次期ビルドのリリースノート。
http://members.iracing.com/iforum/thread.jspa?threadID=81223
週周半ばで次期ビルドリリース、週末か来週アタマに再度アップデート、かな?
以下、長くなりましたが和訳。
Multi-Class
複数車種、複数クラスのオフィシャルシリーズならびにHostedセッションをサポートします。
こういったセッションに入る際、マシン選択画面でどのマシンに乗るのかを選択します。常に同じマシンでシリーズを走る場合や、いつも選択画面を出したくない場合は、以後マシン選択画面を表示しないようにすることもできます(その場合でもシリーズのマシン選択画面でEnable Multiclass Popupボタンからマシンを変更できるようにできます)。ただし、セッションに出走登録した後はマシンの変更はできません。
Hostedセッションを作成する場合、+/-ボタンを使って最大で3種類までのマシンを使用でき、それらのマシンを1つのクラスと扱うのか、マシンごとに 1クラスの複数クラスとするのかを設定することができます。
使用できるマシンを追加するほどに、シムのロード時間は長くなり、メモリ使用量が増加します。マシンパワーの低いPCではビデオメモリが足りずにシムのロードに失敗するケースがあることに注意してください。
複数車種が設定されたセッションに入るには、すべてのマシンを所有している必要があります。
マルチクラスセッションのリザルトページには、総合結果表示とクラス別結果表示を切り替えるボタンが表示されます。
Join a Raceページにはどのマシンが設定されているか表示されます。
マウスオーバーによるポップアップには何人が出走登録しているかがクラスごとに表示されます。また、マルチクラスでの開催を示すアイコンが表示され、各ドライバーが選択したマシンが表示されます。クラスごとにフィルターした表示も行われます。
シリーズ一覧ページでマルチクラスシリーズのみを表示できるようになりました。
マルチクラスシリーズでは、同時に複数の競争があることに注意することが重要です。シリーズランキングもクラスごとに集計されます。
以前のリザルトやリプレイページもクラスフィルターで拡張されます。
ドライバーのStatsページでの最新10レース表示や最新3シリーズ表示は、シリーズとマシンを表示するよう改修されます。
シム内のエントリーリストやリザルト、ブラックボックスでは、カーナンバーの背景色がクラスによって色分けされます。F2, F3ブラックボックスでは、カーソルキー左右で表示を切り替えたり、スペースキーで表示を戻したりすることができます。F1ブラックボックスでは、クラスごとの順位で前後ドライバーが表示されます(先頭か最後尾だった場合、自分のクラス以外の先頭または最後尾ドライバーが表示されます)。
Service Status Gadget
アナウンスフォーラムの最新投稿が表示されるようになります。
Race Panel Series Selection
簡単にシリーズ選択できるよう拡張されます。
Splits / Deltas
セクタータイム表示システムが追加されました。
これはドライバーの学習援助ツールです。クライアント側で動作し、サーバとの通信は行わず、レースコントロールやスコアには何も影響しません。
レーストラックはいくつかのセクターに分割されます(オーバルトラックは半分でセクターに分割されます)。セクター及びラップごとに、自己ベストとのデルタ表示がなされます。インシデント等があった場合、そのセクターには「*」が付いて表示されます。システムはセッション中のベストタイム及びセクターベストを保持し、セクターベストをつなげたタイムをOptimal Lapとして生成します。それまでで最高のベストタイムとセクターベストは記録として残ります。
7通りの表示形式をタブキーで切り替えできます。
- 表示なし(タイム収集は行われます)
- 過去の自己最高ラップタイムとのデルタ表示
- Optimal Lapとのデルタ表示
- Optimal Sectorとのデルタ表示(セクターごと)
- セッション中の自己ベストラップとのデルタ表示
- セッション中のOptimal Lapとのデルタ表示
- セッション中のOptimal Sectorとのデルタ表示
システムの表示はセッションに入った直後は常にOFFです。グリッドに付いたときにもOFFされますが、再び表示させることはできます。レース中はそのレースセッション内でのタイムとのデルタ表示しかされません(レース中に過去の自己ベストとのデルタ表示はなし)。
このシステムはデルタバーとデルタタイムで構成され、ちょうどバーチャルミラーの下の見やすい位置に表示されます。
デルタバーは中央から左に伸びると遅れをとっていること、右に伸びると上回っていること、そしてその大きさはロードコースでは+/-2秒、オーバルでは+/-0.5秒の範囲を示していますが、app.ini で値を調整することもできます。デルタ値は +で赤いと遅れ方向、-で緑なら速い方向、白はほぼイコールであることを示し、そのときの走行に応じて変化しながらデルタバーの下に表示され、バーと共に移動します。
もうひとつ、左下にインフォメーションパネルがあります。上部に直近のセクターが表示されていて、一番上が現在走行中のセクターのカウントアップ表示(金色)、次いで直前のセクタータイム、そしてそれまでの 3つのセクタータイムが薄く表示されます。そしてスプリット/デルタの比較対象が表示されます。
各セクターで表示されるタイムがセッション中での自己ベストを記録した再には、紫で表示されます。
リプレイ画面の右下にはSplitsタブが表示されます。このタブを開くと、スプリット概要が表示され、そこではClear/Replaceボタンで編集することができます。
Networking
ボイスチャットの帯域を調整したので、チャットによるマシンの点滅はなくなります。
メンバーサイトのアカウント画面でダイヤルアップ接続を選ばなくても、app.iniの[graphics]セクションに新設されたオプション「serverTransmitMaxCars」を使って、レースサーバから情報を送信するマシン台数を制限することができるようになりました。これはマシンパワーの低いPC用です。これが高い値であっても、すでに帯域を使い切っている場合には、それ以上の台数のマシン情報が送られることはありません。設定値は10から64で、グラフィックオプションのMax Cars設定が記録されます。
Race Control
ドラフティング効果を上げるため、接触判定ない状態でも他のクルマと重なったまま留まっていた場合のペナルティが追加されました。ピットレーン外側で他のマシンと5秒間重なったり、10mphの速度違反には黒旗が振られます。
Camera
Director Modeの 3つのモード:「Focus on Leader」「Focus on Crashes」「Most Exciting」
マシンが一時的に見えなくなったときのカメラ照準行動のエフェクトを小さくした。
Num Padの「*」を使った新しいコマンドを追加。
- 「*12<enter>」: 現在のカメラでカーナンバー12に照準
- 「*12*3<enter>」: カメラグループ3 でカーナンバー12に照準
- 「**3<enter>」: 現在のマシンに照準したままカメラグループ 3に切り替え
Look Left/Rightのアナログマッピングが退行していたのが修正された。
カメラグループの貼り付け後にグループを削除した場合、元のグループをアクティブにする。
全カメラの編集を一時的なものにするモードが追加された(カメラを変更すると編集した値は失われる)。
キーアクセラレーションに 10倍を追加
一時停止中にVanishX/Y, Near Planeを編集すると画面がリフレッシュされます。
Look Left/Right操作とハンドル操作をカメラツールから分離、ドライビングとカメラ編集で同じ軸を使えます。
新しいスプリットスクリーンモードはレーストラック描画と切り離されたUIなので、キャプチャしながらリアルタイムにカメラ操作を行えます。Ctrl + Alt + Shift + Homeでモード切替、Ctrl + Alt + Shift + Page Up/Downでスプリット移動が行えます。
※ブロードキャスティングモード
Voice and Text Chat
- ドライバー選んでミュートできます。
- ミュートしていればドライビング中のボイスチャット通知は表示されません。
- ボイスチャット通知にミュート状態インジケータが追加されました。
- ボイスチャットインジケータが画面表示さえている時間を倍にした。
- ドライビング中にホットキーでテキストチャットの有効無効を切り替えできます。
Misc
- Hostedセッション作成者はドライバーをコマンドをチャット入力してBANできます。
例:「!remove #32」(カーナンバー32), 「!remove smith」(最初に見つかった姓がSmithのドライバー), 「!remove john.smith」(名前がjohn.smith)
- app.iniの[View]セクションに新しいオプション「DriverRotateHead」。値の範囲は 0.0~1.0 、デフォルトは 0.0 。Look to Apex?
- app.iniの[View]セクションに新しいオプション「DriverHeadWobble」。値の範囲は 0.0~1.0 、デフォルトは 1.0 。バンプでアタマがふらつきます。モーションプラットフォームでは 0.0 に。
- app.iniの[replay]セクションに新しいオプション「noRpyCtrlsOnNumpad」。テンキーをリプレイ操作に使わないようにできます。カメラ操作をしながらの中継で、誤ってセッションを一時停止することのないように、と作られました。
Graphics
ATIのAdaptive AAバグ(iRacingでは樹木が透けたりしていました)対応として、renderer.iniの[Graphics Options]に新しいオプション「ATIAdaptiveAAFix」が追加されました。値を1とすれば有効となります。
※http://d.hatena.ne.jp/shutaro/20100415/iracing_adaptiveAA_fix
Cars
- 多くのマシンにペイントパターンとスポンサーロゴが追加されました。
- すべてのマシンで燃料タンクの中心に燃料を積んだ状態だったバグを修正しました。これにより、満タンと空タンで大きくバランスが変わるマシンもあります。
Impala A
- トルク分散をより正確にしたので、左ターンでのスロットル操作に対してよりマシンが安定するようになりました。
- ウイングをスポイラーに変更。
- リアクオーターパネルを調整して 4インチ下げました。
- 2010年のDaytona 500での予選及びレースのペース・スピードに一致するよう、パワーを上げ、エンジン回転を制限し、ドラッグを調整した。
- Super Speedwayトラックでの予選用グリルテープによるエンジン冷却を減らした。
- 物理衝突モデルの向上
- エンジンブレーキを僅かに減少。
Impala B
- トルク分散をより正確にしたので、左ターンでのスロットル操作に対してよりマシンが安定するようになりました。
- フロントを上げてタイヤとフェンダーのクリアランスをより正確に。サスペンションジオメトリにも影響しているので、これまでのセットアップは再調整が必要。
- 現実のトップスピードに合うようドラッグが増えました。
- 物理衝突モデルの向上
- エンジンブレーキを僅かに減少。
Silverado
- トルク分散をより正確にしたので、左ターンでのスロットル操作に対してよりマシンが安定するようになりました。
- Super Speedwayトラックでのタイヤ消耗率とグリップの調整。
- ディファレンシャルはトラックによって固定化
- NASCARルールにより、車重を増加。
- 車高制限の変更。
- エンジンブレーキを僅かに減少。
Late Model
- トルク分散をより正確にしたので、左ターンでのスロットル操作に対してよりマシンが安定するようになりました。
Silver Crown
- トルク分散をより正確にしたので、左ターンでのスロットル操作に対してよりマシンが安定するようになりました。
SK Modified
Star Mazda
- 最近のシーズンのアップデートで、想定していたよりもグリップしない状態だったタイヤを向上。
- 物理衝突モデルの向上
Corvette C6R
- 最近のシーズンのアップデートで、想定していたよりもグリップしない状態だったタイヤを向上。
- 物理衝突モデルの向上
- エンジンブレーキを僅かに減少。
- ダッシュボードにタイムデルタ表示。