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Tag: Greg Hill

iRacing Development Update – 2024/11

次期ビルドのこと、さらに将来のこと、エグゼクティブプロデューサーの Greg Hill が開発の現状を伝えてくれました。
https://www.iracing.com/iracing-development-update-november-2024/
https://forums.iracing.com/discussion/70149/iracing-development-update-november-2024/p1

まとめて紹介します。


(新しい反射/Specularレンダリングのショット)

来たる2025シーズン1向けの新ビルドは、日本時間では2024/12/11未明のリリースが見込まれています。
このビルドで登場する新車はロード車両が中心となっています。オーバルについては 3月のシーズン2ビルドに期待してください。

今後数週間で画像や動画などが次第にオープンにされていきます。

なお、実際のシーズン1ビルドにはここで紹介された以外にも多くの内容がリリースノートでのサプライズとして残されているようです。

素晴らしいユーザーコミュニティのおかげでiRacingはこの1年も発展しました。新規・更新・カムバックに大幅な割引を行うブラックフライデーをぜひチェックしてください。紹介プログラムの活用もお忘れなく。

2025s1 新コンテンツ

新車

豪州スーパーカー Gen3 Chevrolet Camaro & Ford Mustang

  • 現行スーパーカーFord Mustang GT, Holden ZB Commodoreの購入1年以内ならiRacing Credit発行
  • 現行スーパーカーはレガシィコンテンツとなり、オフィシャルシリーズでは使用されなくなります

BMW M2 CSR

  • 基本コンテンツとして無償提供されるルーキークラス車両(ルーキーとGT4の中間)
  • BMW M2セーフティカーも追加される

Acura NSX GT3 Evo 22


  • ドライブが楽しいのはもちろん、美麗なグラフィックにも注目
  • IMSA Endurance 10台目のGT3車両

Ferrari 499P

  • フェラーリとの開発は広範囲でマラネロ訪問や実車開発チームやドライバーとのコラボレーションも行った
  • 16台が参加する耐久シリーズやPrototype Challengeシリーズに追加

新コース

Thruxton

インフィールドの滑走路も走行可能

Huset’s Speedway

3/8マイルダートオーバル

New Hampshire Motor Speedway (Refresh)

NASCARリフレッシュプロジェクトで最新仕様化を行う最初のコース

コース所有者には無償でアップデートを提供

Las Vegas Motor Speedway (Refresh)

NHMSと並行して作業中だが12月ビルドに間に合うかどうか


1.新コンテンツについて (イマココ)
2.新機能について
3.進行中・将来の開発について
4.将来の登場が見込まれるコンテンツについて

iRacing Development Update – August 2024

次期ビルドのこと、さらに将来のこと、エグゼクティブプロデューサーの Greg Hill が開発の現状を伝えてくれました。

https://www.iracing.com/iracing-development-update-august-2024/
https://forums.iracing.com/discussion/66274/iracing-development-update-august-2024/p1

シーズン 4 登場予定

  • Cadwell Park, Spa Update(努力中 ※今後スパ側の更新を数年に渡って追いかける計画)
  • BMW M4 GT4 Evo, McLaren 720S GT3 Evo, Mini Stock (Asphalt) (無償)
  • 雨の降り始める時間の設定
  • リプレイでの予選可視化
  • ダート改善
  • マルチメーカー・マルチクラスのスプリット改善
  • ロード/レンダリング改善により最大同時14車種
  • レインタイヤ装着: TCRクラス(Audi RS3, Honda Civic Type R, Hyundai Elantra, Hyundai Veloster)、Renault Clio、Ford FR500S

将来に向けて進行中

  • タイヤモデル・物理エンジンの改善
  • DX12
  • 新シムUI
  • コースアップデート: Zolder, NHMS, NASCARコース,,,
  • 進行中: Croft, Thruxton, The Bend, Adelaide, Valencia, 米国F1コース, Huset’s Speedway, ダートロードコース
  • Assen反応なし、誰かー (※おかげさまで繋がりました)
  • 複数のGT3, Supercars Gen3, Legends car Update, NASCAR Cup Gen4 & ARCA, 新ダートロード車両, クールなプロジェクト…
  • オーバルリフレッシュフェーズ2 は大幅な改善目指して進行中

大量に提供されたスクリーンショット: 2024s4

Cadwell Park


新車


Spa アップデート

システム面

s4登場シリーズ画面からAI

レンダリングエンジンの最適化で低負荷な高精細描画を実現(テスト用仮想コース)

アンビソニックオーディオ

大量に提供されたスクリーンショット: 将来の

Zolder アップデート

新コース


システム面

タイヤ

DX12プロトタイプ



https://www.youtube.com/watch?v=yN9Ig009x_s

Development Update May 2024

iRacing が取り組んできたこと、現在進行中のこと、将来のこと、エグゼクティブプロデューサーの Greg Hill が開発の現状を伝えてくれました。まとめて紹介します。

iRacing Development Update: May 2024
https://www.iracing.com/iracing-development-update-may-2024/
iRacing Development Update – May 2024
https://forums.iracing.com/discussion/62056/iracing-development-update-may-2024

最近の iRacing より

  • iRacing Weather System には満足しながらも参加率に悪影響を及ぼす可能性がありましたが、雨が降るシーズンの累計では非ウェットセッション参加者の 91% がウェットセッションに参加していました!
  • iRacing Sebring 12時間レースでは、ユーザー個別には 37%、チームでは 46% の増加でサーバーは 7.8TB を超えるデータを送信しました!
  • マルチクラスの IMSA シリーズはとても良かったが GTP ウェットタイヤでもっと良くなるはずです。シーズン 3 リリースでの改善が期待されます。
  • シーズン 3 はロックアップの対処が少し簡単になります。
  • ビデオドライバーやパーティクルに関連したシムのクラッシュが増加していて安定性に課題があります。このような経験をしている皆様にお詫び申し上げます。非常に深刻に受け止めています。舞台裏では多大なエンジニアリングリソースを投入してきました。そこには Nvidia や PopcornFX のビジネスパートナーと協力して修正に取り組む最上級エンジニアも含まれます。また、問題を解決して安定性を高めるためにトラッキングと修正のために問題の可視化に取り組み、以前よりも迅速に修正を配信できるようになりました。
  • 雨でレースサーバ負荷が増加して悪影響を及ぼすことがありました。エンジニアリングチームが最適化して事態を改善するまで支えてくれた運用チームに感謝します。より優れたリアルタイムメトリクスを提供する進行中のプロジェクトにより、運用チームとエンジニアリングチームがレースサーバーのパフォーマンスを洞察できるようになり、応答性、安定性がさらに向上するはずです!
  • iRacing Weather System はインディ500のような独立予選形式のイベントの機会も提供できます。新システムによって静的な天候で平等な予選を行えると同時に、レース中には動的な天候システムを最大限に活用できます。これはコミュニティからの長年の要望でした。
  • スタジオ閉鎖などもあってゲーム業界では多くの人員削減が行われ、業界の不安定さが懸念されますが、iRacing においては健全なビジネスであるとのこと。

2024 Season 3

数週間後に迫るシーズン 3 で期待される改善・コンテンツ追加について。

Street Stock

新しいストリートストックボディを 2つリリース予定。2台を 1つのパッケージにして販売。無償の車両だけでも問題ない、あくまで多様性のオプションです。


GT3

GT3は重要な部分を占めており、GT3/IMSA/耐久シリーズを新たな高みに拡大することを目指してアメリカを拠点とする 2台の新 GT3 車両がリリースされます。詳細は近日。
https://twitter.com/FordPerformance/status/1790766337217769549

これに関連してパフォーマンスと最適化によってセッション内最大車種が 13台に増えます。


Circuito de Navarra

スペインのナバラサーキットが無償コースとしてリリースされます。


Sachsenring

歴史あるドイツのザクセンリンクがリリースされます。


Oswego Speedway

オンタリオ湖近くのダート&舗装オーバルがリリースされます。ダートが間に合わずに舗装オーバルだけでの初期リリースとなった場合にはパッチでアップデートとなります。


Vehicle Dynamics

レース車両の継続的な改善に取り組んでいます。

  • レインタイヤ供給: Porsche 992 Cup, Mazda MX-5, GT4 クラス, Ligier JS P320
  • 車両力学部隊にはレース業界でプロの空力専門エンジニアもいます。チームはNASCARと協力してNASCARクラフトマントラックの空力を再設計しました。これには非常に詳細なCFDシミュレーションが含まれ、最新のボディ設計と現実のレース戦略を反映しています。より新しく包括的なデータがよりリアルで正確なコーナリングと直線スピードにつながります。
    我々の運動学モデルと組み合わせた高詳細CFDモデルの構築によって、現実のレースプログラムと同じスタイルの高レベル空力シミュレーションを実行できるようになります。
  • 現実ではフォーメーションラップでタイヤとブレーキに熱を入れることができますが、すぐにレースを始められる利点のために、iRacing ではこれを行わないことにしました。レース開始時にはマシンに妥協が生じます。スタンディングスタートが難しい場合がありますが、事前に調整されたタイヤとブレーキを提供するプロジェクトに取り組んでいます。シーズン 3 のこととしてここに取り上げてはいますが、さらに先のアップデートとなる可能性があります。
  • まったく同じように製造されて同じエンジニアが組付けたとしても、現実には同じクラッチは 2つとありません。物理的な変動、摩耗、語りつくせないほど多くの要素が絡んでいます。現在の機械的なものでなく、よりリアルなクラッチシステムの開発に取り組んでいます。

UI, Web, Design initiatives

UI は継続的に改善・拡張がリリースされていますが、シーズンビルドでは以下の改善が予定されています。

  • AI シングルプレーを再編成して使いやすさを向上します(AI サービス見直しの最初のステップ)。
  • 従来の Web バージョンから大幅にパフォーマンスを改善してドライバー統計機能がようやく登場。
  • ラップチャートとグラフがリザルトに追加。
  • より良い洞察を提供するために様々な視覚化を模索しています。
  • 従来のメンバーサイトの「廃止」を進めるためのステップがまたひとつ進みます。シーズン 3 ビルドでメンバーサイトを縮小し、アカウント管理機能にフォーカスしたサイトとなります。
    https://forums.iracing.com/discussion/62065/notice-for-season-3-2024-summary-of-legacy-membersite-features-sunset
  • Web バージョンの UI を使ったことがなければチェックしてください。そこからレースを起動したりペイントキットを使用することはできませんが、それ以外にはアクセスすることができるのでブックマークしてください。
    https://members-ng.iracing.com/

完全版は直前に公開されるリリースノートをお待ちください。

Rendering and Graphics

iRacing は将来に備えてコアテクノロジーとシステムの最新化に重点を置いてきました。

グラフィックスとレンダリングの進歩は最優先事項であり、過去数年間にわたって業界をリードするレンダリングアーキテクト複数名をチームに迎え入れてきました。このチームには最近、iRacing でのグラフィックスとレンダリングの将来に向けたロードマップ作成という重要なプロジェクトが任されました。
プラン作成にはシムとユーザーの要件を理解することが重要でした。iRacing は信憑性とリアリズムを基盤としています。競技のため、トレーニングのため、趣味のため、ここにいる理由には関係なく、物理学ファーストで、高速で、モニタ数やVRやモーションプラットフォームなど様々な世代のハードウェア環境で見事に動作する体験を提供することが重要です。
iRacing がサステナビリティを目指して構築された製品であることを理解することも重要です。私たちは今日、明日、来年、そしてすぐに来る 2030年代にも、一緒にレースをすることでしょう。iRacing のグラフィックスエンジンがこの旅のために構築され、メンテナンスやアップグレードをコントロールすること、そして残りのシステムとシームレスに統合されることが重要です。

適正評価の一環として、素晴らしいサードパーティエンジンのいくつかの評価を行いました。それらはアートワークをグラフィックエンジンにパイプできて表面レベルではすぐに使える美しい見栄えのするもので優れたツールとパイプラインも提供しますが、私が共有した要件に照らし合わせると、それらのエンジンが iRacing にフィットするとは考えられませんでした。

それを念頭に置いて選択した、テクノロジーと私たちの要件を合わせて目標を実現するための道のりを皆さんと共有できることをうれしく思います。私たちは将来のグラフィックスエンジンを私たち自身で構築します。誤解のないように言うと、それは現在のグラフィックスエンジンとその機能を最新の API コールに置き換えることではありません。最新原理を活用し、最新の GPU テクノロジーのとんでもない能力を最大限に生かしてあるべき方向に導きます。

技術面では新しい進化がすでに始まっています。実際、チームはほんの数週前に iRacing のコースを初歩的なバージョンのレンダラーに正常にロードするという節目に到達しました!(画像の左半分)

シンプルに見えますが大きな前進です。ただし、期待が適切に設定されることが重要です。これは忍耐が必要なプロセスです。進捗するにつれて、現在のレンダラーの改善とサポートも継続されます。実際、できるだけ皆さんに改善をお届けするために、最初に現在のレンダラーに戦略的に構築するシステムがあります。

Web and Design

iRacing の AI は継続的に改善することを中心に構築されています。ただし一部機能は UI からアクセスするのが難しい場合があるので改善に取り組んでいます。はじめに、AI 「シーズン」テクノロジーに取り組んでいます。

シーズンがどのように作られ、どのように管理維持されるのか、理解することが必要です。そこから、iRacer に様々な体験を提供する扱いやすい構築済みパッケージを提供します。例えば、「Special Event」AI パッケージは来たるイベントの準備や、似た体験を自分のペースで楽しむのに役立ちます。

レースシーズンも同様で、クリックだけでレースシーズンのカレンダーが表示されたら便利です。さらに、現在の車両の自動イメージではなく、各 AI パッケージにカスタムアートワークを適用できるようになりました。

UI を通じて iRacing の構造を紹介する方法の見直しを継続していきます。

  • レースシリーズを見つけて迅速に効率的にレースに導くより良い方法
  • 初めてのインストール、パッチ更新、コンテンツ購入、といったインストールと更新についての改善

Career Mode

時期尚早ながらキャリアモードの取り組みは広範囲にわたり、毎週目まぐるしく進化しています。
iRacing のキャリアモードはこれまで構築したものの多くを活用しますが、私たちが設計した体験を提供するには新しいシステムが必要で、多くの既存システムに新機能が必要です。ひとつ紹介するとゲームのセーブのような機能を提供するフレームワークを作りました。この技術の基礎部分は Active Reset から始まっており、それを拡張し続けています。

Audio

Aussie Greg と Blaine がまとめた Audio Developer Blog はもう聞きましたか?まだならぜひ聞いてください!

https://www.youtube.com/watch?v=EH_i_ABPaeA

チームは引き続きコアオーディオテクノロジーの再構築に重点を置いています。最新機能のフレームワークを提供し、最後にはオーディオ機能を転換します。レインサポートで減速しましたがそれは単なるピットストップでありチームは将来に向かって全力で進んでいます。

Ongoing Development Misc

現在進行中のことをご紹介。

  • エンジニアリングチームは多くの物理エンジンとタイヤモデルのプロジェクトを進行中です:
    • FFB の改善。高いティックレートと関連するタイヤ改良に加えて、ドライバーが感じるべきトルクを正確に生成し、よりスムーズで速く、安定した体験を提供します。
    • タイヤモデルの進化が進行中で大幅な進歩を遂げました。タイヤインターフェースコードを再構築してより効率的にしました。タイヤ形状と同じようにコンタクトパッチのモデル化方法も見直しました。これにより形状全体の動力学と摩耗がより正確になり、モーメントも向上します。
    • 最新PCハードウェアをより効果的に活用するために、再設計されたより正確で低遅延のコア物理学エンジンと結び付けます。
  • NoesisGUI によるシム内 UI の書き換えは引き続き進んでおり、他のゲームで完全な NoesisGUI 実装を構築した請負業者グループを追加してサポートされています。プロセスが転換してデザイナーが以前よりも直接的に貢献できるようになります。
  • オーバルリフレッシュもフェーズ 2 リリースに向けて継続的に進められています。完全な透明性でコースや車両と動力学ベースのシステムに関わる複雑なプロジェクトで、未踏地域への探索です。これは重要な取り組みです。準備が整ったと判断すればリリースします。

Upcoming Content

今後登場予定のコンテンツについて。

Spa

アップデート鋭意開発中!


Zolder

完全リマスターされた Zolder が 9月にリリースされる予定です。


Mini Stock

9月予定で Mini Stock cars に取り組んでいます。


Sonoma

数週前、Sonoma を再スキャンした翌日に新舗装がテストされました。典型的な iRacing の運ですがまたやります。すべての NASCAR コースをリフレッシュする取り組みの一環です。


NASCAR 2003 Gen4

Dale Jrがシェアしていたように、2003年シーズンに基づいた Gen4 車両をリリースする予定です。インターミディエイトとスーパースピードウェイの両方用のボディを持ちます。この年は私たち多くにとって特別です。


Dirt Road

ダートロードレースにより良い車両と新しいコースレイアウトを提供して活性化を図ることに取り組んでいます。詳細は近日。


iRacing photographing…

たいていの場合、世界中で私たちが車両やコースの写真を撮っているのを見かけたらそれは近日登場を意味します。そう、最近は現行犯で見つかることが多いので変装を始める頃合いですね。


Australia

オーストラリアで多くのことが浸透してきています。詳細は近日。


England

前回イギリスにスキャンに戻る計画を話しました。チームはこの数週間多忙にしていて 3つのサーキットでドローン空撮や写真撮影とスキャンしていました。


shocking vehicle

前回チラ見せした shocking 車両について、shocking の意味をダジャレやヒントと考えていた人が多かったですが私はそれほどクリエイティブではないのでそれはたまたまでした。実際、考えてみると iRacing を未開拓領域に推進する車両関連のプロジェクトが複数あります。待って、ダシャレになってました?

Discount Programs

割引プログラムについてご存じない方もいるようなので、また復習として、概要を示します。

  • カートに入れたコンテンツ数に応じて 10 – 30 % の段階的な割引があります。
    Volume Discounts – iRacing.com https://www.iracing.com/volume-discounts/
  • レースするだけでシーズンあたり最大10ドル分のクレジットを獲得できます。
    Race Participation Credit Program – iRacing.com https://www.iracing.com/race-participation-credit-program/
  • 友達を紹介すると10ドル分のクレジットがもらえます。
    The iRacing Referral Reward Program – iRacing.com https://www.iracing.com/the-iracing-referral-reward-program/

さらに、新規ユーザーだけでなくまだ購入したことのない既存メンバーにも恩恵のある 1回限りの割引、初回購入で最大 2つのコンテンツが 10% 割引、を導入予定です。これはさらに大きな割引が適用される場合には重複して適用されません。

Final thoughts

最後に。
長文にお付き合いありがとうございます。次回のためにもっと残しておかなくてはいけませんね。つまり、私たちは非常に多くの魅力あるプロジェクトに取り組んでいるということです

今後数年間でコードベースと機能面で大幅な最新化を図りながらシーズンごとに製品が進化していくのを見るのはとても楽しく、それを実現できるチームであると確信しています。

2024 Season 2 build

2024 シーズン 2 ビルドでのアップデートおよび今後登場するコンテンツについてエグゼクティブプロデューサー Greg Hill が紹介する動画が公開されました。


https://www.youtube.com/watch?v=pbp09poSD28

以下の記事で紹介している内容ですね。

iRacing最新の開発状況について – 2024/02

Development Update November 2023

今月公開された Development Update November 2023 (iRJA では iRacing最新の開発状況について – 2023/11 として紹介) の動画版が公開されました。お話されている内容はほぼ前述の記事のとおりですが、新しい映像もあって必見の動画です!


https://www.youtube.com/watch?v=PcHWGSORIrQ

Development Update November 2023

エグゼクティブプロデューサーの Greg Hill が最新の開発状況として、12月の2024シーズン1ビルドで登場する新機能・新コンテンツなどについて伝えてくれているので、まとめて紹介します。

2023/11/19 追記: この最新開発状況について紹介する新しい映像も追加した動画が公開されました。 >>> Video: Development Update – November 2023

なお、iRacingは戦略的にスタッフを拡大、過去20年間 id Tech, Unity, Unreal, Decima, and Glacier などのグラフィックス/レンダリングチームを構築/リードしてきたプリンシパルレベルのレンダリングプログラマーが加わり、今後長期に及ぶグラフィックスエンジンのアップグレードを担うようです。

https://forums.iracing.com/discussion/50588/midseason-dev-update-november-2023
https://www.iracing.com/development-update-november-2023/

Weather/Rain -Tempest system-:

Tempest と呼ばれる高度な天候システムは12月に準備できる保証はまだないものの、リリースは差し迫っている。つまりもうすぐ雨が降ります。

Tempestはゼロから構築したいくつかの相互接続された複雑なシステムで、サーキットやレースカーだけでなくとりまく領域に与える影響と物理的コンポーネントをシミュレートして様々な天候を生成する。レース現場から得られる現実のデータを燃料とし、ダイナミックトラックシステムと組み合わされてシミュレーション/ゲーミングにおいて比類のない体験を作り出します。

濡れたエリアを走ると引っ張られる抵抗を感じます。ハイドロプレーニング現象も発生します。エアロヘビーなレースカーがコースから吸い上げた水を空気中や他の場所に移すことでレーシングラインが急速に渇いていく過程を見ることができます。ラインを探すためには、そこに存在する様々な力学、常に変化する自然、遠くに見える暗雲、気象レーダーをチェックしたり、起こっているすべてから予測する必要があります。iRacingで物理的に正確な体験をすることができます。

Tempestプロジェクトは2020年1月のディスカッションとブレインストーミングで形になり、小規模な研究開発チームで気象システムとデータモデルに重点を置いて最初の技術設計を行った。現在は領域をまたいで数十人規模の開発者チームで進めています。

レインタイヤの構造/モデリングと走行特性から車両ごとに研究開発を行っているので、初期製品としては オープンホイール、プロダクションカー、ツーリングカー Formula 1600, Toyota GR86, Ferrari 296 GT3 などからレインサポートが追加されそうです。

オーディオチームが作成した素晴らしいサウンドクリップを紹介します。

Wiper


Raing Driving


2024シーズン1ハイライト:

シムの最適化とパフォーマンス向上:

コアエンジンの最適化・最新化の取り組みがしばらく継続されます。専任チームが毎日ことにあたっていて、ロード時間の大幅な改善、車種制限増加が最近のリリースにありました。
今シーズンはシャドウカリング、錐台カリング、ミラーレンダリングのパフォーマンス改善にフォーカスしました。
※カリングシステム=映っていないエリアのレンダリングを停止してパフォーマンスを向上させる

プロテストシステム改良:

問題が発生した場合に指導・修正して措置を講じる任務にあたって膨大なレポートを処理するチームに、仕事を遂行するための広範なツールセットを装備させます。
現時点では:

  • コーチング
  • 事後のレース失格によるチャンピオンシップポイントはく奪と最下位フィニッシュ
  • iRacingの様々な部分に対する制限
  • 特定のオフィシャルシリーズのレース/予選に参加する権利
  • すべてのオフィシャルシリーズのレース/予選に参加する権利
  • ホストセッションに参加する権利
  • あらゆる種類のマルチプレーヤーセッションに参加する権利
  • 観戦する権利
  • シム内でのボイス/テキストチャットの使用権利

など。
もちろんこれらシステムを体験する必要がない方がよいことですが、iRacingはフェアプレーとリスペクトの精神に重点を置いた環境を維持することに尽力しています。

Cars:

Audi R8 LMS Evo II GT3

旧型を30日以内に購入していたら全額、31~180日以内に購入していたら半額相当のiRacing Creditが手当される。

なお、同様にGT3の取り組みは新年も継続され、複数の追加/置き換えが予定されている。

Tracks:

発表済みのサーキットコンテンツのリリースが予定されている。

  • 世界最速のクオーターマイルオーバル Slinger Speedway 。8の字レイアウトも含む
  • Mugello
  • Okayama: 無償コースとして最新技術で再構築・再リリース
  • Misano ※言及なくスクリーンショットのみ掲示された

これ以外にもさらに多くの修正・改善・追加が予定されていて、包括的なリストはリリースノートで提供されます。

現在進行中の多くのことから一部を紹介

  • スキャンチームはノースカロライナで SRX の舗装&ダート車両と、いくつかのストリートストックボディをスキャンして戻ったところ。
  • スキャンチームからは Portimao と Navarra のデータがすでにアートチームに渡ってそれぞれ制作過程に入っている。
  • Micro Sprint とそれに適した Millbridge Speedway(既に進行中) 、他にも将来追加されるショートトラックがある。
  • キャリアモードも大幅に前進した。
  • UX&デザインチームはUIの新構造に取り組み中。現在のモーダルベースからより親しみやすくアクセスしやすいデザインへと移行する。
  • オーバルリフレッシュに多くの開発者が日々取り組み、大幅な進歩を遂げている。今後も関連システムを反復しながらしばらく継続するが、12月ビルドではアスファルトオーバルが更新される。天候、時間帯、車両からのエネルギーによって路面グリップレベルの変化はより急速なものになる。レース中に熱くなったり冷えたりするのでトラックコンディションに合わせてセットを調整する準備をしてください。

開発中スクリーンショット:

Global Mazda MX-5 in the rain

Global Mazda MX-5 in the rainGlobal Mazda MX-5 in the rainGlobal Mazda MX-5 in the rain

2024s1: Audi R8 LMS Evo II GT3, Slinger, Okayama, Mugello (, Misano)

Audi R8 LMS Evo II GT3Slinger SpeedwayOkayama TerrainMugello CircuitMugello CircuitMisano

Future Build: Portimao(Algarve), Micro Sprint, Millbridge, SRX car & dirt tire

Autódromo Internacional do Algarve(Portimao)Micro SprintMillbridge SpeedwaySRX CarSRX dirt tire in developmentSRX

iRacing 公開質問

チャリティイベントとして行われたシャーロット4時間レースでは、イベント前に「寄付してくれたら質問に答える」と公言されていました。何が飛び出したでしょうか。

Steve Myersへの公開質問

シャーロット4時間配信中にあったSteve Myersへ最初の公開質問はNHRAは 5年以内にiRacingに来るか、2番目の質問はびっくりSuper GTは来ないのか、3番目の質問はインディアナポリスのアップデートについてでした。

質問に出てくるほど世界でもスーパーGTの人気があるんですね。かつてホンダ HSV-010 がサインに至ったとは伝えられていたものの、スキャンしたりデータ入手はチームの協力なしには行えずにそのまま立ち消えとなっていました。


ロードコースも再スキャンしてたんでしたっけ。

Steve Myersへの公開質問(2)

さらに質問がされていましたね。

LMDh のプランは進行中ではある模様。ホストでのマルチプレイセッションへのAI投入は9月ビルド。そしてモナコについて問われると、作り上げるのに相当なコストが掛かるプロジェクトであるものの、ロングビーチを完成させることができるほどに大きくなって進化したチームがあるので、それだけ大きなプロジェクトに対してもよりオープンだぞ、と。

これからも期待したいですね!

Greg Hillへの公開質問

Greg Hill への質問はレインの登場時期についてでした。

グラフィックもフィジクスも年内には動くものが作られそうですが年内にリリースされるかはまだ不透明ですね。流れる水のモデリングは、ドレインというキーワードでダイナミックトラックが拡張されているようです。またグラフィック周りではトーンマッピングやスクリーンスペースリフレクションと呼ばれるキーワードがありました。
グレッグは実際にウェットのイモラでiRacingを起動してみせたり、いくつかウェット関係のスクリーンショットを見せてくれましたよ。

iRacing Rain WIP CLIP
https://www.youtube.com/clip/Ugw6hRzyZ7icTxkVdOx4AaABCQ
※上記動画は非公開とされクリップも参照できなくなりました。

録画して公開された動画がありました。

https://www.youtube.com/watch?v=jWhcYazh8yk

シャーロット4時間配信レースはこちら

4スロット開催のうち 7/31(土)21:00が配信スロットとなり実質メインイベントとなりました。

4 Hours of Charlotte Motor Speedway Benefiting National Multiple Sclerosis Society
https://www.youtube.com/watch?v=5wISD8TtenQ
https://www.youtube.com/watch?v=5wISD8TtenQ

Day/Night/Sky Project

Mt.Panorama と Kokomo 。流れ往く雲は影を走らせ、太陽が沈めば闇を灯す。

The Road To New Damage

iRacing シニアソフトウェアエンジニア Richard Jobling が新しいダメージモデルについて詳細を紹介する記事に続く動画が公開されました。記事と合わせてどうぞ。


https://www.youtube.com/watch?v=4dfNMIaNLPU

ウォールにヒットして壊れるスキップ・バーバーが、イイ。

Cat Herder

Steve Myersから半年ぶりの新しいCat Herderブログがきました。
http://www.iracing.com/a-day-in-the-life-of-a-cat-herder-xvii/
前回(2012年8月)はこちら。 http://www.shupop.com/iracing/2012/08/14/cat-herder-201208/

Steve Myersは主にライセンス関連を担当している製作責任者兼上級副社長であり、今回のようにブログ形式だったり、ツイッター @iRacingMyersでも、開発や契約の状況を発信してくれています。iRJAでも、@iRacingJAからRTしたり、拾えた情報を日本語でお伝えしたりしています。

さて、今回はどのような情報を伝えてくれているのでしょうか。
以下、日本語で翻訳してみました。

continue reading…