevrolet Camaro Gen 3, Supercars Ford Mustang Gen 3, Williams FW31)。AI ドライバーは Thruxton Circuit と 2つのNew Hampshire ロードレイアウトをマスターしました。そして最後に、車両ダイナミクスチームは 400以上のセットアップを追加・アップデートして、どんな車両とコースの組み合わせでも最適化されたドライビング体験を提供します。レースリグを準備して 2025 シーズン 1 に向けて盛り上がりましょう!

 

Season highlights include:

  • Acura NSX GT3 EVO 22
  • BMW M2 CSR [FREE!]
  • Ferrari 499P
  • Supercars Chevrolet Camaro Gen 3
  • Supercars Ford Mustang Gen 3
  • Huset’s Speedway
  • Thruxton Circuit
  • New Hampshire Motor Speedway (2024 Art Upgrade)
  • Demo Drive
  • デブリ・リフレッシュ
  • ネットコード改良
  • スペキュラー照明アップグレード
  • スポッターダメージレポート
  • AI のパッシング
  • Formula Vee と 新車 5車種が雨天対応
  • AI レース対応車種が 6車種追加(Acura NSX GT3 EVO 22, BMW M2 CSR, Ferrari 499P, Supercars Chevrolet Camaro Gen 3, Supercars Ford Mustang Gen 3, Williams FW31)
  • AIレース対応コースレイアウトが 3つ追加(Thruxton Circuit, New Hampshire Motor Speedway -Road Course / Road Course with North Oval)
  • 400を超えるiRacingセットアップ

 

2025 シーズン 1 特集ページはこちら: https://www.iracing.com/seasons/2025-s1/
 

2025 シーズン 1 リリースノート全文は以下。

 

iRACING:

Demo Drive

  • 2025 シーズン 1 リリース後、これまでの Test Drive サービス(https://testdrive.iracing.com) は廃止され、代わりに iRacing に統合された新しいシステムが登場します。Demo Drive と呼ばれます。
    • この変更により、iRacing メンテナンス中に走行するために別の認証は不要になります。iRacing や iRacing Forum と同じ認証情報でこのサービスを利用できます。
  • メンテナンス中に iRacing を起動すると、インストール&更新されていれば最新のコンテンツをどれでも使用できる Demo Drive に接続されます。
    • 車両とコース、表示モードを選択してドライビングを開始します!
  • メンテナンスモードが終了すると一定時間は使用でき、 カウントダウン表示で Demo Drive の残り時間が知らされます。Demo Drive が有効になったときには iRacing でナビゲーションリンクが利用できるようになります。
  • 以前の Test Drive と同様、リリースされて間もないコンテンツは次のシーズンまで Demo Drive で使えません。

Season Recap

  • Profile ページに新しい Recaps タブが追加されました!
    • ここでは前シーズンや年のスタッツの要約を見ることができます。この新機能には、これまでメールで送信されていたシーズン要約と新しい年間の要約が含まれます!
    • スマホアプリでも Profile ページから Recapセクションを参照できます!

Settings

  • Settings ページを再設計して使いやすさと構成を強化しました。このページはモーダルウィドウではなく、専用の全画面ページで利用できるようになりました。このアップデートでは General, Preferences, Network, About ページがタブつきレイアウトとなりました。
    • General: アカウントの基本設定とディスプレイオプション
    • Preferences: ユーザー体験のカスタマイズ
    • Network: 接続設定とデータ関連のオプション
    • About: バージョンの詳細、サポートなど、アプリケーションの情報

Results & Stats

  • Driver Standings ページにドライバーのプロフィールページと異なるライセンスクラスが表示される問題を修正しました。

Paint Shop

  • DOF Reality のスポンサーロゴがアップデートされました。

Protests

  • プロテストの違反リストに追加があります: Unsafe Rejoin.

Sporting Code

  • スポーティングコード 競技規則に様々な変更とアップデートが加えられました: iRacing オフィシャル競技規則の対象範囲のより明確な定義、ペナルティとその種類に関するすべてのリファレンスの更新と改良、ペースカーとラリークロスを説明するセクションの追加、いくつかの新しい用語集の追加、内部ドキュメントリンクの修正、新しい抗議対象となる Unsafe Rejoin の追加

Legacy Membersite

 


2025s1 リリースノート:

Week 13

いつもなら第13週に普段とは違った趣向のシリーズが行われますが、今回は 4年に1回しかない第14週(2024/12/10~16)での開催、として案内されたシリーズを紹介します。レーティングの変動する Ranked シリーズはライセンスクラスを上げるシーズン最後のチャンスでもあります。Unranked シリーズはレーティングに作用しないので気楽に参加できますね。なお次季ビルドの新コンテンツについてはリリース後となります。

iRacing 2024 Season 4 Week 14 Schedule Released
https://www.iracing.com/iracing-2024-season-4-week-14-schedule-released/

新コンテンツをフィーチャーしたシリーズ(リリース後)

  • 13th Week GT3 Challenge – Fixed (新車 Acura や 新コース Thruxton を含む; 天候は毎日変わります)
  • 13th Week Funny Forecast: GT3, GT4, BMW M2 CS @ Nurburgring Nordschleife (雨予報)
  • 13th Week Wet and Wild: Supercars Gen 3, Toyota GR86 (雨予報)
  • 13th Week Shiny New Shakedown: Supercars Gen 3
  • 13th Week BMW 12.0 Challenge: BMW M2 CS
  • 13th Week World of Outlaws Sprint Car: 305 Sprint Car (Huset’s 含む)

Ranked Series

  • Oval Series
    • Winter NASCAR iRacing Series
    • 13th Week Street Stock Challenge
    • 13th Week Trucks – Fixed
  • Sports Car Series
    • 13th Week Mazda Cup
    • 13th Week Ferrari GT3 Challenge
    • 13th Week Porsche Cup Series
  • Formula Car Series
    • 13th Week FF1600
  • Dirt Oval Series
    • 13th Week Dirt Street Stock Challenge
    • 13th Week DIRTcar Pro Late Model – Fixed (Huset’s含む)
    • 13th Week Midget Cup (Huset’s含む)
  • Dirt Road Series
    • 13th Week iRacing Rallycross Series
    • 13th Week iRacing Rallycross Lite

Unranked Series

  • Oval Series
    • Pickup Cup
    • Dallara Dash
    • Carburetor Cup
    • 13th Week iRacing Blizzard Series: Late Model
  • Road Series
    • 13th Week Battle of the Little Wings: Williams FW31, Lotus 79, Lotus 49 (雨なし)
    • 13th Week iRacing Figure GR8: Street Stocks, Mini Stocks
    • 13th Week iRacing Tube Frame Twister: Street Stocks (雨なし)
    • 13th Week iRacing Prototype Challenge – Fixed: GTP, LMP2 (雨なし)
    • 13th Week Ridiculousness: GT3, Supercars Gen 3, BMW M2 CS (リリース後, 雨なし, Thruxton含む)
    • 13th Week iRacing Spec Racer Ford Challenge (リリース後, 雨なし, Thruxton含む)
  • Dirt Oval Series
    • 13th Week Pro 2 Dirt Oval: Pro 2 Lite
    • 13th Week Super Slide: Big Block Modified, Dirt Street Stock
    • 13th Week Mudskipping: Skip Barber Formula 2000
  • Dirt Road Series
    • 13th Week Symkhana: Renault Clio, Toyota GR86 (ラリークロス)
    • 13th Week 2×4 Off-Road Trucks: Pro 4, Pro 2 (ラリークロス, ショートコース, ダートオーバル)
    • 13th Week Dirt Ridiculousness: Pro 2 Lite (ショートコースのみ)

Time Attacks

  • Hill Climbs
  • Porsche Experience Center: Porsche 911 GT3 Cup (992)

Thruxton Circuit

次期ビルドと共にリリースが予定されている新サーキット、スラクストンの動画が公開されました。


https://www.youtube.com/watch?v=fN5RKKXIVZU

iRacing Development Update – 2024/11

次期ビルドのこと、さらに将来のこと、エグゼクティブプロデューサーの Greg Hill が開発の現状を伝えてくれました。
https://www.iracing.com/iracing-development-update-november-2024/
https://forums.iracing.com/discussion/70149/iracing-development-update-november-2024/p1

まとめて紹介します。


(新しい反射/Specularレンダリングのショット)

来たる2025シーズン1向けの新ビルドは、日本時間では2024/12/11未明のリリースが見込まれています。
このビルドで登場する新車はロード車両が中心となっています。オーバルについては 3月のシーズン2ビルドに期待してください。

今後数週間で画像や動画などが次第にオープンにされていきます。

なお、実際のシーズン1ビルドにはここで紹介された以外にも多くの内容がリリースノートでのサプライズとして残されているようです。

素晴らしいユーザーコミュニティのおかげでiRacingはこの1年も発展しました。新規・更新・カムバックに大幅な割引を行うブラックフライデーをぜひチェックしてください。紹介プログラムの活用もお忘れなく。

2025s1 新コンテンツ

新車

豪州スーパーカー Gen3 Chevrolet Camaro & Ford Mustang

  • 現行スーパーカーFord Mustang GT, Holden ZB Commodoreの購入1年以内ならiRacing Credit発行
  • 現行スーパーカーはレガシィコンテンツとなり、オフィシャルシリーズでは使用されなくなります

BMW M2 CSR

  • 基本コンテンツとして無償提供されるルーキークラス車両(ルーキーとGT4の中間)
  • BMW M2セーフティカーも追加される

Acura NSX GT3 Evo 22


  • ドライブが楽しいのはもちろん、美麗なグラフィックにも注目
  • IMSA Endurance 10台目のGT3車両

Ferrari 499P

  • フェラーリとの開発は広範囲でマラネロ訪問や実車開発チームやドライバーとのコラボレーションも行った
  • 16台が参加する耐久シリーズやPrototype Challengeシリーズに追加

新コース

Thruxton

インフィールドの滑走路も走行可能

Huset’s Speedway

3/8マイルダートオーバル

New Hampshire Motor Speedway (Refresh)

NASCARリフレッシュプロジェクトで最新仕様化を行う最初のコース

コース所有者には無償でアップデートを提供

Las Vegas Motor Speedway (Refresh)

NHMSと並行して作業中だが12月ビルドに間に合うかどうか


1.新コンテンツについて (イマココ)
2.新機能について
3.進行中・将来の開発について
4.将来の登場が見込まれるコンテンツについて

iRacing Development Update – August 2024

次期ビルドのこと、さらに将来のこと、エグゼクティブプロデューサーの Greg Hill が開発の現状を伝えてくれました。

https://www.iracing.com/iracing-development-update-august-2024/
https://forums.iracing.com/discussion/66274/iracing-development-update-august-2024/p1

シーズン 4 登場予定

  • Cadwell Park, Spa Update(努力中 ※今後スパ側の更新を数年に渡って追いかける計画)
  • BMW M4 GT4 Evo, McLaren 720S GT3 Evo, Mini Stock (Asphalt) (無償)
  • 雨の降り始める時間の設定
  • リプレイでの予選可視化
  • ダート改善
  • マルチメーカー・マルチクラスのスプリット改善
  • ロード/レンダリング改善により最大同時14車種
  • レインタイヤ装着: TCRクラス(Audi RS3, Honda Civic Type R, Hyundai Elantra, Hyundai Veloster)、Renault Clio、Ford FR500S

将来に向けて進行中

  • タイヤモデル・物理エンジンの改善
  • DX12
  • 新シムUI
  • コースアップデート: Zolder, NHMS, NASCARコース,,,
  • 進行中: Croft, Thruxton, The Bend, Adelaide, Valencia, 米国F1コース, Huset’s Speedway, ダートロードコース
  • Assen反応なし、誰かー (※おかげさまで繋がりました)
  • 複数のGT3, Supercars Gen3, Legends car Update, NASCAR Cup Gen4 & ARCA, 新ダートロード車両, クールなプロジェクト…
  • オーバルリフレッシュフェーズ2 は大幅な改善目指して進行中

大量に提供されたスクリーンショット: 2024s4

Cadwell Park


新車


Spa アップデート

システム面

s4登場シリーズ画面からAI

レンダリングエンジンの最適化で低負荷な高精細描画を実現(テスト用仮想コース)

アンビソニックオーディオ

大量に提供されたスクリーンショット: 将来の

Zolder アップデート

新コース


システム面

タイヤ

DX12プロトタイプ



https://www.youtube.com/watch?v=yN9Ig009x_s

Development Update May 2024

iRacing が取り組んできたこと、現在進行中のこと、将来のこと、エグゼクティブプロデューサーの Greg Hill が開発の現状を伝えてくれました。まとめて紹介します。

iRacing Development Update: May 2024
https://www.iracing.com/iracing-development-update-may-2024/
iRacing Development Update – May 2024
https://forums.iracing.com/discussion/62056/iracing-development-update-may-2024

最近の iRacing より

  • iRacing Weather System には満足しながらも参加率に悪影響を及ぼす可能性がありましたが、雨が降るシーズンの累計では非ウェットセッション参加者の 91% がウェットセッションに参加していました!
  • iRacing Sebring 12時間レースでは、ユーザー個別には 37%、チームでは 46% の増加でサーバーは 7.8TB を超えるデータを送信しました!
  • マルチクラスの IMSA シリーズはとても良かったが GTP ウェットタイヤでもっと良くなるはずです。シーズン 3 リリースでの改善が期待されます。
  • シーズン 3 はロックアップの対処が少し簡単になります。
  • ビデオドライバーやパーティクルに関連したシムのクラッシュが増加していて安定性に課題があります。このような経験をしている皆様にお詫び申し上げます。非常に深刻に受け止めています。舞台裏では多大なエンジニアリングリソースを投入してきました。そこには Nvidia や PopcornFX のビジネスパートナーと協力して修正に取り組む最上級エンジニアも含まれます。また、問題を解決して安定性を高めるためにトラッキングと修正のために問題の可視化に取り組み、以前よりも迅速に修正を配信できるようになりました。
  • 雨でレースサーバ負荷が増加して悪影響を及ぼすことがありました。エンジニアリングチームが最適化して事態を改善するまで支えてくれた運用チームに感謝します。より優れたリアルタイムメトリクスを提供する進行中のプロジェクトにより、運用チームとエンジニアリングチームがレースサーバーのパフォーマンスを洞察できるようになり、応答性、安定性がさらに向上するはずです!
  • iRacing Weather System はインディ500のような独立予選形式のイベントの機会も提供できます。新システムによって静的な天候で平等な予選を行えると同時に、レース中には動的な天候システムを最大限に活用できます。これはコミュニティからの長年の要望でした。
  • スタジオ閉鎖などもあってゲーム業界では多くの人員削減が行われ、業界の不安定さが懸念されますが、iRacing においては健全なビジネスであるとのこと。

2024 Season 3

数週間後に迫るシーズン 3 で期待される改善・コンテンツ追加について。

Street Stock

新しいストリートストックボディを 2つリリース予定。2台を 1つのパッケージにして販売。無償の車両だけでも問題ない、あくまで多様性のオプションです。


GT3

GT3は重要な部分を占めており、GT3/IMSA/耐久シリーズを新たな高みに拡大することを目指してアメリカを拠点とする 2台の新 GT3 車両がリリースされます。詳細は近日。
https://twitter.com/FordPerformance/status/1790766337217769549

これに関連してパフォーマンスと最適化によってセッション内最大車種が 13台に増えます。


Circuito de Navarra

スペインのナバラサーキットが無償コースとしてリリースされます。


Sachsenring

歴史あるドイツのザクセンリンクがリリースされます。


Oswego Speedway

オンタリオ湖近くのダート&舗装オーバルがリリースされます。ダートが間に合わずに舗装オーバルだけでの初期リリースとなった場合にはパッチでアップデートとなります。


Vehicle Dynamics

レース車両の継続的な改善に取り組んでいます。

  • レインタイヤ供給: Porsche 992 Cup, Mazda MX-5, GT4 クラス, Ligier JS P320
  • 車両力学部隊にはレース業界でプロの空力専門エンジニアもいます。チームはNASCARと協力してNASCARクラフトマントラックの空力を再設計しました。これには非常に詳細なCFDシミュレーションが含まれ、最新のボディ設計と現実のレース戦略を反映しています。より新しく包括的なデータがよりリアルで正確なコーナリングと直線スピードにつながります。
    我々の運動学モデルと組み合わせた高詳細CFDモデルの構築によって、現実のレースプログラムと同じスタイルの高レベル空力シミュレーションを実行できるようになります。
  • 現実ではフォーメーションラップでタイヤとブレーキに熱を入れることができますが、すぐにレースを始められる利点のために、iRacing ではこれを行わないことにしました。レース開始時にはマシンに妥協が生じます。スタンディングスタートが難しい場合がありますが、事前に調整されたタイヤとブレーキを提供するプロジェクトに取り組んでいます。シーズン 3 のこととしてここに取り上げてはいますが、さらに先のアップデートとなる可能性があります。
  • まったく同じように製造されて同じエンジニアが組付けたとしても、現実には同じクラッチは 2つとありません。物理的な変動、摩耗、語りつくせないほど多くの要素が絡んでいます。現在の機械的なものでなく、よりリアルなクラッチシステムの開発に取り組んでいます。

UI, Web, Design initiatives

UI は継続的に改善・拡張がリリースされていますが、シーズンビルドでは以下の改善が予定されています。

  • AI シングルプレーを再編成して使いやすさを向上します(AI サービス見直しの最初のステップ)。
  • 従来の Web バージョンから大幅にパフォーマンスを改善してドライバー統計機能がようやく登場。
  • ラップチャートとグラフがリザルトに追加。
  • より良い洞察を提供するために様々な視覚化を模索しています。
  • 従来のメンバーサイトの「廃止」を進めるためのステップがまたひとつ進みます。シーズン 3 ビルドでメンバーサイトを縮小し、アカウント管理機能にフォーカスしたサイトとなります。
    https://forums.iracing.com/discussion/62065/notice-for-season-3-2024-summary-of-legacy-membersite-features-sunset
  • Web バージョンの UI を使ったことがなければチェックしてください。そこからレースを起動したりペイントキットを使用することはできませんが、それ以外にはアクセスすることができるのでブックマークしてください。
    https://members-ng.iracing.com/

完全版は直前に公開されるリリースノートをお待ちください。

Rendering and Graphics

iRacing は将来に備えてコアテクノロジーとシステムの最新化に重点を置いてきました。

グラフィックスとレンダリングの進歩は最優先事項であり、過去数年間にわたって業界をリードするレンダリングアーキテクト複数名をチームに迎え入れてきました。このチームには最近、iRacing でのグラフィックスとレンダリングの将来に向けたロードマップ作成という重要なプロジェクトが任されました。
プラン作成にはシムとユーザーの要件を理解することが重要でした。iRacing は信憑性とリアリズムを基盤としています。競技のため、トレーニングのため、趣味のため、ここにいる理由には関係なく、物理学ファーストで、高速で、モニタ数やVRやモーションプラットフォームなど様々な世代のハードウェア環境で見事に動作する体験を提供することが重要です。
iRacing がサステナビリティを目指して構築された製品であることを理解することも重要です。私たちは今日、明日、来年、そしてすぐに来る 2030年代にも、一緒にレースをすることでしょう。iRacing のグラフィックスエンジンがこの旅のために構築され、メンテナンスやアップグレードをコントロールすること、そして残りのシステムとシームレスに統合されることが重要です。

適正評価の一環として、素晴らしいサードパーティエンジンのいくつかの評価を行いました。それらはアートワークをグラフィックエンジンにパイプできて表面レベルではすぐに使える美しい見栄えのするもので優れたツールとパイプラインも提供しますが、私が共有した要件に照らし合わせると、それらのエンジンが iRacing にフィットするとは考えられませんでした。

それを念頭に置いて選択した、テクノロジーと私たちの要件を合わせて目標を実現するための道のりを皆さんと共有できることをうれしく思います。私たちは将来のグラフィックスエンジンを私たち自身で構築します。誤解のないように言うと、それは現在のグラフィックスエンジンとその機能を最新の API コールに置き換えることではありません。最新原理を活用し、最新の GPU テクノロジーのとんでもない能力を最大限に生かしてあるべき方向に導きます。

技術面では新しい進化がすでに始まっています。実際、チームはほんの数週前に iRacing のコースを初歩的なバージョンのレンダラーに正常にロードするという節目に到達しました!(画像の左半分)

シンプルに見えますが大きな前進です。ただし、期待が適切に設定されることが重要です。これは忍耐が必要なプロセスです。進捗するにつれて、現在のレンダラーの改善とサポートも継続されます。実際、できるだけ皆さんに改善をお届けするために、最初に現在のレンダラーに戦略的に構築するシステムがあります。

Web and Design

iRacing の AI は継続的に改善することを中心に構築されています。ただし一部機能は UI からアクセスするのが難しい場合があるので改善に取り組んでいます。はじめに、AI 「シーズン」テクノロジーに取り組んでいます。

シーズンがどのように作られ、どのように管理維持されるのか、理解することが必要です。そこから、iRacer に様々な体験を提供する扱いやすい構築済みパッケージを提供します。例えば、「Special Event」AI パッケージは来たるイベントの準備や、似た体験を自分のペースで楽しむのに役立ちます。

レースシーズンも同様で、クリックだけでレースシーズンのカレンダーが表示されたら便利です。さらに、現在の車両の自動イメージではなく、各 AI パッケージにカスタムアートワークを適用できるようになりました。

UI を通じて iRacing の構造を紹介する方法の見直しを継続していきます。

  • レースシリーズを見つけて迅速に効率的にレースに導くより良い方法
  • 初めてのインストール、パッチ更新、コンテンツ購入、といったインストールと更新についての改善

Career Mode

時期尚早ながらキャリアモードの取り組みは広範囲にわたり、毎週目まぐるしく進化しています。
iRacing のキャリアモードはこれまで構築したものの多くを活用しますが、私たちが設計した体験を提供するには新しいシステムが必要で、多くの既存システムに新機能が必要です。ひとつ紹介するとゲームのセーブのような機能を提供するフレームワークを作りました。この技術の基礎部分は Active Reset から始まっており、それを拡張し続けています。

Audio

Aussie Greg と Blaine がまとめた Audio Developer Blog はもう聞きましたか?まだならぜひ聞いてください!

https://www.youtube.com/watch?v=EH_i_ABPaeA

チームは引き続きコアオーディオテクノロジーの再構築に重点を置いています。最新機能のフレームワークを提供し、最後にはオーディオ機能を転換します。レインサポートで減速しましたがそれは単なるピットストップでありチームは将来に向かって全力で進んでいます。

Ongoing Development Misc

現在進行中のことをご紹介。

  • エンジニアリングチームは多くの物理エンジンとタイヤモデルのプロジェクトを進行中です:
    • FFB の改善。高いティックレートと関連するタイヤ改良に加えて、ドライバーが感じるべきトルクを正確に生成し、よりスムーズで速く、安定した体験を提供します。
    • タイヤモデルの進化が進行中で大幅な進歩を遂げました。タイヤインターフェースコードを再構築してより効率的にしました。タイヤ形状と同じようにコンタクトパッチのモデル化方法も見直しました。これにより形状全体の動力学と摩耗がより正確になり、モーメントも向上します。
    • 最新PCハードウェアをより効果的に活用するために、再設計されたより正確で低遅延のコア物理学エンジンと結び付けます。
  • NoesisGUI によるシム内 UI の書き換えは引き続き進んでおり、他のゲームで完全な NoesisGUI 実装を構築した請負業者グループを追加してサポートされています。プロセスが転換してデザイナーが以前よりも直接的に貢献できるようになります。
  • オーバルリフレッシュもフェーズ 2 リリースに向けて継続的に進められています。完全な透明性でコースや車両と動力学ベースのシステムに関わる複雑なプロジェクトで、未踏地域への探索です。これは重要な取り組みです。準備が整ったと判断すればリリースします。

Upcoming Content

今後登場予定のコンテンツについて。

Spa

アップデート鋭意開発中!


Zolder

完全リマスターされた Zolder が 9月にリリースされる予定です。


Mini Stock

9月予定で Mini Stock cars に取り組んでいます。


Sonoma

数週前、Sonoma を再スキャンした翌日に新舗装がテストされました。典型的な iRacing の運ですがまたやります。すべての NASCAR コースをリフレッシュする取り組みの一環です。


NASCAR 2003 Gen4

Dale Jrがシェアしていたように、2003年シーズンに基づいた Gen4 車両をリリースする予定です。インターミディエイトとスーパースピードウェイの両方用のボディを持ちます。この年は私たち多くにとって特別です。


Dirt Road

ダートロードレースにより良い車両と新しいコースレイアウトを提供して活性化を図ることに取り組んでいます。詳細は近日。


iRacing photographing…

たいていの場合、世界中で私たちが車両やコースの写真を撮っているのを見かけたらそれは近日登場を意味します。そう、最近は現行犯で見つかることが多いので変装を始める頃合いですね。


Australia

オーストラリアで多くのことが浸透してきています。詳細は近日。


England

前回イギリスにスキャンに戻る計画を話しました。チームはこの数週間多忙にしていて 3つのサーキットでドローン空撮や写真撮影とスキャンしていました。


shocking vehicle

前回チラ見せした shocking 車両について、shocking の意味をダジャレやヒントと考えていた人が多かったですが私はそれほどクリエイティブではないのでそれはたまたまでした。実際、考えてみると iRacing を未開拓領域に推進する車両関連のプロジェクトが複数あります。待って、ダシャレになってました?

Discount Programs

割引プログラムについてご存じない方もいるようなので、また復習として、概要を示します。

  • カートに入れたコンテンツ数に応じて 10 – 30 % の段階的な割引があります。
    Volume Discounts – iRacing.com https://www.iracing.com/volume-discounts/
  • レースするだけでシーズンあたり最大10ドル分のクレジットを獲得できます。
    Race Participation Credit Program – iRacing.com https://www.iracing.com/race-participation-credit-program/
  • 友達を紹介すると10ドル分のクレジットがもらえます。
    The iRacing Referral Reward Program – iRacing.com https://www.iracing.com/the-iracing-referral-reward-program/

さらに、新規ユーザーだけでなくまだ購入したことのない既存メンバーにも恩恵のある 1回限りの割引、初回購入で最大 2つのコンテンツが 10% 割引、を導入予定です。これはさらに大きな割引が適用される場合には重複して適用されません。

Final thoughts

最後に。
長文にお付き合いありがとうございます。次回のためにもっと残しておかなくてはいけませんね。つまり、私たちは非常に多くの魅力あるプロジェクトに取り組んでいるということです

今後数年間でコードベースと機能面で大幅な最新化を図りながらシーズンごとに製品が進化していくのを見るのはとても楽しく、それを実現できるチームであると確信しています。

Autodromo Internazionale Enzo e Dino Ferrari

ひとつ前の記事でImolaも順調に交渉中、と書いたところでしたが、合意に達したとのニュース。
春のイタリア旅行でスタッフはMonzaとImolaを周ることになるのでしょう。
繰り返しですがMugelloはこのタイミングで入ることはないでしょう。大きな金額を要求されているとか。

etc.

Monzaの古いオーバルレイアウトについては、現存しているパートをスキャンすることはできても、ストレートのオーバーラップする部分のスキャンやレース制御に困難な部分があって、それを克服できないと収録はできないだろうとのこと。

製作優先度はそのときどきで変化するため、リリース時期などの予定は変更されることがあります。COTAや今回のイタリアの2サーキットは、英国サーキットよりも製作タイムラインに割り込んでくる様子。レースカーについても、例えばホンダBTCCマシンは新車への切り替え時期もあっていつそれをするのかも悩ましい問題のようです。契約済みのものすべてがアナウンスされているわけではないし、例えばタイムラインにも載っていないサーキットが 5つ以上控えており、金を掛けてもiRacingにコンテンツを収録したいというものも出てきているので、タイムラインは頻繁に動いている状況だとのこと。

とは言え、英国トラックはいつになるねん??という声があるのと同様いやそれ以上に、筑波ですよ。すでに製作も進んでいて2013年中にはリリースされそうだったのに、やはり世界的に見るとマイナーですからそのタイムラインにはビッグトラックに割り込まれてばかりです。いったい、いつになるのでしょうかね。。。

ちなみに、次にリリースされるロードトラックはおそらくCOTA、オーバルはLucas Oil raceway、いずれも 1月のビルドには入らない見込み。そして次に来る新車はSuper Late Modelでこちらは 1月ビルドに入ってくるでしょう。

BTCC


http://www.iracing.com/iracing-com-adds-four-british-tracks-btcc-honda/
British Auto Racing Clubとの契約締結により、Thruxton、Croft、Mallory ParkがiRacingに加わることになりました。また同時に、Motorsport Visionとの契約でSnettertonもiRacingに加わることになりました。これによって、Silverstone, Brands Hatch, Oulton Park, Donington Parkとあわせて英国サーキットは計8箇所収録されることに。HPD ARX-01c、HSV-010に続くホンダ車、Civic 2KCとともに、バーチャルにBTCCが再現できることになりますね。
今夏以降Doningtonからレーザースキャンを始め、Silverstoneの再スキャンも行われる予定。Civicは今年の終わりから作業を始める予定で、2013年のリリースを見込んでいるとのこと。