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Tag: Mugello

Release Notes

2024 シーズン 1 パッチ 2 のリリースノートを和訳して紹介します。
記事に誤字・間違いなど見つけたら教えてくださいね


このパッチリリースで 2024 シーズン 1 リリースの様々なアップデート、修正や改良を行いました。これには 2024 シーズン 1 コースの大幅なパフォーマンス改善の第2弾が含まれています。

iRACING:

Cart

  • 登録しようとしているセッションに必要なコンテンツを所有していない場合の処理フローを改善しました。

Hosted Races

  • ホストセッションの画面でユーザーの「See Full Profile」ボタンクリックすると、ユーザーのプロフィールでなくセッション情報画面が表示されていた問題を修正しました。

Car & Track Info

  • 車両やコース画面の「Find Session」タブからマルチクラスのホストセッションに登録しようとするとき、セッションが見つからなくなる問題を修正しました。

Results & Stats

  • 「Series Stats & Standings」でロゴ列の画像が修正されました。

Series List

  • 「Race Guide」表示の「Full Series Page」ボタン(リンク)の位置揃えを修正しました。

SIMULATION:

Graphics

  • 樹木テクスチャの処理に大幅な変更を加えました。SpeedTree テクスチャがテクスチャのトスアルゴリズムに追加されました。少ないビデオメモリで実行されている場合、他のオブジェクトに加えて SpeedTree テクスチャもダウングレードされるようになりました。これによりビデオメモリが少ない環境でフレームレートが向上します。
    • すべての新コースで SpeedTree システムが使われています。
  • SSR について、SSAO が有効なときに SSR を無効としてセッションをロードしたあと、SSR を Low で有効化するとシミュレーションがクラッシュする問題を修正しました。

Audio

  • 鋸歯やランブルストリップ、縁石のサウンドが改善されました。

CARS:

GT3 Class Cars

  • ガレージ画面のトラクションコントロール (TC) のツールチップをアップデートしました。

GTP Class Cars

  • 新ダメージモデルで、ホイールやノーズの破壊限界を引き下げるなど、クラス全体のバランスを改善するためのチューニングを行いました。

LMP2 Class Cars

  • 新ダメージモデルで、ホイールやノーズの破壊限界を引き下げるなど、クラス全体のバランスを改善するためのチューニングを行いました。

LMP3 Class Cars

  • 新ダメージモデルで、ホイールやノーズの破壊限界を引き下げるなど、クラス全体のバランスを改善するためのチューニングを行いました。

ARCA Menards Chevy / Gen 4 Cup

  • (Gen 4 Cup) – iRacing セットアップをアップデートしました。

Audi R8 LMS EVO II GT3

  • GT3 Class BoP: エンジントルクを若干引き下げました。
  • 新ダメージモデルのチューニングを行い、ノーズが外れるようになりました。

Lamborghini Huracán GT3 EVO

  • GT3 Class BoP: エンジントルクを若干引き下げました。
  • グラフィックオプションでステアリングホイール表示を無効にしていても非表示とならない問題を修正しました。

Lotus 79

  • Autodromo Internazionale del Mugello 用の iRacing セットアップが追加されました。

Lucas Oil Off Road Pro 2 Lite

  • 新ダメージモデルで、特定のカメラ距離で外れるパーツが浮いて見える問題を修正しました。

Lucas Oil Off Road Pro Trucks

  • (Pro 2 Truck) – 新ダメージモデルで、特定のカメラ距離で外れるパーツが浮いて見える問題を修正しました。

Mercedes-AMG GT3 2020

  • トラクションコントロール (TC) ライトが適切に点灯していなかった問題を修正しました。

Modified – SK / NASCAR Whelen Tour Modified

  • (Modified – SK) – 新ダメージモデルで、バンパーの形状と剛性を改善しました。バンプするのに完璧なバンパーです。

Porsche 911 GT3 R (992)

  • 新ダメージモデルで、特定のカメラ距離でのサスペンションの問題を修正しました。

Sprint Car

  • iRacing セットアップをアップデートしました。

[Legacy] Pro Mazda

  • Nürburgring Nordschleife 用の iRacing セットアップを追加しました。

TRACKS:

Autodromo Internazionale del Mugello

  • タイヤウォールを調整してレンダリングパフォーマンスを改善しました。
  • 一部のタイヤウォールが両面オブジェクトでなく、後ろから見ると見えなくなる問題を修正しました。
  • 樹木モデルについていくつかの最適化を行いました。

Chicago Street Course

  • (2023 Cup) – DRS ゾーンが追加されました。

Okayama International Circuit

  • 樹木ウォールのテクスチャをアップデートしました。

Release Notes

2024 シーズン 1 パッチ 1 のリリースノートを和訳して紹介します。
記事に誤字・間違いなど見つけたら教えてくださいね


このパッチで 2024 シーズン 1 リリースのアップデートと修正を配信します。これには Lotus 49 と Lotus 79 の新ダメージモデルと、2024 シーズン 1 の新コースに関する大幅なパフォーマンス改善の第一波も含まれます。

iRACING:

Paint Shop

  • 新しいスポンサー Coach Dave Delta が Paint Shop に追加されました!

SIMULATION:

Cars

  • 多くの外部シフトライトが適切に機能していなかった問題を修正しました。

AI Racing

  • AI ドライバーがコーナーやシケインでクラッシュやスピンを避けるための速度計算に関連する特別講座 別名 ブレーキを使え! を受講しました。

New Damage Model

  • 一部の車両でクラッシュ中にシャシー重量が負の値になってしまう可能性があった問題を修正しました。

Graphics

  • シミュレーションに必要なメモリ容量を正確に見積もるため、一部オブジェクトで VRAM 使用について変更を行いました。

Audio

  • 3D 縁石のガタガタ音のオーディオレベルを改良しました。

Spotter – Foreign Language

  • イタリア語の Macro Arcidiacono スポッターパックをアップデートしました。
    • Grazie, Marco!
  • イタリア語の Renzo Olivieri スポッターパックをアップデートしました。
    • Grazie, Renzo!

CARS:

GTP

  • 適切に判別できるようにセットアップの名称を変更しました。

Audi R8 LMS EVO II GT3

  • トランク中央のライトはブレーキライトでなくレイン用ライトとして調整されました。
  • Dynamic Cubemap を使用しているとコクピット照明が激しくちらつく問題を修正しました。
  • 一部のドライバーアニメーション、パドルシフトのタイミングについて修正しました。
  • 新ダメージモデルで、ファストリペアを使うと誤ってホイールが再取り付けされる可能性のあった問題を修正しました。

Dallara F3

  • Autodromo Internazionale del Mugello 用 iRacing セットアップをアップデートしました。

Dallara iR-01

  • Daytona International Speedway – Road Course 用 iRacing セットアップをアップデートしました。

Dallara IR18

  • Texas Motor Speedway – Oval 用の iRacing セットアップをアップデートしました。

Dirt Street Stock

  • 新ダメージモデルで、車両ダメージが拡大するとダウンフォースが増えていた問題を修正しました。

Indy Pro 2000 PM-18

  • iRacing セットアップをアップデートしました。

Lamborghini Huracán GT3 EVO

  • 新ダメージモデルで、ファストリペアを使うと誤ってホイールが再取り付けされる可能性のあった問題を修正しました。

Lotus 49

  • 新ダメージモデルが有効化されました!

Lotus 79

  • 新ダメージモデルが有効化されました!

Lucas Oil Off Road Pro 2

  • 特定のカメラ距離で右リアフェンダーが外れて見える問題を修正しました。

Lucas Oil Off Road Pro 4

  • 新ダメージモデルを使用しているときにデジタルダッシュが機能しなくなる問題を修正しました。

Modified – SK / NASCAR Whelen Tour Modified

  • (Modified – SK) – 新ダメージモデルで、バンピング改善のためにバンパーを改良したので、4x インシデントとなる可能性を引き下げます。

Super Formula SF23

  • (両車) Autodromo Internazionale del Mugello 用の iRacing セットアップをアップデートしました。

[Legacy] NASCAR Cup Chevrolet Impala COT – 2009

  • 新ダメージモデルで、フレームに大きな衝撃が加わったときにエンジンが受けるダメージを少なくするようにチューニングしました。
  • 新ダメージモデルで、車両ダメージが拡大するとダウンフォースが増えていた問題を修正しました。

[Legacy] NASCAR Cup Chevrolet SS – 2013

  • 新ダメージモデルで、特定のカメラ距離でノーズが誤った方向を向いてしまう問題を修正しました。
  • 新ダメージモデルで、車両ダメージが拡大するとダウンフォースが増えていた問題を修正しました。

[Legacy] NASCAR Cup Ford Fusion – 2016

  • 新ダメージモデルで、車両ダメージが拡大するとダウンフォースが増えていた問題を修正しました。

TRACKS:

Autodromo Internazionale del Mugello

  • レジェンドフラッグマンのバーニーがこのコースに召喚されました!
  • タイヤウォール、タイヤスタック、キャッチフェンス、アウターウォールを最適化してレンダリングパフォーマンスを改善しました。
  • トラックカメラセットを改善しました。
  • キャッチフェンスとアウターフェンスをアップデートしました。
  • スピーカーと監視カメラがコース周囲に追加されました。
  • レンダリングパフォーマンスを改善するために一部の樹木モデルをアップデートしました。
  • 全ての樹木の最適化を行ってメモリ使用量を引き下げました。
  • コースに排水溝を追加しました。
  • 一部地形がトンネルと交差する問題を修正しました。
  • カメラ距離に基づいてスタートフィニッシュライン周辺の構造物とピット入口の ARMCO ガードレールが視覚的にチラつく問題を修正しました。

Okayama International Circuit

  • 樹木を最適化してパフォーマンスを改善しました。
  • タイヤウォール、タイヤスタック、キャッチフェンス、アウターウォールを最適化してレンダリングパフォーマンスを改善しました。
  • 様々な舗装路端のテクスチャをアップデートしたり芝のディテールテクスチャを最適化したりしてレンダリングパフォーマンスを改善しました。
  • グラフィック設定を低くするとサーキット訪問者の駐車車両が描画されなくなるようにしました。
  • 不適切なコース外路面タイプに関する様々な問題を修正しました。
  • グラフィック設定を下げてフラッグスタンドが描画されなくなったときにレジェンドフラッグマンのバーニーが空中浮遊してしまう問題を修正しました。
  • コース端表面の問題によって夜間にシミュレータがクラッシュする可能性があったのを修正しました。
  • スタートフィニッシュライン近くの地形にあった小さな穴を塞ぎました。

Slinger Speedway

  • (Figure Eight) – グリッド数を 50 としました。
  • コーションライトとスコアボードに電源が入って機能するようになりました。
  • キャッチフェンス、アウターフェンス、ゲートがなかったのが追加されました。
  • アンビエントオクルージョンマップ、UV テクスチャマッピング、地形位置合わせ、アセットの接地といったアートワークの修正を行いました。
  • 環境オブジェクトの最適化を行い、サイズ超過のテクスチャを削減するためのテクスチャメモリをアップデートしました。
  • レンダリングパフォーマンスを改善するためにキャッチフェンスを調整しました。
  • 最新のアップデートと最適化に基づいて環境及びアセットの照明マップを再生成しました。
  • 一部の樹木を伐採しました。
  • 近くの地形と遠くの地形との間のギャップを修正しました。
  • トラックカメラの角度を修正しました。

Autodromo Internazionale del Mugello

新しくリリースされたムジェロサーキットを紹介する動画が公開されました。


https://www.youtube.com/watch?v=QXiMOByjDV0

Release Notes

2024 シーズン 1 ビルドのリリースノートを和訳して紹介します。
記事に誤字・間違いなど見つけたら教えてくださいね

長くなるので 4本の記事に分けました。

2024s1 リリースノート:


TRACKS:

Autodromo Internazionale del Mugello

  • NEW TRACK!
  • 新しいアスファルトロードレーシングコースのアウトドローモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロ、ムジェロサーキットが購入して使用できるようになりました!
    • 半世紀に渡り行われていた公道レースが 1970年に中止されたあと、この地域にレースイベントを復活させるべく 1973年にムジェロサーキットが建造され、1年後にオープンしました。すぐに主要なスポーツカーやオープンホイール、モーターサイクルグランプリシリーズが開催されるようになり、過去 30年に渡ってイタリアモーターサイクルグランプリを開催してきました。COVID-19 の影響で 2020 F1 選手権で初めてトスカーナグランプリが開催されました。ムジェロには、3.259 マイル 15 のコーナーがある Grand Prix レイアウトと、1.4 マイルの Short レイアウトの 2つのレイアウトがあります。どちらも長いフロントストレートから始まって 180度右コーナーのサンドナート、ルコ、ポッジョセッコ、と向かいます。このコースは 1988 年以来スクーデリアフェラーリの所有であり、テストやフェラーリ チャレンジ フィナーリ モンディアーリで使われています。2020年の F1 トスカーナグランプリは 1000回目のグランプリイベントでした。
  • Autodromo Internazionale del Mugello には次のレイアウトが含まれます: Grand Prix & Short
  • Autodromo Internazionale del Mugello の購入は iRacing Store から!
  • このサーキットの縁石は完全に 3D オブジェクトでモデル化され、新ダメージモデルを使用する車両とより現実的な相互作用が起こります。
  • どちらのレイアウトも AI レースで使用できます!

Circuit de Lédenon

  • ピットロードの制限速度と標識がアップデートされました。

Circuit Zandvoort

  • 一部のオブジェクトのアンビエントオクルージョンマップの問題を修正しました。

Dover Motor Speedway

  • 様々な標識や広告が更新されました。

Fuji International Speedway

  • グラスコンクリートの路面パラメータの問題を修正しました。

Homestead Miami Speedway

  • 以下のレイアウトを AI レースで使えるようになりました:
    • Road Course A
    • Road Course B
  • (Road Course A & B) – スターティンググリッドが 60 まで拡大されました。

Hungaroring Circuit

  • ターン 3, 10 のウォールのグラフィック問題を修正しました。

Iowa Speedway

  • トラック周囲のすべてのオブジェクトが PBR レンダリングを使用するように素材のアップデートを受け、ライティングやシェーディングが改善されて解像度も向上しました。

Kevin Harvick’s Kern Raceway

  • 現実世界を反映して Kern County Raceway Park から名称を変更しました!
  • 全レイアウトに夜間照明が付きました!

Lime Rock Park

  • 3D Foliage System が有効化されました!

Lincoln Speedway

  • ターン 4 外側ウォールの亀裂を修正しました。

Lucas Oil Indianapolis Raceway Park

  • 現実世界を反映して Lucas Oil Raceway (IRP) から名称を変更しました。

Michigan International Speedway

  • リスタートゾーンに赤白ラインが追加されました。

Mobility Resort Motegi

  • 現実世界を反映して Twin Ring Motegi から名称を変更しました。

Okayama International Circuit

  • 最新かつ最高のトラック開発ツール及び手法でゼロから完全リビルトされました!
    • Okayama International Circuit は 2023 年の最新スキャンデータで造られました。
    • このアップデートは旧バージョンを置き換えます。以前の Okayama International Circuit はなくなり、新しい 2023 バージョンで置き換えられます。
    • Okayama International Circuit は変わらず無償コースです!
  • このサーキットの縁石は完全に 3D オブジェクトでモデル化され、新ダメージモデルを使用する車両とより現実的な相互作用が起こります。
  • 3D Foliage System が有効化されました!

Oran Park Raceway

  • 陸橋に関する一部の影の投影とレンダリングの問題を修正しました。

Richmond Raceway

  • ロゴをアップデートしました。

Silverstone Circuit

  • 以下のレイアウトが AI レースで使用できるようになりました:
    • International
    • National
  • (National) – レーシングサーフェス上になかった 4つのピットストールを取り除きました。このレイアウトのピットストールは 29 となります。

Slinger Speedway

  • NEW TRACK!
  • 新しいアスファルトオーバルコース、Slinger Speedway を購入して使用できるようになりました!
    • 世界最速のクオーターマイルオーバルとして知られるウィスコンシン州のスリンガースピードウェイは典型的な闘牛場型ショートトラックです。1948年に開業した施設の特徴は両端で 33 度にも達するバンクです。この急なバンクにより、2010 年にジェフ ブルームは 9.908 秒という驚異的なラップを達成しました。以前は平たんなクレーコースでしたが、1974 年にハイバンクに改装しました。最も有名なレースはスリンガーナショナルズというスーパーレイトモデルでの200マイルレースです。ショートトラックやNASCARの有名ドライバーが勝利してきました。元カップシリーズチャンピオンのマット ケンゼスは1994年から2019年までに 8勝を挙げています。スリンガースピードウェイには、8の字コースのために中央の交差部も舗装されています。
  • Slinger Speedway には 2つのレイアウトがあります: Oval & Figure Eight
  • Slinger Speedway の購入は iRacing Store から!
  • AI レースで使用できます!
  • ナイトレースを行えます!

Sonoma Raceway

  • ピットストップアニメーションがずれていたのが修正されました。

Suzuka International Racing Course

  • 間違ったピットレーンに入ったドライバーにペナルティを課すようになりました。
  • 橋に関する一部の影の投影とレンダリングの問題を修正しました。

Virginia International Raceway

  • 3D Foliage System が有効化されました!

Watkins Glen International

  • 一部ウォール端を地形が突き抜けて見える問題を修正しました。

2024s1 リリースノート:

Development Update November 2023

今月公開された Development Update November 2023 (iRJA では iRacing最新の開発状況について – 2023/11 として紹介) の動画版が公開されました。お話されている内容はほぼ前述の記事のとおりですが、新しい映像もあって必見の動画です!


https://www.youtube.com/watch?v=PcHWGSORIrQ

Development Update November 2023

エグゼクティブプロデューサーの Greg Hill が最新の開発状況として、12月の2024シーズン1ビルドで登場する新機能・新コンテンツなどについて伝えてくれているので、まとめて紹介します。

2023/11/19 追記: この最新開発状況について紹介する新しい映像も追加した動画が公開されました。 >>> Video: Development Update – November 2023

なお、iRacingは戦略的にスタッフを拡大、過去20年間 id Tech, Unity, Unreal, Decima, and Glacier などのグラフィックス/レンダリングチームを構築/リードしてきたプリンシパルレベルのレンダリングプログラマーが加わり、今後長期に及ぶグラフィックスエンジンのアップグレードを担うようです。

https://forums.iracing.com/discussion/50588/midseason-dev-update-november-2023
https://www.iracing.com/development-update-november-2023/

Weather/Rain -Tempest system-:

Tempest と呼ばれる高度な天候システムは12月に準備できる保証はまだないものの、リリースは差し迫っている。つまりもうすぐ雨が降ります。

Tempestはゼロから構築したいくつかの相互接続された複雑なシステムで、サーキットやレースカーだけでなくとりまく領域に与える影響と物理的コンポーネントをシミュレートして様々な天候を生成する。レース現場から得られる現実のデータを燃料とし、ダイナミックトラックシステムと組み合わされてシミュレーション/ゲーミングにおいて比類のない体験を作り出します。

濡れたエリアを走ると引っ張られる抵抗を感じます。ハイドロプレーニング現象も発生します。エアロヘビーなレースカーがコースから吸い上げた水を空気中や他の場所に移すことでレーシングラインが急速に渇いていく過程を見ることができます。ラインを探すためには、そこに存在する様々な力学、常に変化する自然、遠くに見える暗雲、気象レーダーをチェックしたり、起こっているすべてから予測する必要があります。iRacingで物理的に正確な体験をすることができます。

Tempestプロジェクトは2020年1月のディスカッションとブレインストーミングで形になり、小規模な研究開発チームで気象システムとデータモデルに重点を置いて最初の技術設計を行った。現在は領域をまたいで数十人規模の開発者チームで進めています。

レインタイヤの構造/モデリングと走行特性から車両ごとに研究開発を行っているので、初期製品としては オープンホイール、プロダクションカー、ツーリングカー Formula 1600, Toyota GR86, Ferrari 296 GT3 などからレインサポートが追加されそうです。

オーディオチームが作成した素晴らしいサウンドクリップを紹介します。

Wiper


Raing Driving


2024シーズン1ハイライト:

シムの最適化とパフォーマンス向上:

コアエンジンの最適化・最新化の取り組みがしばらく継続されます。専任チームが毎日ことにあたっていて、ロード時間の大幅な改善、車種制限増加が最近のリリースにありました。
今シーズンはシャドウカリング、錐台カリング、ミラーレンダリングのパフォーマンス改善にフォーカスしました。
※カリングシステム=映っていないエリアのレンダリングを停止してパフォーマンスを向上させる

プロテストシステム改良:

問題が発生した場合に指導・修正して措置を講じる任務にあたって膨大なレポートを処理するチームに、仕事を遂行するための広範なツールセットを装備させます。
現時点では:

  • コーチング
  • 事後のレース失格によるチャンピオンシップポイントはく奪と最下位フィニッシュ
  • iRacingの様々な部分に対する制限
  • 特定のオフィシャルシリーズのレース/予選に参加する権利
  • すべてのオフィシャルシリーズのレース/予選に参加する権利
  • ホストセッションに参加する権利
  • あらゆる種類のマルチプレーヤーセッションに参加する権利
  • 観戦する権利
  • シム内でのボイス/テキストチャットの使用権利

など。
もちろんこれらシステムを体験する必要がない方がよいことですが、iRacingはフェアプレーとリスペクトの精神に重点を置いた環境を維持することに尽力しています。

Cars:

Audi R8 LMS Evo II GT3

旧型を30日以内に購入していたら全額、31~180日以内に購入していたら半額相当のiRacing Creditが手当される。

なお、同様にGT3の取り組みは新年も継続され、複数の追加/置き換えが予定されている。

Tracks:

発表済みのサーキットコンテンツのリリースが予定されている。

  • 世界最速のクオーターマイルオーバル Slinger Speedway 。8の字レイアウトも含む
  • Mugello
  • Okayama: 無償コースとして最新技術で再構築・再リリース
  • Misano ※言及なくスクリーンショットのみ掲示された

これ以外にもさらに多くの修正・改善・追加が予定されていて、包括的なリストはリリースノートで提供されます。

現在進行中の多くのことから一部を紹介

  • スキャンチームはノースカロライナで SRX の舗装&ダート車両と、いくつかのストリートストックボディをスキャンして戻ったところ。
  • スキャンチームからは Portimao と Navarra のデータがすでにアートチームに渡ってそれぞれ制作過程に入っている。
  • Micro Sprint とそれに適した Millbridge Speedway(既に進行中) 、他にも将来追加されるショートトラックがある。
  • キャリアモードも大幅に前進した。
  • UX&デザインチームはUIの新構造に取り組み中。現在のモーダルベースからより親しみやすくアクセスしやすいデザインへと移行する。
  • オーバルリフレッシュに多くの開発者が日々取り組み、大幅な進歩を遂げている。今後も関連システムを反復しながらしばらく継続するが、12月ビルドではアスファルトオーバルが更新される。天候、時間帯、車両からのエネルギーによって路面グリップレベルの変化はより急速なものになる。レース中に熱くなったり冷えたりするのでトラックコンディションに合わせてセットを調整する準備をしてください。

開発中スクリーンショット:

Global Mazda MX-5 in the rain

Global Mazda MX-5 in the rainGlobal Mazda MX-5 in the rainGlobal Mazda MX-5 in the rain

2024s1: Audi R8 LMS Evo II GT3, Slinger, Okayama, Mugello (, Misano)

Audi R8 LMS Evo II GT3Slinger SpeedwayOkayama TerrainMugello CircuitMugello CircuitMisano

Future Build: Portimao(Algarve), Micro Sprint, Millbridge, SRX car & dirt tire

Autódromo Internacional do Algarve(Portimao)Micro SprintMillbridge SpeedwaySRX CarSRX dirt tire in developmentSRX

PREVIEW WIP

チャリティイベントのタイミングに開発中のコンテンツや機能をチラ見せしていた iRacing ですが今年はイベントより一足先に出てきました。

Midseason Dev Update, July 2023
https://forums.iracing.com/discussion/45765/midseason-dev-update-july-2023
July 2023 Development Update
https://www.iracing.com/july-2023-development-update/


サーキット開発リスト

ロードコースの追加・アップデートの開発リストをおさらいすると、アルガルヴェ(PT)、ミサノ(IT)、ムジェロ(IT)、プケコヘ(NZ)、レドゥノン(FR)、ザントフォールト(NL)が伝えられていました。そして今回、新しくナバラ(ES)の名前が登場、複数のサーキットのために再びの訪英予定と、アジアでも新しい地域のサーキットを収録する動きを明らかにしました。
2023/07/29追記: スパ・フランコルシャンのアップデートも計画にあるとのこと。

ショートオーバルではスリンガーとウィンチェスター、そしてカーンカウンティが開発中。

ザントフォールト

既存の古いレイアウトを保持したまま、現在の新しいレイアウトが追加される。

カーンカウンティ

ダートとアスファルトの両方を備えたオーバルコースで、$11.95 で購入すれば両方のレイアウトが手に入ります。新しいショートオーバル車両や複数のダート車両も追加予定がある。

既存コースのアップデート

ブランズハッチ、岡山、オウルトンパークと、古いNASCAR等オーバルも進行中。

3D 縁石プロジェクト

長期的なタイヤモデルとフィジクスエンジンの強化とともに再開した3D縁石プロジェクトは良い進捗をみせており、これがレーシングラインに大きな影響を与えることになるだろう。

レイン(天候システムの一部として)

レーシングラインと言えばレインプロジェクトもここ数週間で大幅に進捗した。
コース表面が磨かれたりラバーがのるシステムは動的なフィジクスベースのステータスやコンディションによってドライビングラインは劇的に影響を受けるようになるだろう。慣れ親しんだコースに対してこれまでとはまったく異なる方法でアプローチする必要がある。現実世界のレーサーが直面している現実の力学に直面することになる。

レインタイヤモデルはコースに大量の水を正確にまき散らして限界まで印象的なグリップを発生するが、ハイドロプレーニングはその限界を超えていく。車をスライドさせてもある程度の許容はあるが、注意深く限界を見極める必要がある。タイヤがスライドして水中を転がるとき、ピックアップしなかったものや変位しなかったものは摩擦エネルギーによって表面から蒸発する可能性がある。
今回は表面をなぞっただけなので、リリースが近づいてよりテクニカルな詳細な説明がなされることを期待してほしい。

オーバルリフレッシュ

以前も言及したとおり、オーバルレースはダートレースでリリースしたのと同様のプロセスを進んでいます。オーバルリフレッシュはテスターや車両ダイナミクスエンジニアにタイヤ開発者、ダイナミックトラック開発者が総動員で互いのモデル評価を行い、改良機会を発見して最終的により現実的で楽しい体験を生み出します。

ロードレースライセンスシステム

劇的に異なる特性を持つ車両や馴染みのない車両でのレース体験や陥る落とし穴を改善することを目指して、近い将来大幅な追加が行われる見込みです。

キャリアモード

比類のないマルチプレーヤー、コンペティション、コミュニティシステムが iRacing 体験のベースとなっていましたが、価値のあるより広範な体験を提供することに取り組んでいます。
iRacing及び現実世界のレーシングを忠実に構築する現実的で魅力的なキャリアモードに期待してください。

強化・拡大したiRacing体制

長期的で広範なアップデートとして。

アートチームの規模は2倍に。テクニカルマネジメントチームもひとつ上のレベルに引き上げてくれる業界のベテランを採用。アニメーションチームも2倍の規模となってシフト操作や感情システムを追加し、GT3 などピットアニメーションも増える。

タイヤ及びフィジクスエンジンチームは 3倍の規模になった。優れたタイヤモデルの将来や、可能な限り本物らしい体験を提供し続けるために必要な進化にフォーカスする。

タイヤの変形モデル、カーカスのねじりやたわみ、コンタクトパッチ、有限要素モデル、フィジクスレート、発熱性と勾配、トレッドプロファイルなど、これらの用語が毎日飛び交うチームは活気に満ちている。適切な時期に、エキスパート達とこれらを記事にしたい。

これらは昨年にシムエンジン本体を大幅に見直してマルチスレッドやタスク処理を最適化したことで実を結んでいる。昨シーズンはロード時間の短縮効果があった。次シーズンでは車が大幅に増加する(フィールドサイズでなく同時使用車種数)ので、これからさらに多くの車を見ることになるだろう。そしてこれもまだまだ表面のことでしかなく、オーディオについて準備中のものを待て。

UI はモダンでデザイナーフレンドリーなフレームワークに置き換えられる。ラスタライズされた現在のUIとは異なり、新UIではベクターベースで高い柔軟性を持つものになる。

購入トランザクションやリザルトや履歴に検索機能などWeb チームは相変わらず多忙。

シム/ゲームデザインディレクターの優秀なベテラン達に現実に世界最高レベルの舞台でレースチームを運営していた開発者で構成されたチームも加わり、iRacingのデザイン機能はこれまで以上に強力になっている。

これまでのiRacingでももっともエキサイティングです。我々は自分たちが行っていることが大好きで、過去15年間連続で3か月ごとのリリースがそれを表せていると願っている。これからの15年も同様に皆さんと一緒に続くことを楽しみにしているよ!

とのことだ。

iRacing development update – 2023/04/19

トニー・ガードナーが開発状況について、今回は特にダートレースのリフレッシュにフォーカスして伝えています。

Development Update – Dirt Racing Refresh
https://www.iracing.com/development-update-dirt-racing-refresh/
https://forums.iracing.com/discussion/40813/development-update-dirt-racing-refresh

前回 2023/02 の開発状況お知らせ記事はこちら


ダートオーバル及び舗装オーバルについて、オーバーホールとは呼ばないリフレッシュを進めている。
ダートオーバルのリフレッシュは 6月ビルドで形になる見込み。

コース

  • 土に含まれる水分量によって土壌の強度差が大きくなるので、水分が多くフレッシュで粘着性のある部分と、乾いて滑りやすい部分とでドライビングの差が大きくなる。
  • ダート路面とタイヤの関係も実際のコースをより再現するようアップデートし、コースの摩耗状況によってもドライビングに大きな差ができるようになる。
  • ダートと水分の変動によるバンプが追加され、滑らかな路面だったり、硬くて凸凹した路面だったり、セッションによって異なる路面ができるようになる。
  • レースごとにコースの水分分布は異なる場合があるし、高い部分は低い部分よりも乾燥している可能性があり、下部は湿っている可能性がある。

車両

  • ダートオーバルのレース車両はタイヤ・フィジクスを調整した。これはストックカー(NASCAR カップカー、トラック、ARCAR Menards インパラ)、さらにオフロードトラック(Pro4, Pro2, Pro2 Lite)も含む。
  • ダートタイヤモデルに摩耗が導入され、車両ごとに個別の調整が行われた。レイトモデルの 75周レースでも 360 スプリントの 30周レースでも、レース長とタイヤに注意を払う必要があります。
  • 一部の車両にサウンドアップデートがある。

新ダメージモデルの有効化

  • Super Late Model
  • Pro Late Model
  • Limited Late Model

新機能

  • ホストセッションではバーチャルミラーを無効化できるようになる。

バグ修正

  • ビジュアルのみでフィジクスには関係しないが周辺にあったコースの隙間を埋めた。
  • 周辺の車両でホイールがぴくぴく動くことがあったのが修正された。
  • 一部のコースでキャッチフェンスに衝突判定が設定されていなかったのが修正された。
  • 一部のコースのおかしなクッションが修正されるようDTIデータを作り直した。
  • などなど

リフレッシュリリースとは別に

  • ダート AI … リリースまでに越えなければならない技術的なハードルが残っているものの作業中。
  • 年内にはダートオーバルとハーフマイル舗装オーバルの両方を備えた Kern County のリリースとともにダートの新コンテンツも登場する。

以前お伝えした()とおりオーバルリフレッシュも進行中

  • ダートリフレッシュが達成したのと同様の目標があり、特にダイナミックトラックとそのマルチグルーブの影響といったオーバルレースを構成するすべてのシステムの徹底的な評価とチューニングを行っている。タイヤとモデルに関しても同様に全般に進捗している。

サービス全体・ロードレーシングでも

  • 雨とともに新天候システムも大幅に進歩年内にリリースしたいと考えている。
  • 開発パイプラインには今週のイタリアツアーでスキャンしているミサノとムジェロを含むエキサイティングなコースが控えている。

Autodromo Internazionale Enzo e Dino Ferrari

ひとつ前の記事でImolaも順調に交渉中、と書いたところでしたが、合意に達したとのニュース。
春のイタリア旅行でスタッフはMonzaとImolaを周ることになるのでしょう。
繰り返しですがMugelloはこのタイミングで入ることはないでしょう。大きな金額を要求されているとか。

etc.

Monzaの古いオーバルレイアウトについては、現存しているパートをスキャンすることはできても、ストレートのオーバーラップする部分のスキャンやレース制御に困難な部分があって、それを克服できないと収録はできないだろうとのこと。

製作優先度はそのときどきで変化するため、リリース時期などの予定は変更されることがあります。COTAや今回のイタリアの2サーキットは、英国サーキットよりも製作タイムラインに割り込んでくる様子。レースカーについても、例えばホンダBTCCマシンは新車への切り替え時期もあっていつそれをするのかも悩ましい問題のようです。契約済みのものすべてがアナウンスされているわけではないし、例えばタイムラインにも載っていないサーキットが 5つ以上控えており、金を掛けてもiRacingにコンテンツを収録したいというものも出てきているので、タイムラインは頻繁に動いている状況だとのこと。

とは言え、英国トラックはいつになるねん??という声があるのと同様いやそれ以上に、筑波ですよ。すでに製作も進んでいて2013年中にはリリースされそうだったのに、やはり世界的に見るとマイナーですからそのタイムラインにはビッグトラックに割り込まれてばかりです。いったい、いつになるのでしょうかね。。。

ちなみに、次にリリースされるロードトラックはおそらくCOTA、オーバルはLucas Oil raceway、いずれも 1月のビルドには入らない見込み。そして次に来る新車はSuper Late Modelでこちらは 1月ビルドに入ってくるでしょう。

Autodromo Nazionale Monza

何年にも渡って交渉を続けていたMonza、Max Papisも手助けをしていたとのことでしたが、ついに!
7番目のF1サーキットとしてAutodromo Nazionale MonzaがiRacingに収録されることになりました。

5.7kmのGrand Prixサーキットに加えて 2.4kmのジュニアレイアウトも収録される見込みで、スキャンチームは年明けから春にイタリアへ渡るとのこと。コンテンツとしてのリリースは夏を見込んでいるようです。

Imolaも順調に交渉中のようです。ただMugelloは大会社Ferrariが絡んで高額…という状態みたい。