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Tag: Steve Myers

iRacing 公開質問

チャリティイベントとして行われたシャーロット4時間レースでは、イベント前に「寄付してくれたら質問に答える」と公言されていました。何が飛び出したでしょうか。

Steve Myersへの公開質問

シャーロット4時間配信中にあったSteve Myersへ最初の公開質問はNHRAは 5年以内にiRacingに来るか、2番目の質問はびっくりSuper GTは来ないのか、3番目の質問はインディアナポリスのアップデートについてでした。

質問に出てくるほど世界でもスーパーGTの人気があるんですね。かつてホンダ HSV-010 がサインに至ったとは伝えられていたものの、スキャンしたりデータ入手はチームの協力なしには行えずにそのまま立ち消えとなっていました。


ロードコースも再スキャンしてたんでしたっけ。

Steve Myersへの公開質問(2)

さらに質問がされていましたね。

LMDh のプランは進行中ではある模様。ホストでのマルチプレイセッションへのAI投入は9月ビルド。そしてモナコについて問われると、作り上げるのに相当なコストが掛かるプロジェクトであるものの、ロングビーチを完成させることができるほどに大きくなって進化したチームがあるので、それだけ大きなプロジェクトに対してもよりオープンだぞ、と。

これからも期待したいですね!

Greg Hillへの公開質問

Greg Hill への質問はレインの登場時期についてでした。

グラフィックもフィジクスも年内には動くものが作られそうですが年内にリリースされるかはまだ不透明ですね。流れる水のモデリングは、ドレインというキーワードでダイナミックトラックが拡張されているようです。またグラフィック周りではトーンマッピングやスクリーンスペースリフレクションと呼ばれるキーワードがありました。
グレッグは実際にウェットのイモラでiRacingを起動してみせたり、いくつかウェット関係のスクリーンショットを見せてくれましたよ。

iRacing Rain WIP CLIP
https://www.youtube.com/clip/Ugw6hRzyZ7icTxkVdOx4AaABCQ
※上記動画は非公開とされクリップも参照できなくなりました。

録画して公開された動画がありました。

https://www.youtube.com/watch?v=jWhcYazh8yk

シャーロット4時間配信レースはこちら

4スロット開催のうち 7/31(土)21:00が配信スロットとなり実質メインイベントとなりました。

4 Hours of Charlotte Motor Speedway Benefiting National Multiple Sclerosis Society
https://www.youtube.com/watch?v=5wISD8TtenQ
https://www.youtube.com/watch?v=5wISD8TtenQ

North Wilkesboro Speedway

現在では営業終了して荒れていたスピードウェイをきれいに掃除・スキャンしてiRacing上にデジタル・アーカイブとして蘇らせるプロジェクト。
ノース・ウィルクスボロ・スピードウェイは NASCAR がスタートしたときからレースを開催していた歴史あるショートオーバルです。デイル・アーンハートJrが iRacing にラブコールを送ったら、iRacing からは掃除して綺麗にしてくれるのならやろうかとのリプライが、というのが発端でした。これが実現され、ついに 6月ビルドと共にリリースされる見込みです。


https://www.youtube.com/watch?v=UNAyO19oIz0

日本時間 2020/05/10 am 4時から、プロドライバーを招待した Pro Invitational レースも開催、米国 FOX がTV中継する予定です。プレビューイベントとしては申し分ないですね!
https://www.nascar.com/news-media/2020/05/07/north-wilkesboro-pro-invitational-series-race-preview-gordon-wood/

なお、デイルJr によれば、以前より伝えられていた Nashville Fairgrounds Speedway に加えてHickory Motor Speedway も iRacing に登場見込みだとか(Nashville はすでに開発進行中)。

Red Bull GRC – iRacing インタビュー

https://twitter.com/RedBullGames/status/950298856037732354

Red Bull Games が iRacing.com 副社長 スティーブ・マイヤーズへのインタビュー記事を掲載しています。

Find out how Red Bull GRC makes iRacing the rallycross sim to beat
https://www.redbull.com/int-en/iracing-red-bull-grc-interview

すぐに時間がとれず2日ほど経ってしまいましたが、興味深い内容が含まれていますので、以下に和訳して紹介します。

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iRacing Development Update

副社長 Steve Myers が最新の開発状況を語ってくれています。
http://www.iracing.com/iracing_development_update_june_2016/

  • Oculus Rift に加えて開発陣は HTC Vive を入手して確認中。
  • ダート路面の開発は舗装路面のタイヤモデル開発にも大変役に立ち、ダートプロジェクトから学んだダイナミックトラックサーフェスのブレークスルーが9月ビルドで。
  • ダートプロジェクト自体の最初のバージョンがいつ来るかを述べるのはまだ早すぎるが、ダイナミックサーフェスのプロトタイプには近づいている。
  • ダートプロジェクトと共に進んでいるタイヤモデルはまだまだ作業はあるが、タイヤモデル V7 と言えそうなもので進捗はよい。
  • 路面グラフィックスはダートプロジェクトの多くの時間を占め、かなり未知の領域だが動くものを作って iRacing 標準レベルへ高めていく。
  • コンテンツ面のDirt Late Modelはほぼ完了、Super Late Model, Limited Late Model, Late Model Stock の 3バージョン(エンジン違い)が含まれる。
  • 標準コンテンツのStreet Stockにダート用パッケージも用意する。
  • ウイング付き Sprint Car を来週スキャン予定。
  • EldoraとWilliams Groveが最初のダートトラックであり、走行ライン自体の開発作業は終えていて取り巻くアートワーク作業を行っている。
  • 標準コンテンツ、おそらくUSA Speedwayのダートバージョンも作成する。つまり標準コンテンツにダートトラックが含まれるということ。現実のトラックに500トンのダートが敷かれたことを想像しよう。
  • Ford Fiesta GRCマシンもよい進捗をしている。フィジクス面ではまずハンドブレーキのモデル化を終えた。
  • 初期のラリークロストラックとして、既存トラックに、現実には存在しないFunレイアウトを追加する。
  • 次にリリースされるトラックはLe Mans。9月ビルドに間に合わせようとアートチームはハードワーク中。しかし実際のところ Nordschleife よりもアートワーク面は困難なトラックです。
  • 時間遷移はリストにあるがLe Mansのリリースには間に合わないだろう。
  • UIに関する長期プロジェクトも初期リリースに近づいている。オフィシャルシリーズにはシム内のUIからJoinするようになる。年末までにリリースすることを目標にしているが、まずは DX11 同様ベータ版として互換性とパフォーマンスのテストから始めることになるだろう。
  • かつての GPL Rank のようなタイムアタックコンペティションでは、シーズンごとにどのトラックでもいつでもホットトラップを行ってシーズンのベストラップを記録する。詳細は今後プレビューなどで明らかに。
  • グラフィックエンジニアはDX11の仕事を完了してグラフィックエンジン全体を刷新。
  • Aussie Greg Hillとさらにあと二人のサウンドエンジニアがエンジンに限らずマシンの個別のコンポーネントごとに新しいサウンドに取り組んでいる。
  • 新しいドライバーアニメーションモデルにはまだ作業が必要。まず 9月ビルドではピットボックス内のチームクルーに適用予定。
  • フラッグは風に吹かれるアニメーションが追加されるだろう。

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開発状況 2015/11

かつてはCat Herderブログとして定期的に書かれていた上級副社長Steve Myersのブログより、開発状況をお知らせ。

12月のビルドに限った話でなく、しかし全てを語るつもりはないし、約束もしない(たとえ12月ビルドに来ると言ったとしても!)。

いつものように、多くのものを開発中で、中にはみんなをぶっ飛ばすような(未公表の) big tickets items も。素晴らしいコミュニティのサポートがなければここまで来れなかったのでとても感謝しています。

Web & UI, Infra

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  • リニューアルされたパブリックサイトhttp://www.iracing.comと同じテイストでメンバーサイトとユーザーインターフェースをオーバーホールする。現時点でUIフロントエンドのデザインはほぼ完成、実装していく段階に。(=12月ビルドでは来ない)
  • 巨大な「behind the scenes」プロジェクトとして、バックエンドのハードウェアや技術面をアップグレード。商用製品からオープンソース製品へとインフラ技術を移行しようとしている。大人数が参加するビッグイベントでのサーバースケーリングに有利になる。最初のステップはもっとも危険が大きく、変更を最小限にするためにダイレクトに移植してリスクの最小化に努めている。しかしOS、運用手順、監視手法、キャパシティプランニング、ベンダー独自だった仕様、実装方法、といった基本的なインフラは完全に新しくなる。これらの最初のステップとともに、よりスケーラブルな機能セット、継続的なインテグレーション(統合)、テスト、デプロイ(展開・配備)を可能にする。

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McLaren MP4-30 F1

  • 今年のパフォーマンスは芳しくないが、これまで誰も開発していない、最も技術的に高度な車両をこれまでにないほどのディテールでお届けできる。
  • 3週間前に新しいCADデータを受け取った。
  • 今日のF1技術として想像されるすべての技術を組み込もうとしている。
  • ERS(Energy Recovery System/ターボ・ブレーキの熱エネルギー回生システム)を実装するためにエンジンモデルを再設計した。
  • 電力バンクによる推進力を生むMGU(Motor Generator Unit)を使ったオーバーテイクとリチャージのためのマネージメントや、レースを走りきるための燃料マネージメントが必要になる。
  • DRS(Drag Reduction System)も実装し、各トラックで基本的に 1-2 のDRSゾーンが設定され、前車との関係で使用可能となる(予選やプラクティスでは前車に関係なく使用可能)。
  • この新しいF1のリリース時、F1で使用される主なトラック群にDRSゾーン設定が追加されたあと、徐々に他のトラックにも追加されていく。
  • McLaren MP4-30開発の最終的なゴールでもある複数コンパウンド(レース中の両コンパウンド使用が必須)の採用については、12月ビルドでは実装されないが、2016年のiRacing World Championship Grand Prixシリーズまでに実装する計画。

ニュルブルクリンク

  • NordschleifeとGPコースを別トラックとしてリリース、2つを組み合わせれば24時間レース用レイアウトが使えるようになる。リリース後にホットラップ競技で使われるツーリスト設定を含む全部で12のレイアウト。
  • ニュルのリリースだけで興奮しているわけではない。トラックの共同オーナーにiRacingを訪問いただいて、我々が如何にして共に前進できるか、VLNシリーズなどについて話し合いを行った。
  • ニュルのツーリスト設定において何台の車両を使えるようにするか、として始まったプロジェクト。ピットロードの限られたスペースでどれだけの車両を使えるようにするか。12月ビルドではDaytona, Sebring, Spa, Nurburgringで最大60台となり、今後このトラックリストを拡大していく計画。

Oval

  • Southern National Motorsports Parkが12月ビルドで。もしかしたらビルドリリースに間に合わないことがあるかもしれないが、その後すぐにリリースされる予定。

Sound

  • 12月ビルドにはサウンドのアップデートもある。
  • 車両のサウンドアップデートと、デブリ、タイヤのサウンド。

Graphic

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  • 前ビルドで実装した新しいパーティクルシステムはそのターゲットとする利点を逃してしまった。バックファイア、グラベル、芝、ダート、マーブルが次期ビルドで新しくなり、コクピットのライブ感にドラマチックな違いをもたらす。
  • これらデブリはただのエフェクトというだけではない。タイヤに拾われ飛ばされトラクションに影響する。ビルドにまだ含まれないかもしれないが、オープンホイールでは視覚的に確認できるようにタイヤ上のデブリを見えるようにする計画。
  • このパーティクルシステムのもう一つの視覚的なエフェクト、スモーク。ハイ・ディテールでシムを起動できればそれらを目にするだろう。バーンナウトはこれまでになく美しくなっている。
  • DX11はこのビルドでは来ないが、進捗はとても良い。すでにアルファテストを進行中で、素晴らしいフィードバックを得ている。現時点ではDX11専門のアルファテスターを数名置いている。
  • 大多数のシェーダーやエフェクトシステムは新しいグラフィックAPIに移行された。そのプロセス上、いくつかのシステムはパフォーマンス向上のために書き直すことになった。特に注目すべきは、DX9でのDepth of Field実装のような後処理システムで、書き直したことで将来的にエフェクトの追加がやり易くなった。
  • さらにDX11の作業の一部としてOculus Rift 0.7 SDKサポートの実装に関する作業もスタートさせている。
  • まだ少し作業は残っているが、多くの進捗を見た。ここで明確にしておこうと思うが、Windows 7以降の64bit版、それ以外は終焉を迎えることになる。ニュルブルクリンクを走るには 6GBのメモリが必要になるだろう。サンタにPCアップグレードをお願いしないと。

その他の開発パイプライン上にあるコンテンツ

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  • Mazda Global MX-5 Cup carは、実際にレースカー開発の手助けをしていたのでフィジクス面では完成している。つい最近ボディキットが最終決定されたので、今週ボディをスキャンする予定。新しいMX-5が完成したら、オフィシャルシリーズでは車両を入れ換えることになる。そこには無料の基本パッケージも含まれる。
  • Mercedes AMG GT3とAudi R8 LMSが 3月ビルド、2016シーズン2 の iRacing Blancpain GT シリーズに追加されることになるだろう。
  • Formula Renault 2.0も開発中で来年前半には完成させたい。
  • Imolaが次のメジャープロジェクトとして3月ビルドの見込み。
  • Le Mansはでき得る全てを行っても来年 6月の完成は難しいだろう。

Cat Herder

Steve Myersから半年ぶりの新しいCat Herderブログがきました。
http://www.iracing.com/a-day-in-the-life-of-a-cat-herder-xvii/
前回(2012年8月)はこちら。 http://www.shupop.com/iracing/2012/08/14/cat-herder-201208/

Steve Myersは主にライセンス関連を担当している製作責任者兼上級副社長であり、今回のようにブログ形式だったり、ツイッター @iRacingMyersでも、開発や契約の状況を発信してくれています。iRJAでも、@iRacingJAからRTしたり、拾えた情報を日本語でお伝えしたりしています。

さて、今回はどのような情報を伝えてくれているのでしょうか。
以下、日本語で翻訳してみました。

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