リリースノートには記載はありませんでしたが、2019s1 ビルドではV6タイヤに変更が加えられているようです。
(常にそうですがリリースノートにあることが全てではないのです)
温度に対する反応を以前より半分にした、とDK先生から投稿が。
http://members.iracing.com/jforum/posts/list/50/3625480.page#11334965
リリースノートに記載されるべきことだったが、V6タイヤに変更を加えた。V6の温度に対する反応はあるべき姿よりも倍早かったのだが、原因は掴めたと思っていて V7では適切に修正される。今ビルドでの V6に対する変更はハックと言える対応だが、現実には近づいた。今ビルドでの雲の影や時間経過によるトラック温度変化は、正しいレベルでグリップに影響する。
続けて、
トラック温度変化は主に太陽によって起こり、太陽が高いと太陽放射によってトラックに注がれる熱量は1000W/㎡以上にもなり得るが、太陽の高度が下がるほどに少なくなる。トラックの冷却は主に路面よりも冷たい地面に熱を逃がすことによる。これらの変化は急速に起こり、わずか1周でも予選中に雲が来ればそれだけで差が生じるのだ。
とも書いています。
2019 Season 1 [2018.12.03.02] ビルドのリリースノートを和訳して掲載します。
間違いなど見つけたら教えてくださいね。
ハイライト:
*理解及ばず原文まま
サーキットのロケーション(緯度経度)と指定された日付によってそこにあるべき動きをする太陽。気候設定から動的に生成されて動く雲が落とす影によって移り変わる路面温度。トラック条件が幅広く設定できるようになります。
iRacing.com 開発チームの Shawn Nash が、来たる時間経過/ダイナミック・スカイ・モデルについて実際のイベントセッションはどのようになるのか、フォーラムで説明してくれていたので、拾ってご紹介します。
まずホスト・セッションについて。
オフィシャルシリーズやタイムトライアル、タイムアタックではみんなが同条件となるのか。
グラフィックス面では。
SN曰く「新しい時間経過/空モデルはHDRレンダリングされているがまだsRGB制約下へ変換される。明るい空に露出を合わせるとトラックが暗くなり過ぎてしまうのでそうせず、初期リリースでは空が露出過多となる方を選んでいる。」(事前釈明) pic.twitter.com/b6CxcsqYdK
— iRJA (@iRacingJA) December 1, 2018
サーキットの場所、季節・日時に相応しく太陽が動き、気温や湿度、風は時間経過と共に変化します。雲が動けば落とす影も変化し、路面温度に影響を与えます。夜になるとトラックやマシンの照明装置が点灯し、夜が明けると消灯します。
https://www.youtube.com/watch?v=brsWYP0JBx0
美しい。
2018/12/02追記: 時間経過に関する設定はこうなる(2019s1)
Mt.Panorama と Kokomo 。流れ往く雲は影を走らせ、太陽が沈めば闇を灯す。
Excited about our day/night/sky project! Watch clouds cast shadows onto #mountpanorama and lights turn on at @kokomospeedway Track dynamics will be enhanced as moving clouds affect sunlight on the track. Our engineers and artists are working hard to bring this to @iRacing soon. pic.twitter.com/dABJz1fSH7
— Greg Hill (@greghi11) August 26, 2018
iRacing CEO/CTO Dave Kaemmer が前身 Papyrus 時代からの進歩、iRacing 10年間のリアルの接点、iRacing 10年間の進歩を振り返る。最後には開発中案件をチラ見せ。雲すげぇ…
iRacing 社長 Tony Gardner からの開発状況についての情報提供、昨日はコンテンツでしたが今日は機能面についてお知らせ。
http://members.iracing.com/jforum/posts/list/3613497.page
以下で和訳してご紹介。
先日ブログと動画を公開しました。ダメージモデルはやるかやらないかしかない。良い進捗を見ているが、またやるべきことが残っているし、その後で80以上の車種と何百ものサーキットの組み合わせで膨大なテストを経て調整を繰り返すことになるから、2018年中にこれがリリースされることはない。
AI及び関連するUIはとても良い進捗状況です。一度限りのレースも、シーズン全体の構築機能(ドライバー名簿を読み込む機能を含みます)も、そのどちらもスタートさせるつもりだが、まだAI自体にもUIにもやるべきことが残っています。シムエキスポでは試すことができるよう計画中。ロールアウト予定日はまだ決められないが、年単位ではなく月単位ではあるだろう。初期リリースで車種を限定するかどうかはまだ分かりません。
グラフィックエンジニアは今プロジェクトのホームストレートにおり、ダイナミックトラック用の雲の影についてちょうど完成させたところ。これはグラフィック面の最後のチャレンジのひとつと言える。現在は天候ジェネレータから天気をフックする機能の作業を始めたところだが、彼らはまだ雲と空の品質向上をもう一段階やりたいらしい。エンジニア達はまだ12月をターゲットとしているようだが、そろそろタイトになってきた。
概ね終了して、現在は Day to Night のロールアウトに向かっている(空はHDRであるべき)。
最近はこれについてあまり話していないが、開発はハードに進んでいたので12月ビルドに来ることが確実。
残念ながら 9月ビルドにいは間に合わなかった。いくつか問題が見つかったのでその修正に掛かっている。参考までに、タイヤのバージョンとは別に複数のタイヤコンパウンドが使えるように開発中です。
品質/スピードの大きな改善が9月ビルドでロールアウト予定。デザインとユーザビリティも向上します。9月ビルドには間に合いませんが、重要な機能追加とデザインの改善が控えています。
2018年の可能性はない。現在行われている主な作業は、水たまりができたり乾いたりする、ダイナミックサーフェスの側面。Time of Dayプロジェクトが終われば、ここにリソースを割ける。
複数のプロジェクトが進行中。ビルドごとに新しい何かがロールアウトするので注目してください。例えば最新ビルドでは影やスキッドマーク、パーティクルの改善がありました。
9月ビルドで良い改善を見れるだろう。
グリップは少し良くなる。使われて乾燥していくと急速にグリップが低下していくので水分がある路面を選んで走ることがこれまで以上に重要になるでしょう。トラックの状況変化のスピードが早くなる。問題点も修正されてとても楽しいビルドになるだろう。
数十万ドルの新機器を含む新しいデータセンターを構築中、秋稼働見込み。
Tony Gardner がフォーラム投稿で 2018年見込みとして教えてくれているものを紹介します。
http://members.iracing.com/jforum/posts/list/3588218.page
物理学的でグラフィカルなダメージモデルのアップデートが年内リリースを目標としてこれから数か月間のテストフェーズへ入ります。
雲は動いて夜にもなる時間変化も今年中のリリースが目標とされています。どの24時間耐久レースから実装されるのでしょうか。
タイヤモデルの新しいアップデートをローカルテスト中。これも今年中のリリースが目標で、Dave Kaemmer が近く何か記事を書いてくれる?
現在ベータバージョンとして利用可能な新しいUIを充実させて、将来的にはドライバーヘノインストラクションやガイドツアーとかオンラインヘルプなど、もっと機能を追加したい様子。
近くない将来の実現として AI カーへの取り組みを行っているという驚きの発表が。しかし人対人のレース競技を行う上で、最も正確で緻密なシミュレーションを目指す道からは逸れてはいない。独立した小さなプロジェクトで他の開発への影響はないそうで、これも同様に今年中のリリースを狙っている様子。
AIの追加はメンバーやiRacing自身をより成長させる多くの機会を提供することになる。シチュエーションをシミュレートした練習や、シムが初めての人にも良い準備を行うためのツールになるし、ハードコアメンバーにとってすら、リラックスした楽しむためのフォーマットにもなりうる。
AIのために他のゲームに手を出す必要もなくなるし、これで新しいメンバーを獲得することもできるだろうし、そうしたメンバーがオンライン対戦レースへのステップともしてくれるだろう。また、トレードショウバージョンやオンライントライアルなどで使える、単体でレースのできるデモバージョンを作ることも考えているようです。
AIはメンバーシップ/サブスクリプションと共に提供される機能であり、メンバーには無償で追加されます。AIの開発はマルチプレイヤーネットコード/プレイヤーカーコードの改善にも寄与しており、それもAIと同時にリリースされることになるとのこと。
ワンオフのAIレースと、自分自身のスケジュールでシーズンを進めることのできるキャリアモードとでのロールアウト計画とされていますが、他にも検討しているプランもあるようです。AI はオーバルとロードの大きく2つのタイプが用意され、初期リリースではまず限定されたマシンやレース形式での適用となり、AIを設定する難易度/スライダーオプションが搭載される見込み。
トラックではロード、オーバル、ダート、ラリークロス、と全部ある。作り直しているオーバルもある。たくさんのライセンシーや実際の開発で多くのマシンを作業中。その中には多くの新規マシンがあり、既存マシンのアップデートもある。すでにアナウンスしていたLMP1マシン達の開発は大変な作業だけれども、次のシーズンビルドには登場見込み。
https://www.youtube.com/watch?v=gQTfsfiTQo4
ついにその片鱗が。
This displays only a partial implementation with a clear day sky model. We are still working on volumetric clouds, dynamic exposure, etc!
— iRacing (@iRacing) August 2, 2017
まだまだ始まりに過ぎない。
リリースノート初稿に漏れがあったため追加された内容を追記しています(MPR計算が少し変わりました)。
2015 シーズン 4 ビルドのリリースノートを和訳しました。
2015s4ビルドは 9/8(火) 19時からのメンテナンス後にリリースされる予定です。
iRacingではチート防止に常に大きな労力を掛けてきました。多くの種類のチートがありますが、例えば前ビルドではオーバル予選中のタイヤ加熱のためのチート行為を防止するための機能を作りこんだりしました。別の例では、スポーツマンシップに欠けるトラック上の振る舞いも不正行為として解釈されることがあります。
しかし多くの場合最も憂慮されるのは、不正に利益を得ようとゲームを改変するソフトウェア的なハッキング行為でしょう。チーターに情報を与えないために、それらの仕様がリリースノートに含まれることはこれまでありませんでしたが、そういった行為の予防・検知のためのプログラミングはこれまでiRacing自身で行ってきました。
しかしながら、9月のビルドでは、新しいチート防止・検出機能が Easy Anti Cheat 社とのパートナーシップによってもたらされることになります。チート防止・検出を強化してきた我々は、このパートナーシップでチート防止・検出機能がより強固なものになると期待しています。EACシステムは不正に利益を得ようとするいくつかのチート行為を防止するために、いくつかの手法を使用します。例えば、外部プログラムによるハッキングと改変から守るサンドボックス実行機能や、インストールされているファイルの改変防止機能、システムコンポーネントレベルの置き換え防止機能などが含まれます。
このため、次期ビルドをWindows コンピュータにインストールするとき、EACソフトウェアのインストールが自動的に始まります。Mac OS XやLinuxでは、このインストール手順なしにEACソフトウェアが動作できます。いずれの場合も、EACソフトウェアはコンピュータ上でiRacingシムが実行されるときにだけ働き、iRacingシムを終了すればEACソフトウェアも終了されます。
シムを起動してレースサーバへ接続される前に問題が発見された場合、メッセージが表示されてシムは起動しません。レースサーバへ接続された後で問題が発見された場合には、メッセージが表示されてサーバから切断されます。
エラーメッセージは問題の原因を識別できるものとなっていますが、解消方法が分からない場合には iRacingカスタマーサポート supporr@iracing.com 宛にメールで連絡してください。我々はどんな問題にも真摯に対応致します。しかしながら、d3d9.dll などのシステムファイルを置き換えるタイプのライブラリを使用していると、問題に直面することがよくあるようです。こういった置き換えタイプのファイルはハッキングで使われることがあるため、検証されないと使用が認められません。すでに認められているものはリストが掲載されているので、Easy Anti CheatのFAQ http://faq.easyanticheat.net/index.html を参照してください。
複数クラス時のフィールド分割について。以前のアルゴリズムは、各クラスのドライバーをそれぞれのフィールドに最低数確保しようとするものでしたが、これはそういった最低数の参加となったクラスのドライバーにとって必ずしも良いレース機会を提供するものではありませんでした。
全体的なフィールドサイズを選択するためのアルゴリズムには変更はありません。高いスプリットでは出走チーム数は同じとなり、低いスプリットでは 1チーム少ないかもしれません。参加の少ないクラスは、高いスプリットで台数を消費しきる可能性があるため、低いスプリットでは、高いスプリットよりも各クラスの参加台数が多くなることがあります。
セッション分割の手法をひとつ追加しました。従来は、一般的にベストのサーバーファーム(US, シドニー, アムステルダム)を出走登録メンバーのping平均値によって分割した後、iRatingで各チームを走行グループに分割していました。新しい手法は、チームをiRatingで走行グループに分割した後で走行グループをファームに分割します。
さらに、新しい手法では、同じグループになったドライバーの誰かにとって好ましくないサーバーファームには割り当てられないよう試みます。実際のところ、走行グループの誰かにとってシドニーファームが好ましく、それ以外はアムステルダムファームが好ましいとき、その走行グループはUSファームに割り当てされます。
※リリースノートにはない内容として追記。
トラックより気温が低い場合、大気中への放熱によるトラックの冷却をモデル化していますが、雲量の変化や太陽が沈むといったことはまだないためシムにはあまり影響は与えません。
いつ実現するかは横に置いた現時点の開発リスト: 太陽の傾きによる動的な影, 影の路面影響, 風を含む動的な天候, トラックの傾きが作る風の陰と路面冷却(以前の風はただ吹いていた), 昼夜のライティングと山のようなシェーダー作業。
リリースノート初稿に漏れがあり追加された内容を以下に追記しました。
Minimum Participation Requirements(MPR=クラス昇格に必要な最低出走数)のカウント方法が更新されました。違いは以下のとおり:
来週リリースされる次期シーズンビルドに向けて、http://t.co/rJn8sPfBiT でQ&Aもやるそうです(6/4 14:00 EDT =6/5 am3:00 JST)
— iRJA (@iRacingJA) June 2, 2015
TwitchでのQ&Aのまとめがフォーラムに掲載されたので、意訳して掲載します。
現実世界でもカップシリーズはセットアップの変更が限定されているし、的外れかもしれないがFixedシリーズの要望はとても多くてキャデラックもFixedに変更してより人気になった。多くの人はレースエンジニアになりたいのでなくレースがしたい。Ruf Cupカーでセットアップが変更できるシリーズは他にIMSAシリーズもあるし、GT3バージョンもある。まずはFixedシリーズを試したい。元に戻したりもうひとつシリーズを作ることもできるのだから。