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Tag: Auto Fuel

Release Notes

2024 シーズン 4 ビルドのリリースノートを和訳して紹介します。
記事に誤字・間違いなど見つけたら教えてくださいね

長くなるので 4本の記事に分けました。

2024s4 リリースノート:


SIMULATION:

Official Racing

Divisions

  • Division は Week 1 開始時でなく、Week 13 に計算されるようになります。
    • 最近のロードライセンスの分割やメンバーシップが大幅に拡大したことで、設計当初よりもデータベース処理にかかる時間が指数関数的に長くなっていました。処理に時間がかかることで、昨シーズンの切り替わり時にオフィシャルシリーズのダウンタイム延長に繋がりました。この変更により、13週を通してサービス稼働中に負荷を分散して処理できるようになります。プロセスの変更によって生じる Division 自体にはほとんど変化はありません。

Physics

  • スタンディングスタートを使用する車両は、自動的にシミュレートされたパレードラップを完了するようになります。この処理によってタイヤが温められてコンディションが整い、ブレーキが加熱されることで、スタートの体験が向上します。
  • クラッチで自然なばらつきが生じるようになりました。
    • すべてのクラッチにはそのかみ合わせに同じだけの小さなばらつきを持つようになりました。その大きさはセッション開始時にランダムに決定され、セッション内のすべての車両でまったく同じだけ設定されます。このばらつきは現実をシミュレートしており、すべてのクラッチが毎回同じように作動するわけではありません。この変更により各セッションで自然なクラッチのばらつきがすべてのドライバーに均一に適用されるので、フィールドの公平さが保たれます。
  • クラッチペダルが装備されていない車両では、クラッチ発進アシストは機能しません。
  • エンジンの摩擦トルクのシステム的な処理誤りを修正しました。

iRacing Weather System

  • タイムライン天気モードで新しいタイプが選択できるよういなりました: Spotty Rain
    • 「Spotty Rain」はその地域で割り当て時間中に激しい雨から弱い雨まで、にわか雨をシミュレートします。実際のにわか雨のように、このモードは様々な雲と日照を様々な程度で取り混ぜて、周期的に、様々なレベルの雨を降らせます。「Spotty Rain」が使用されているときには、天気レーダーや地平線で何が起こっているか、十分に注意してください!
    • 「Spotty Rain」はタイムライン天気モードでのみ使用できます。
  • 気圧と作用する雨の計算方法の見落としを是正して、雨を選択したのにシムで雨が降らないことがある問題を修正しました。
  • 特にウェット路面とドライ路面が切り替わる部分で、それぞれの路面に四角いブロックのように見えることがある問題を修正しました。
  • 雨の降り始めと終わり時刻が 1分ごとに表示される問題を修正しました。母なる自然はそんなに厳密ではありません。
  • タイムラインの雨ブロックの始めと終わりに最低 75% の雲の量が強制される問題を修正しました。
  • 夜間にフロントガラスの雨エフェクトで突然マスクされたりマスクが外れたりする問題を修正しました。
  • 自分のタイヤからの水しぶきがフロントガラスに現れる問題を修正しました。
  • 経過時間を考慮した時刻にスタート時間のオフセット指定が適切に考慮されるように時刻計算処理を修正しました。これにより倍速指定セッションで天候精度が高くなります。
  • セッション開始時刻が 1時間間隔でなく倍速指定のセッションで使われるキーフレームデータの問題を修正しました。
  • コースが実際にはウェットコンディションなのに、リプレイではセッション開始時にドライに見える部分があった問題を修正しました。

Race Control

  • タイムペナルティが 5秒ごとに増加し続けることで、クリアできないペナルティになってしまうことがある問題を修正しました。

Road Racing

  • ストックカーでロードコースを走行する際のタイヤ冷却パラメータが若干アップデートされました。

Dirt Racing

  • ダートレース路面の含水量パラメータが若干アップデートされました。

AI Racing

  • AI ドライバーが無事に資格認定コースを修了し、以下の車両が AI レースで使えるようになりました:
    • BMW M4 G82 GT4
    • McLaren 720S GT3 EVO
    • Mini Stock
  • AI ドライバーがレース課程を修了し、以下のコースおよびレイアウトが AI レースで使えるようになりました:
    • Cadwell Park Circuit (Full, Club, Moto, Woodlands)
    • Circuit de Spa-Francorchamps (Grand Prix Pits, Classic Pits, Endurance, Bike)
  • AI ドライバーがウェットタイヤのメリットバッジを獲得し、ダート以外のすべての新規・既存コンテンツでウェットレースが行えるようになりました!
  • プレーヤー車両と比較してもより正確になるよう、AI 車両のタイヤ温度モデルを改善しました。これにより、特に極端な温度での AI ドライバーの精度とパフォーマンスが向上します。今回のシーズンリリースでは、この改善が以下の車両に適用されます:

    AI 車両は温度が低いと超速かったので以前は AI セッションでは Afternoon が推奨でした。このアップグレードが適用された車両では、様々な条件下でプレーヤーのタイヤ温度にかなり近くなるのでペースも近くなります。
    Improved Tire Temperature Modeling

  • AI ドライバーは多くのロードコースでのウェットコンディションと、ドライのニュルブルクリンクでの追加講習を受けました。
  • AI ドライバーは 24-25 年に向けて夏期読書課題を完了しました:
    • ピッチ&ロールは制御不要じゃない! – ワイルドレースプロが贈るベーシックレッスン
    • 日常生活における適切なスタンディングスタート手順
    • オフトラからのリカバリを改善する 101 の Tips & Tricks
  • 彼らの主張に反して AI ドライバーは完全からはほど遠いです。今回のリリースでのアップデートや修正についていくつか紹介します:
    • コーションラップがレース周回としてカウントされないイベントでは、AI ドライバーは少し余分な燃料を積んでスタートするようになりました。彼らは何度も苦い経験をして学びました。
    • 一部の AI ドライバーがスーパースピードウェイでぼーっとしてピットやグリッドから動くのを忘れてしまう問題を修正しました。
    • セッションに AI ドライバーを含めると、ダイナミックトラックデータや天候コンディションがロードされたあとでわずかに変更されることがある問題を修正しました。AI ドライバーがコードを変更するチート行為を行っていたと思われ、これを防止しました!
    • AI ドライバーは Ray FF 1600 で常に間違ったセットアップを使用しているように見える問題を修正しました。

Graphics

  • iRacing グラフィックスチームは 2024 シーズン 4 リリースで様々なアップデートを完了しました:
    • 反射率パラメータを調整して、反射率の高い路面の視認性を向上しました。
    • フロントガラスと汚れの表面テクスチャシェーダーがアップデートされました。
    • 車体に貼られる様々な汚れのテクスチャとデカールがアップデートされました。
    • SpeedTree の照明シェーダーがアップデートされ、日中/夜間および夜間/日中の遷移が改善しました。
    • PopcornFX で、動的なメモリバッファアロケーションを調整してパフォーマンスを改善しました。
    • 非常に明るいエリアが白飛びしていたのを改善する非 HDR モニター用の HDR トーンマッパーを追加しました。
    • renderDX11.ini ファイルから AAQuality 設定が削除されました。
  • iRacing グラフィックスチームは 2024 シーズン 4 リリースで様々な問題を修正しました:

Audio

  • このシーズンリリースから、iRacing から DirectSound を廃止するプロセスが始まります。
    • 今回のアップデート後にオーディオ設定を復元するにはサウンドデバイスを選択しなおす必要がある場合があります。
    • サウンドデバイスはデバイスセレクタに一度だけリストされます。ハードウェアの互換性のために DirectSound が必要な場合には、app.ini ファイルで有効化することもできます。
    • ステレオサウンドをサラウンドスピーカーに送るための DirectSound ミキシングバランスが修正され、app.ini ファイルから削除されました。
  • 低速での縁石の衝突音や擦過音が改善しました。
  • 新しいオーディオコーデック OPUS のサポートが追加され、シムのすべての環境音はこの新しいフォーマットにコンバートされました。
    • OPUS 形式のオーディオは高い品質を保ったままサイズを縮小することができます。この削減により期待する体験を保ったまま全体的なファイルサイズが削減されました。
  • sampleRate 設定は使われなくなり、app.ini から削除されました。サンプルレートは Windows のサウンドデバイスのプロパティで設定されます。
  • マルチメディアデバイスの無作法によりシムがクラッシュすることがある問題を低減する保護機能を追加しました。

Controls

  • Conspit ペダルの振動サポートを追加しました。
  • Simagic ハンドルが検出され、それが 360Hz モードをネイティブにサポートしていない場合、自動的に DirectInput にフォールバックするようになりました。
  • Thrustmaster デバイスがシャットダウン中にシムをクラッシュさせる可能性があった問題を修正しました。

Auto-Fuel

  • autoFuelDefaultEnable が False でも、ピット出口で Auto Fuel が給油量を変更してしまう問題を修正しました。

Replay

  • 単独走行の予選 Lone Qualifying セッションのリプレイ中にすべての参加者が表示されるようになりました。

Sporting Code

  • 公式 iRacing 競技規則 Official iRacing Sporting Code がアップデートされました。2024 シーズン 4 リリースの変更は以下のとおり:
    • 5.4. Divisions – Division がいつ計算されるかの説明を変更しました。
    • 6.8. Starting – ジャンプスタートペナルティの説明を訂正しました。
    • 6.11.4. Tires – 箇条書きナンバリングを修正しました。
  • iRacing Official Sporting Code はこちらから参照できます: https://www.iracing.com/iracing-official-sporting-code/

Telemetry

  • ライブテレメトリの瞬間的な消失を引き起こす可能性のある問題を修正しました。

2024s4 リリースノート:

Release Notes

2023 シーズン 4 ビルドのリリースノートを和訳して紹介します。
記事に誤字・間違いなど見つけたら教えてくださいね

長くなるので 4本の記事に分けました。

2023s4 リリースノート:


SIMULATION:

Payments

Updater

  • EasyAntiCheat (EAC) チート防止ソフトウェアのインストール時に、別のゲームによって既にインストールされていた場合に問題が発生することがあったのが修正されました。

Official Series Schedule

  • スケジュールPDF にはインシデントのしきい値とそれによるペナルティが適用されるかどうかが記載されるようになりました。

Optimization

  • iRacing システム全体の使用メモリが最適化され、ロード時間が短縮され処理速度が改善されました。
  • すべてのタイプのワーカースレッドプール割り当てアルゴリズム、特に Enki スレッドについて改善しました。
    • これによってハイブリッド CPU を対象としたいくつかの一時的な修正が置き換えられます。
  • iRaing の Deferred Rendering リストを生成・ソートする方法を改良して CPU レンダリング時間が改善されました。
  • オーディオ忠実度を維持したままオーディオファイルのメモリ使用量が 65% 以上削減されました。
  • クラスごとのコースリファレンスラインが順次でなく同期的に読み込まれるようになりました。これによってマルチクラスセッションでクラス使用数に基づいてコースロード時間が短縮されます。

Loading

  • Open Practice から Race へのセッション切り替えでシムがクラッシュすることがあった問題を修正しました。

Cars

  • シムのアンチロックブレーキシステム処理方法がアップデートされました。

Tires

  • コース外の転がり抵抗を調整しました。
    • この変更によって、芝、砂、グラベル、グラスクリートなどオフトラック時の路面の違いに応じたグリップやモーメンタムをリアルに体験できるようになります。

Race Control

  • 一部のペナルティがストップ & ゴーからドライブスルーに変更されました。
    • ピット出口チェックポイントでの軽度の失敗はドライブスルーペナルティとなりました。
    • インサイドからの追い抜きペナルティはドライブスルーとなりました。
    • スタンディングスタートでのジャンプスタートに対するルールがアップデートされ、軽度な違反の場合はドライブスルーペナルティとなりますが、重度の違反ではストップ & ゴーペナルティとなることがあります。

Dirt Racing

  • 2023 シーズン 3 のフォローアップとして、ダートレースのファインチューニングのエクストララウンドが完了しました。
    • ダートトラックのイベント開始時ステータス、ダートの高さ、密度、水分量のバリエーションが増加しました。
    • ダートトラック路面の磨耗率を若干上昇させました。
    • タイヤからコースに飛び散るダートをベースとしてダイナミックトラックの追跡・計算処理を改善しました。これによりダートが積もるエリアの湿度がわずかに上昇するはずです。
    • 水分量に基づくダートの色調整を行いました。
  • World of Outlaws 2023 デカールパッケージがアップデートされました。

AI Racing

  • AI ドライバーが以下の車両の操縦課程を修了しました:
    • Acura ARX-06 GTP
    • ARCA Menards Chevy / Gen 4 Cup – (Gen 4 Cup)
    • Audi 90 GTO
    • Ferrari 296 GT3
    • NASCAR Classic Pontiac Grand Prix – 1987
    • Nissan GTP ZXT
    • Porsche 963 GTP
    • Super Formula SF23
  • AI ドライバーが以下のコース・レイアウトをマスターしました:
    • Circuit de Lédenon
    • Circuit Zandvoort – (Grand Prix, Grand Prix w/ Chicane, Nationaal, & Oostelijk)
    • Kern County Raceway Park – (Asphalt Track, & Legends)
    • The Milwaukee Mile
    • Nürburgring Grand-Prix-Strecke – (Grand Prix w/out Arena, & Kurzanbindung w/out Arena, & Sprintstrecke)
    • Road Atlanta – (Club & Short)
    • [Legacy] Silverstone Circuit – 2008 – ALL FIVE Configs! (Grand Prix, Historical Grand Prix, International, National, & Southern)
  • AI ドライバーが以下の車両のレーシングスキルを向上させました:
    • BMW M Hybrid V8
    • Cadillac V-Series.R GTP
    • Lotus 79
    • Mercedes-AMG GT3 Evo 2020
    • Brands Hatch Circuit
  • AI ドライバーが 2023年夏季講習で以下のコースを修了しました:
    • 競争環境における敵対的レーシングネットワーク
    • バーチャルピットクルーマネージャー ’23
    • [PSY-303] プレッシャー下での機械的振る舞い心理学
    • 神経形態学的選択を通したレーシングドライバーのモノマネ手法
    • サーキットインテリジェンス – コーナーでの AI ストラテジー
    • ラップタイム予想モデルによるパフォーマンス向上予測
    • センサーと感覚 – オートマトン Jane 著
    • AI レースクラフト 101: 複雑なレーシングシナリオとコーンをナビゲート
  • オフトラックからリカバリーしようとする AI ドライバーがプレーヤードライバーを CTD クラッシュに陥れる最強の復讐が行われることがあった問題を修正しました。

Qualification Scrutiny

  • 予選監視システムをアップデートし、ドライバーが予選中にピットに突っ込んでアンフェアにゲインするのを防ぐようになりました。
  • 予選監視オフィシャルはピットレーンで逆走して予選タイムを調整しようとする動作を検出するようになりました。

Spotter

  • iRacing のデフォルトスポッターに新しいメッセージが追加されました!:
    • INCIDENT OR OFF-TRACK: 近くでインシデントが発生したりコースを外れた車があったらドライバーに知らせます。
      • 舗装されたロードコースでのみ発動します。
      • 対象の車が 0~5 秒前、または 3 秒以内の後方にある場合、またはあなたががクラスリーダーの場合にのみ発動します。
      • 2x 以上のインシデントのみレポートされます。近くで同時に複数の問題があった場合にはもっとも大きなインシデントのみレポートします。
      • 10秒間に 1 メッセージのみ発動できます。
      • あなたがピットにいる間は発動しません。
    • DAMAGE AND REPAIRS: あなたが負ったダメージの種類と、チームがどのように対処できるかをレポートします。
      • トーイング中に、必須リペア時間とオプションのリペア時間をレポートします。
      • リペアが完了したとしても残ることが予測されるダメージがあればレポートします。
      • リペア完了まであと30秒の時点で通知します。
      • レース終了までに修理できないダメージだった場合には、その旨をレポートします。
      • 新しい Spotter Damage Report をキー割り当てして、クルーチーフにダメージレベルを伝えるようリクエストできるようになりました。
    • RACE ENDING SOON: セッションの残りが 5周か 10分のどちらか早い方でレポートします。
      • イベントが 20分または 10周未満の場合には発動しません。
    • STRENGTH OF FIELD: イベント開始時に自分の車両クラスの SoF 見込をレポートします。
  • app.iniファイルに追加された様々なエントリーで新しいスポッターメッセージの再生をコントロールすることができます。
    • これらの新しいスポッターコールはデフォルトで ON です。シムを一度起動すると app.ini の新エントリーが記録され、カスタマイズできるようになります。

Spotter – Foreign Language Packs

  • イタリア語 Marco Arcidiacono スポッターパックがアップデートされました。
    • Grazie mille, Marco!
  • イタリア語 Renzo A Olivieri スポッターパックがアップデートされました。
    • Grazie mille, Renzo!
  • スペイン語 Ari Cejas スポッターパックがアップデートされました。
    • 追加で、このスポッターパックから女性的な形式が取り除かれて性別が中立となりました。
    • Muchas gracias, Ari!

Pit Stop

  • app.ini の autoResetPitBox 設定がブラックボックスの給油開始チェックボックスに適切に反映されていなかった問題を修正しました。

Auto Fuel System

  • ドライバーが複数周遅れていてレース周回を完了できない場合など、状況によっては Auto Fuel システムがレース終了までに必要な燃料量の計算違いをしていた問題を修正しました。

New Damage Model

  • 新ダメージモデルを以下の 13車種で有効化されました!
    • Acura ARX-06 GTP
    • Dirt UMP Modified
    • Ferrari 296 GT3
    • Ford Mustang FR500S
    • Modified – SK / NASCAR Whelen Tour Modified (Modified – SK, NASCAR Whelen Tour Modified)
    • NASCAR Classic Pontiac Grand Prix – 1987
    • NASCAR Xfinity Class Cars (ALL THREE models)
    • Porsche 963 GTP
    • Super Formula SF23
  • ゴーストカーのゴーストタイヤがゴーストダメージを受ける可能性があり、地上にリセットされる前に地中へ落ちているように見えることがある問題を修正しました。

Graphics

  • Graphics Auto-Config によるグラフィック自動設定で、メモリサイズとコア数の追加ハードウェアチェックが行われるようになりました。最低システム要件を満たせていないことが検出されると、ワーニングを表示してシムを動作させることが困難であると通知するようになりました。
  • OpenXR 使用時のデバイス初期化処理を改善しました。
  • 明るい透過パーティクルの外観を改善しました。
  • トラック路面/サーフェスのデカールレンダリングの一貫性のないいくつかの問題を修正しました。
  • HDR の金属レンダリングが暗すぎる問題を修正しました。
  • 陽炎レンダリングの問題を修正しました。
  • Triple Projection を無効化するとグラフィックアーチファクトが発生する問題を修正しました。
    • この問題が Velocity テクスチャを使用する SMAA やモーションブラーといったポストプロセッシングに影響を与えていました。
  • ハイブリッド CPU や 16以上の論理コアを持つ CPU で Varjo ソフトウェアを実行すると発生していたスタッターを修正しました。
  • スタジアム照明が使われているコースで一部のパーティクルが誤った明るさで表示される問題を修正しました。
  • SpeedTree のパフォーマンスを向上させるためにレガシィな DirectX 10 シェーダーコードを取り除きました。

Visual Effects

  • VR でディストーションパーティクルが片目にだけ現れる問題を修正しました。

3D Foliage System

  • 母なる自然が以下のコースにも到着しました:
    • Circuit de Lédenon
    • Circuit Zandvoort
    • Sebring International Raceway
    • これらの環境にはそのエリアに適した様々な草花や低木が生息するようになりました。
    • 3D foliage は世界をもっとリアルに装飾しますがドライビングやフィジクスには影響を与えません。グラフィックオプション画面には 3D foliage system で使うディテールレベルをいくつか選択でき、ビジュアル体験と描画パフォーマンスをカスタマイズすることができますし、このシステム全体を無効化することもできます。
  • 植生が路面にこぼれ落ちる可能性を減らすために一部の生成パラメータを調整しています。
  • カラースケーリングと葉のブレンディングを実装しました。
  • GPU をゲインするためにフォリッジレンダリング処理を改善しました。

Audio

  • 新しいオーディオオプション、Ear Protection と Helmet Effect が追加されました!
    • これらの設定でトラック上で見られる耳の保護用品の効果をシムに反映できます。それぞれが世界で再生されるすべてのサウンドに異なるオーディオアルゴリズムを適用してより自然な体験を提供します。
    • サウンドオプション画面に Ear Protection / Helmet Effect が追加され、以下のエフェクトを選択できます:
      • Ear Plugs
      • Earmuffs
      • Open-Face Helmet
      • Full Helmet
    • この機能は XAudio2 でのみ有効です。
    • これらのオーディオエフェクトはカメラがドライバー視点にある場合にのみ適用されます。
  • スポッターとボイスチャットのデバイス選択リストから None を削除しました。これらは通常どおり機能する System Default を使うようになります。
  • オーディオシステム切り替え時にサウンドが滞留する可能性のある一部のリソースリークを修正しました。
  • XAudio2 ライブラリが 2.7 から 2.9 にアップデートされました。

Force Feedback

  • ドライビングコントロール画面に Intensity スライダーが追加されました。このスライダーは以前 app.ini ファイルにあった autoForceFactor 設定値を置き換えます。
  • Force Feedback システムがホイールの位置を正しく検出できなくなったときに無効な信号を送ってしまう可能性がある問題を修正しました。

Pace Car

  • セダンペースカーのテクスチャカラーを改善しました。

Sporting Code

  • 競技規則 オフィシャルスポーティングコード 2023 シーズン 4 リリース版アップデートを行いました:
    • セクション 5.4 Drivers を分かりやすくするために完全に書き直しました。
    • セクション 9.2.2 でプロテスト用フォームがどこにあるかを明確に定義しました。
    • セクション 13.1.3 でマルチクラスレースで予選タイムを記録していない車のグリッドについて記述をアップデートしました。
    • 用語集に 3D Foliage System, Active Reset, Auto Fuel System, Force Feedback, Telemetry が追加されました。
    • その他マイナーな修正を行いました。
  • オフィシャルスポーティングコードの最新版はいつでもこちらから確認できます:

2023s4 リリースノート:

Release Notes

2023 シーズン 3 ビルドのリリースノートを和訳して紹介します。
記事に誤字・間違いなど見つけたら教えてくださいね

長くなるので 4本の記事に分けました。

2023s3 リリースノート:


SIMULATION:

Windows Support

  • iRacing 2023 シーズン 3 で Windows 8.1 は iRacing アプリケーションを正常に起動できなくなります。
    • マイクロソフトは公式に Windows 8.1 のサポートを 2023/01/14 で終了しています。この結果 iRacing ソフトウェアの互換性はなくなり、起動できなくなります。
    • カスタマーサポートも iRacing を Windows 8.1 では実行できません。Windows 10, 11 に iRacing をインストールするのにヘルプが必要な場合、こちら: https://support.iracing.com からカスタマーサポートに連絡してください。

Race Servers

  • レースサーバでセッションあたり 9車種まで扱えるようになりました。
  • ユーザーの平均ラップタイムは invalid (無効) とされたラップを除外しなくなりました。
  • 一部のオープンプラクティスサーバーがアクティブでないときに早期終了していた問題を修正しました。
  • AI レースでセッションを巻き戻した場合など、セッションがリスタートされるとトラック温度の変動幅が大きくなる問題を修正しました。

Loading

  • ビデオメモリリソースのロード方法に調整を加えました。
  • 一部の車両でロードアルゴリズムを最適化しました。

Dynamic Track

  • ダイナミックトラックアルゴリズムの路面に関する処理、特に外側のコース端について改善しました。
  • ダート、マーブル、ラバーといった一部のダイナミックトラックデータの視覚的な表示が一部のコースセグメントで適切に動作していなかった問題が修正されました。

Race Control

  • クラスごとのレーススプリット生成アルゴリズムを改善しました。
  • Short Parade Laps が以下のコースで使えるようになりました:
    • Barber Motorsports Park – Full Course
    • Brands Hatch Circuit – Indy
    • Canadian Tire Motorsports Park
    • Charlotte Motor Speedway – Roval, Roval – 2018, & Roval Long
    • Circuit Park Zandvoort – Grand Prix
    • Circuit Zolder – Grand Prix, & Alternate
    • Daytona International Speedway – Oval – 2008, Road Course – 2008, & Moto – 2008
    • Hockenheimring Baden-Württemberg – PEC – Outer
    • Indianapolis Motor Speedway – Oval – 2009, Open Wheel Oval – 2009, Road Course – 2009, & Bike
    • Long Beach Street Circuit
    • Mount Panorama Circuit
    • Phillip Island Circuit
    • Talladega Superspeedway

Qualifying Scrutiny

  • 予選監視システムを調整して、スタート位置から離れてから速度を上げるまでに時間がかかるケースについてより適切に対処できるようになりました。

Dirt Racing

  • ダートリフレッシュプロジェクトによって様々なアップデートが可能となりました!
    • このプロジェクトには開発者、車両物理学者、テスターからなるグループが参加してダートレースを機能させるすべてを徹底的に調査し、いくつか大幅な改善とアップデートが登場しました。
    • ダートトラックの以下のパラメータをアップデートしました:
      • あらゆる摩耗と水分量の組み合わせによるダートレース特性
      • ダート・深さ・ハードパンの動作
      • コース摩耗パラメータ
      • タイヤラバーの載り具合
      • ダートのタイヤからの転移
      • コースの粗さ・摂動の形成
      • ダイナミックトラックデータの進捗ですべてのダートコースがアップデートされました。
    • すべてのダートレースタイヤがアップデートされました:
      • 新しくダートサーフェスの硬さ・水分量による摩耗率が適用されるようになりました。
      • ダートの転移パラメータ
      • 起伏のあるダートサーフェスでのタイヤの接地を計算する方法を改善しました。

AI Racing

  • AI ドライバーがヒートレースに参加するためのトレーニングコースを修了しました!
    • AI ロースターとのホストセッションでヒートレースが行えるようになりました。
    • これは AI レースとヒートレース形式の両方にとっての新しい機能実装です。
      • 現時点ではホストセッションでのみ有効な機能だることに注意してください。AI ドライバーには人間のドライバーの助けがないと必ずカオスとなります。
  • AI ドライバーは以下の車両について完全にトレーニングを受けました:
    • Aston Martin DBR9 GT1
    • Cadillac CTS-V Racecar
    • Cadillac V-Series.R GTP
    • Chevrolet Corvette C6.R GT1
    • Ford GT GT2
    • Ligier JS P320
    • Porsche 911 GT3 R (992)
    • Radical SR10
  • AI ドライバーは以下のコース・レイアウトでゴールドを獲得してレースの準備ができました:
    • Autodromo Nazionale Monza – GP without first chicane, Junior, and GP without chicanes
    • Chicago Street Course – 2023 Cup and Prototype
    • Circuit of the Americas – East and West
    • Irwindale Speedway – ALL 5 Configurations
    • MotorLand Aragón – ALL 7 Configurations
    • Nashville Fairgrounds Speedway – Mini
    • New Smyrna Speedway
    • Twin Ring Motegi – East and Oval
    • Willow Springs International Raceway
  • AI ドライバーはアドバンスド教育クラスの追加 1シーズンを卒業します。2023 シーズン 3 用に以下のプログラムをトレーニングしました:
    • Kinesthetics for Preventing Pace Lap Panic
    • [PHY-220] Drafting Speed Predictions
    • White-Knuckle Door-to-Door Racing: A Retrospective
    • Fast Cars Beware: Slow Cars
    • Slow Cars Beware: Fast Cars
    • AI Program Upgrade IV: Reaction Timing (Class: Pistol Shrimp)
    • Danny S.’s Pre-School Seminar: Left-Hand Makes the “L”!
    • The Technical Know-How Overlaps for GTP & Rocket Ship Piloting
    • SuperTravel SuperProgram 2023: SuperSpeedways
    • Lessons from Slot Car Racing on Racing Lines
    • Tire Compound Connoisseur Magazine (Spring ‘23 Issue)
    • Brake Pad Dissection – a Science Lab Qualified Course
  • AI ドライバーは以下の車両のドライビングスキルを向上させました:
    • NASCAR Cup Series Next Gen Cars
    • NASCAR Trucks
    • BMW M Hybrid V8
    • Dallara P217
  • AI ドライバーは以下のコースでドライビングスキルを向上させました:
    • Atlanta Motor Speedway – Oval
    • Bristol Motor Speedway – Dual Pit Roads & Single Pit Road
    • Canadian Tire Motorsports Park
    • Daytona International Speedway – Oval
    • Detroit Grand Prix at Belle Isle
    • iRacing Superspeedway
    • Talladega Superspeedway
  • 安全のために AI ドライバーと車両はセッションが終了すると直ちに取り除かれるようになりました。
  • AI システムの問題をいくつか修正しました:
    • リプレイで AI ドライバーのカスタムペイントが表示されない問題を修正しました。
    • ホストセッションのスタンディングスタートで、グリーンで AI ドライバーがアクセルを踏むまでにラグがある問題を修正しました。
    • AI ドライバーがピットへ牽引される際にカットペナルティを負うことがある問題を修正しました。
    • 複数のピットイン通知を受信できる問題を修正しました。
    • リプレイで Entries タブに AI dライバーの名前が掲載されない問題を修正しました。
    • AI ドライバーが Dallara P217 で誤ったダイブプレーンを使用しているように見える問題を修正しました。

New Damage Model

  • 新ダメージモデルを以下の車両に搭載しました:
    • Cadillac V-Series.R GTP
    • Dirt Late Model (ALL)
    • Ligier JS P320
    • NASCAR Truck Chevrolet Silverado
    • NASCAR Truck Ford F150
    • NASCAR Truck Toyota Tundra TRD Pro
    • Porsche 911 GT3 Cup (992)
    • Porsche 911 GT3 R (992)
    • Renault Clio R.S. V
  • 将来の開発を簡単にするために新ダメージモデルの一部のシステムコードが再編成されました。

Auto Fuel

  • スポッターやチームメンバーが Auto Fuel 状態をコントロールできるようになりました。

Spotter

  • より正確かつ動的に動作するようにスポッターシステムがアップデートされました。トラック上で起こるレースコントロールイベントを適切に読み取るようになり、バラエティに富んだスポッターコールが追加されました:
    • Car in Front/Behind is Pitting
      前後の車のピットストップ
    • Faster Car Approaching
      速い車が来ている
    • Gaining/Losing the car in front
      前車に追いついてる/離されてる
    • Leader Change
      先頭が代わった
    • Leader Lap Time
      先頭のラップタイム
    • Leader is Lapping You
      先頭にラップダウンされる
    • Session New Fastest Lap
      セッション中のファステストラップ
    • Your Personal Best Lap Time
      自己ベストタイム
    • Time Remaining in Session 20/10/5 Minutes
      セッション残り時間
    • これらのメッセージ設定が app.ini ファイルの [SPCC] セクションに追加されました。
      • これらのメッセージは Chattiness 設定が MEDIUM か HIGH で、app.ini でオンになっているとき(デフォルトはオン)にだけ再生されます。
  • スポッターに「Silence」機能が追加されました。
    • Sound オプションでキーを割り当てると再生中のスポッターメッセージおよびその先少しの間のメッセージを無効にすることができます。黙らせる時間は app.ini ファイルの [SPCC] セクションにある hushDuration 変数で調整することができます。
  • 「Leader Car」コールはプレイヤーと同じクラスのリーダーについて示すようになりました。リーダーに関する全てのメッセージは総合トップでなく、プレーヤーと同じクラスのリーダーを指すことを意味しています。
    • 例:
      • Leader is pitting now
        クラスリーダーがピットイン
      • Leader is at Start/Finish
        クラスリーダーがスタート/フィニッシュ
      • You’re catching the leader
        クラスリーダーに追いつく
      • One lap to win (if you are the leader car)
        勝利まであと1周(自身がクラスリーダーのとき)
  • イタリア語スポッターパックがどちらもアップデートされました!
    • Renzo A. Olivieri と Marco Arcidiacono に感謝!
  • 残り周回数のスポッターメッセージのロジックがアップデートされました。
  • ピット入口の位置がスタート/フィニッシュラインとかなり離れている場合の燃料に関するスポッターコールの問題を修正しました。

Graphics

  • 新しいグラフィックオプションが追加されました: Hide Cockpit Obstructions
    • ヘイロー、Aピラー、岩ガードなど視界を邪魔するコクピット構造物を非表示化するオプションです。
      訳注: 以前ガレージ画面のセットアップにあった項目がグラフィックオプションに移動されました。元々設定がなかった車にも追加されたというものではありません。
  • 新ダメージモデルを搭載した車両が使用するビデオメモリを減らすために車両モデル形式を調整しました。
  • 周囲の車両についてステアリング角度の表示精度を改善しました。
  • 遠景で白くならないようにブレーキライトの露出を調整しました。
  • リプレイでヘイローを非表示にしたり表示したりを処理するシステムをアップデートしました。
  • GGX ブレンドしたダート テクスチャ シェーダーが改善されました。
  • SpeedTree の照明がアップデートされました。
  • SpeedTree self-shadow のグラフィックオプションを取り除きました。
    • 処理のニーズが厳しかった割に視覚的な利点は大きくありませんでした。
  • SSAO パラメータにツールチップが追加されました。
  • SpeedTree の新 SDK を統合しました。
  • SpeedTree の裏側や見えない部分が描画されて処理時間を浪費していた問題を修正しました。
  • ディストーションパーティクルが車内以外では適切に描画されていなかった問題を修正しました。
  • ガレージに入るたびにモーションブラーがトリガーされる問題を修正しました。
  • モーションブラーが同じ車の異なるパーツに異なる量で描画される問題を修正しました。

3D Foliage System

  • 新しい環境グラフィック機能が追加されました: Foliage <フォリッジ/群葉> !
    • 新しいフォリッジシステムは、コースに合うバイオーム/生物群系の 3D 群葉を手続き的に生成します。草、灌木、岩、サボテン、花、その他小さな環境資源が含まれます。3D フォリッジはドライビングやフィジクスには何の影響も与えませんが、シミュレーション世界をよりリアルにデコレートします。
    • Graphics オプションには 3D フォリッジシステムで使われるレベル設定がいくつかあり、ビジュアルや描画パフォーマンスをカスタマイズすることができます。システムを完全に無効化することもできます。
    • 今回のリリースでは、Willow Springs International Raceway のみ 3D フォリッジシステムで種がまかれましたが、母なる自然は常に拡散する方法を探しています!

Visual Effects

  • パーティクルエフェクトの照明が改善されました。
  • PopcornFX SDK が最新バージョンにアップデートされました。

Audio

  • オーディオデバイスのホットスワップサポートが追加されました!
    • レース前にヘッドセットの接続を忘れていてももう大丈夫。たとえレース中でも、iRacing の起動後に接続したデバイスを認識するようになりました。Sound オプションでデバイスに「System Default」を選択していた場合、デフォルトデバイスが変更されるとすぐに新しいデバイスに切り替わりますし、特定デバイスを選択していた場合にはそれが有効化された時点で動作し始めます。
    • 実行中のオーディオデバイス切り替えがサポートされるようになりました。デフォルトのデバイスが選択されている場合、Windows で新しいデバイスが選択されたらシミュレータもその新しいデバイスを使うようになります。特定のデバイスを指定していた場合、Windows でアクティベートされたらシミュレータで使われるようになります。
      • disableWindowsCoreAudio=0 | このオプションを有効 (1) にすると、 Windows Core Audio を無効化します。
      • disableAudioDeviceChangedEvents=0 | このオプションを有効 (1) にすると、ダイナミックなオーディオデバイス切り替えを無効化します。
    • 注: オーディオホットスワップはデフォルトで有効化されます。
  • 新しいオーディオオプションが追加され、System Communication デフォルトデバイスを割り当てできるようになりました。
  • app.ini に新しいオーディオオプション「ambientMusicDisabled」が追加されました。
    • この値のデフォルトは 0 です。1 に設定するとシミュレーションの PA システムが鳴らす環境音楽を無効化します。
  • ダイナミックブレーキサウンドを調整しました。
  • 様々な車両で荷重移動で生じるサウンドを改良しました。
  • 全ペースカーのエンジン音を調整・最適化しました。

Environment

  • コースのあちこちにある様々な駐車車両について、色やテクスチャのバリエーションを追加しました。

Interface

  • セッション/リプレイ画面及びドライブ中画面で右クリックポップアップメニューを改良し、個別のユーザー、車の現在のドライバーやそのチーム全員宛にプライベートメッセージ(PM)を送信できるようになりました。
    • 車にメッセージが送られる既存の Admin/レースコントロールについては、チーム全員宛にメッセージが送信されるようになりました。
    • 「/#N」形式でカーナンバーを指定したPMはチーム全員宛に送信されるようになりました。
    • 車の現在のドライバーだけに PM を送信するには、カーナンバーに続いて「@」を付加した「/#N@」形式となります。その車がピットにいるとき、ドライバーが車から降りていなければ、そのドライバーに PM が送信されます。そのチームの車がシミュレーションにいないときには PM は送信されず、送信できなかったことがあなたに通知されます。
      • 自分が送信したメッセージが自分も宛先に含まれるためにメッセージを重複して受信しないように、メッセージの宛先に関連付けられているメッセージを受信します。個別のメッセージはエコーバックされません。
    • 「/」のあとにメンバーの名前を指定して個別に送信する PM はこれまでどおり送信できます。
  • レースコントロールの Admin コマンドに対するレスポンスでは、ドライバー名でなくチーム名とカーナンバーでエントラントが識別されるようになりました。ドライバー交代のないイベントでは、チーム名はドライバー名となります。
  • 分かりやすくするために単位系の選択肢を「English (USA)」としました。

Camera

  • モーションブラーのオプションに最上級の Ultra を追加しました。
  • ドライバービューのピッチ/ロールエフェクトの問題を修正しました。ビューが地平線に固定されている場合、カメラが車の位置をフォローすることなく遠くまでロールすることができるようになりました。この機能を使うことで VR での酔いを軽減できます。
  • 車の重心がカメラフレームから外れるたびに車にかかるモーションブラーが失われてしまう問題を修正しました。
  • コクピットカメラで不要なモーションブラーがかかることがあった問題を修正しました。
  • マルチディスプレイ環境での車のモーションブラーに関する問題を修正しました。

Controls

  • 停車後にブレーキを踏んだままにしていなくても、いつでも車が停止すれば直ちに停車時用の自動パーキングブレーキが働くようになりました。これにより停車後にブレーキが離れて車が動いてしまうのを防げます。
  • ステアリングの割り当てがされていないとき、リセットボタンで車に乗り込むことを防ぐようになりました。この操作はコントロールウィザードを表示してドライビング操作の割り当てやキャリブレーションへと進みます。
  • XInput デバイスのテストを簡略化しました。
  • 以前のキャリブレーションが新しいキャリブレーションと十分類似していた場合にキャリブレーションが失敗してしまうジョイスティックがあった問題を修正しました。
  • ボタンを押していると Options 画面でステアリングホイールやシフターが反応しない問題を修正しました。

Force Feedback

  • ステアリングホイールのキャリブレーションで、選択していた最大回転角度とフォースフィードバックステータスをチェックして、検出したハードウェアから期待される値と合致しない場合には通知するようになりました。
    • これは正しいドライバーがインストールされていないか、最大回転角度がデフォルトでとても小さな値に設定されている一部のホイールに関する一般的なエラーを検出するための取り組みです。この通知を受け取ったりステアリングホイールの設定に助言が必要な場合にはカスタマーサポートに連絡してください。
  • iRacing はステアリングホイールの最大フォースを自動検出して、適切にフォーススライダーを調整するようになりました。これはステアリングホイールに送信されるフォースレベルを安全かつ自動的に計算するために使用されます。ホイールがどのようにセットアップされているのか常に知ることができるわけではないため、最大フォースレベルを過大評価している可能性があります。これはより安全な憶測ですが、場合によってはシミュレーションで要求できるフォースレベルが制限される可能性があります。その場合には auto-mode をオフにして、手動でホイールのピーク値を設定します。
  • フォースの Auto ボタンを改善してホイールの最大フォースを考慮に入れるようにしました。これによってホイールのフォースが大きくなると Auto チューニングは軽くなります。
    • app.ini ファイルに新しいスケールパラメータ「autoForceFactor」が追加されました。デフォルトは 0.5 で、リダクションの挑戦的な調整を行うこともできます。[Force Feedback] autoForceFactor=1 ですべてのリダクションを取り除いて 1:1 のフォース出力を得られます。これを 0 (zero) に設定すると実質的に常に 6Nm のピークフォースがホイールにかかることになります。この中間の値を設定するとこの極端な 2つをブレンドします。デフォルト値の 0.5 は多くのユーザーにとって良い値です。
  • F9 ブラックボックスのフォース自動設定の Auto ボタンにキー割り当てができるようになりました。デフォルトは Ctrl – A です。
  • フォースフィードバックのピーク検出において、車が制御不能となった際のデータ収集が抑制されるようになりました。また、インシデント発生から数秒の間もデータ収集が一時停止されます。安定したより一貫性のあるシステムにすることが目標です。
  • フォースフィードバックに関して、ステアリングホイールの位置がジャンプしていないか検出する安全機構を追加しました。つまりホイールとの通信が失われたり回復したりしていないかを検出します。通信の中断が検出されると、安全のためにフォースフィードバックが一時的に抑制されます。
  • Force Feedback オプションに Smoothing スライダーで設定するスルーレートリミッターフィルターが追加されました。
    • このフィルターはフォースフィードバック信号の変化率を制限して、信号が固定値以上を越えて加速することのないようにします。つまり信号の大部分はそのままに大きな衝撃を和らげます。25% に設定すると縁石やウォールにヒットした衝撃を和らげながら通常の運転にはほとんど影響を与えません。75% にするとランブルストリップや縁石のヒットもほとんど分からなくなります。縁石や事故で生じる FFB が大きすぎてフォースレベルを下げたりと思ったとき、代わりにこの値を引き上げてみてください。50% から始めてみて、それが大きすぎると感じたら 25% に下げてみてください。
      • app.ini ファイルの [Force Feedback] セクションで「smoothingFilterType=1」と設定して以前のフィルターに戻すこともできます。

Replays

  • チャットメッセージやインシデント発生ポイントをリプレイに記録して確認できるようになりました。
  • AI ドライバー用のカスタムペイントがリプレイで表示されない問題を修正しました。

Telemetry

  • ブレーキライン圧のライブテレメトリ「LFbrakeLinePress」はゼロとなり、値が表示されなくなります。
    • ブレーキライン圧のディスクベーステレメトリ「LFbrakeLinePress」は引き続き利用可能で ABS の調節による波が値に含まれるようになりました。
    • ディスクベーステレメトリに新しい値「BrakeABSCutPct」が追加されました。ABS によるブレーキフォース減少割合をパーセントで示します。
  • ドライバーのスーツ、ボディ、顔、ヘルメットタイプID がセッション文字列に含まれるようになりました。

Official iRacing Sporting Code

  • オフィシャル競技規則スポーティングコードをアップデートしました:
    • 新セクション 6.8.3 が追加され、ピットスタートの正しい動作が記述されました。
    • オーバル・ロード両方でローリングスタートについてわかりやすくするために段落を整理しました。
    • マルチクラスレースでのグリッドの並び方とレーススタートの定義をより明確にしました。
    • ライセンスクラスの画像をアップデートしました。
    • ラリークロスコースでのタイムベース競技ではジョーカーラップは使えないことを確認しました。
    • メンバーシップを停止されたり制限を受けたメンバーが替わりのアカウントを使うことは受け入れられないという注意事項が追加されました。
    • 不正な戦術がレース中に使えないことを確認し、不正で悪い例の記述を削除しました。
  • オフィシャル競技規則スポーティングコードはこちらで確認してください。:

2023s3 リリースノート:

Release Notes

2023 シーズン 2 パッチ 3 のリリースノートを和訳して紹介します。
記事に誤字・間違いなど見つけたら教えてくださいね

※今季これまでのリリースノート:
2023 Season 2 Release Notes [2023.03.07.01] – ハイライト
2023 Season 2 Release Notes [2023.03.07.01] – Simulation
2023 Season 2 Release Notes [2023.03.07.01] – Cars
2023 Season 2 Release Notes [2023.03.07.01] – Tracks
Release Notes for iRacing UI (8.7.1)
Release Notes for iRacing UI (8.7.3)
Release Notes for iRacing UI (8.8.0)
Release Notes for iRacing UI (8.8.1)
2023 Season 2 Patch 1 Release Notes [2023.03.12.02]
2023 Season 2 Patch 2 Release Notes [2023.03.20.02]
Release Notes for iRacing (8.9.1)


SIMULATION:

Race Control

  • スタートゾーンのローリングスタートでリーダー自身にジャンプスタートの黒旗がトリガーされる問題を修正しました。

Auto Fuel

  • Auto Fuel の Lap Margin 設定の制限値を +/- 10 にまで拡大しました。
  • 十分な燃費データを取得できていない場合に表示されるラベルを Auto Fuel ブラックボックスに追加しました。
  • クールダウン、グリッド上、アウトラップでは Auto Fuel が無効な状態で表示されるようになりました。
  • Options メニューの Auto Fuel 用コントロールの名前が変更され、動作するようになりました。
  • app.ini の [Pit Service] セクションに Auto Fuel に関する値を追加しました
    • autoFuelDefaultEnable= 1 (レースで Auto Fuel を自動的に有効化する) or 0 (レースで Auto Fuel を自動的に無効化する)
    • autoFuelDefaultMarginLaps= 1.0000 (デフォルトで設定しておくセーフティマージン周回数)
      • Auto Fuel がグレーアウトしているときにラップマージンには 1.0 と表示されますが、レース開始時にはデフォルト値が適用されます。
  • app.ini の autoFuelDefaultEnable 設定を利用すると、ピット出口で Auto Fuel を自動的に有効化したり無効化したりすることができます。
  • ピットマクロ autofuel が追加されました。
    • オン/オフ、反転、クリアが使えます。
  • Auto Fuel チャットマクロでの値調整に負の値が使えるようになりました。
  • Auto Fuel システムが Gen 4 Cup カーで使えるようになりました。
  • チェッカーフラッグが振られたあとで Auto Fuel の計算が間違っていた問題を修正しました。

New Damage Model

  • 2023 シーズン 2 でリリースした、体系的な新ダメージモデルの変更によって多くの車両で耐久性が非現実的に高いものとなっていました。このパッチで様々な車両のボディパネルを調整し、全般的に弱められ、より現実的なものとなります。このパッチでシーズン 2 リリース後のリアリズムと新ダメージシステムのバランスに関する評価を完了します。この影響を受ける車両は以下のとおり:
    • GT1 Cars
    • GT3 Cars
    • NASCAR Cup Series Next Gen Cars
    • BMW M Hybrid V8
    • Dallara P217
    • Dirt Sprint Car
    • Dirt Sprint Car Non-Winged
    • Formula Vee
    • Mercedes-AMG W12 E Performance
    • Porsche Mission R

Graphics

  • グラフィックスオプションの CPU と GPU のメモリスライダー上限がそれぞれ 32GB と 16GB に拡大されました。

Controls

  • 最近の Microsoft Gaming Input のアップデートに起因するフォースフィードバックの問題を修正しました。
    • FFB デバイスが更新されると常にその FX の再起動を強制するようにしました。Thrustmaster デバイスを使用している場合、ドライバーを最新バージョンにアップデートする必要があります。

Telemetry

  • 新しい変数 PushToTalk がテレメトリに追加されました。
    • この変数には Push to Talk に割り当てたボタンを押しているときに True が設定されます。これは自身がボイスチャットを送信しようとしただけで、他のメンバーがあなたの声を聞こえたかを意味するものではありません。サーバーは他の話者を優先したりボイスチャットに制限をかけることができます。

CARS:

GT4 Cars

  • ABS システムを改善してレスポンスとパフォーマンスを高めることができました。
  • クラスの BoP 調整を行いました。
  • シフトインジケーターライトの設定をアップデートしました。
  • iRacing セットアップがアップデートされました。

ARCA Menards Chevy / Gen 4 Cup

  • (Gen 4 Cup) – Auto Fuel が使えるようになりました。
  • (Gen 4 Cup) – iRacing セットアップがアップデートされました。

Audi RS 3 LMS

  • リアのダンピングが引き上げられました。
  • iRacing セットアップがアップデートされました。

BMW M4 GT4

  • 空力バランスを前よりにシフトしました。

McLaren 570s GT4

  • 車重が若干増やされました。

Mercedes-AMG GT4

  • 車重が若干増やされました。

Porsche 718 Cayman GT4 Clubsport MR

  • エンジントルクが若干大きくなりました。

Radical SR10

  • iRacing セットアップがアップデートされました。

Ray FF1600

  • キャンバー調整幅を更新しました。

TRACKS:

Circuit of the Americas

  • (Grand Prix and West) – コース上にペイントされた位置に合うようにスタンディングスタート位置を調整しました。

Sebring International Raceway

  • 夜間照明で明るすぎるエリアがあった問題を修正しました。

[Legacy] Texas Motor Speedway – 2009

  • (Oval) – マルチグルーブレースを改善するために路面パラメータをアップデートしました。

Release Notes

2023 シーズン 2 ビルドのリリースノートを和訳して紹介します。
記事に誤字・間違いなど見つけたら教えてくださいね

長くなるので 4本の記事に分けました。

2023s2 リリースノート:


SIMULATION:

Connectivity

  • ミートボールペナルティの衝突を防ぐため、レースサーバーへの再接続時にはフレッシュリペアが常にサーバーへ送信されるようになりました。オレンジボールフラッグを受けた直後に切断されたケースで、車の状態が保存されなかったために再接続時に車のダメージはないのにオレンジボールとなってクリアもされない状態が発生することがありました。この再接続時のアップデートによってサーバーでのオレンジボール状態から改めて車の状態を同期されます。

Race Control

  • 2番手のジャンプスタート判定ロジックについて、リーダーとの間隔と速度の比較を組み込んでアップデートしました。
  • ローリングスタートでのペース速度のルールが更新され、コーナー外側の方が長く内側の車に追いつくために車が少し速くなることを許容するようになりました。
  • ロードコースでピット出口をクリーンに走行するとピットエントリーの黒旗がクリアされることがあった問題を修正しました。それが起こるのはオーバルコースのみです。
  • レースコントロールは無効ラップを検出するとドライバーに通知するようになりました。レースサーバーとの通信品質に問題があって途切れたりする場合にドライバーがそれに気付けるようにします。この通知はインシデントと同様にレースコントロールからのテキストチャットメッセージで示されます。

Active Reset

  • 外れたパーツの重量がアクティブリセット後に元に戻っていない問題を修正しました。外れた部品は復元されてもその重量が復元されていませんでした。そのパーツが再び外れると結果的にその重量を2回失うことになっていました。この車体重量に影響する処理が時間経過とともに繰り返されていた可能性があります。
  • アクティブリセットでティアオフを含むウィンドシールドやバイザーの状態が保存されていなかった問題を修正しました。
  • アクティブリセットが短時間で行われた場合にホイールが修理されなかったりロックされてしまう問題を修正しました。

Dirt Racing

  • 特にウォール近くで、ダートの量が変化するにつれてトラックのサイドウォールに沿って行き過ぎたバンプが生成されるのを抑えるため、ダートトラック表面のジオメトリを更新する方法をアップデートしました。
    • この修正で、ウォールの向こうで高さの異なる草地などレースと関係しない近くの地形によってダートトラック表面の高さ計算で異常データが出てくる問題が修正されます。
  • ダートレースの改善努力を続けており、開発は進捗していて近い将来のプランもあるので安心してください。このプロジェクトについて詳細はこちらを参照してください:

AI Racing

  • AI ドライバーは以下の車両を習得しました:
    • Late Model Stock
    • Mercedes-AMG W13 E Performance
    • Ray FF1600
    • Renault Clio R.S. V
  • AI ドライバーは以下のレイアウトを習得しました::
    • Atlanta Motor Speedway – Oval
    • Circuit de Barcelona-Catalunya – Club
    • Circuit de Barcelona-Catalunya – Historic
    • Circuit de Barcelona-Catalunya – Moto
    • Circuit de Barcelona-Catalunya – National
    • Circuito de Jerez – Ángel Nieto – Grand Prix
    • Circuito de Jerez – Ángel Nieto – Moto
    • Circuit Park Zandvoort – Chicane
    • Circuit Park Zandvoort – Club
    • Circuit Park Zandvoort – Grand Prix
    • Circuit Park Zandvoort – National
    • Circuit Park Zandvoort – Oostelijk
    • Circuit Zolder – Alternate
    • Circuit Zolder – Grand Prix
    • Darlington Raceway
    • Detroit Grand Prix at Belle Isle
    • Los Angeles Memorial Coliseum
    • Nashville Superspeedway
    • Oxford Plains Speedway
    • Pocono Raceway
    • Suzuka International Racing Course – East
    • Suzuka International Racing Course – Moto
    • Suzuka International Racing Course – West
    • Suzuka International Racing Course – West w/chicane
    • Twin Ring Motegi – Grand Prix
    • Twin Ring Motegi – West
  • AI ドライバーは以下の車両で追加トレーニングを満了しました:
    • Mercedes-AMG GT3 2020
    • NASCAR Cup Series Next Gen Class Cars
    • Porsche 911 GT3 Cup (992)
  • AI ドライバーは以下のレイアウトで追加トレーニングを満了しました:
    • Circuit of the Americas – Grand Prix
    • Long Beach Street Circuit
    • Watkins Glen International (ALL)
    • Winton Motor Raceway – National
  • AI レースのペースカードライバーが賭けに負けてポルシェを失ったため、ペースカーはセダンに変更となりました。
  • AI ドライバーは以下の iRacing 2022-2023 冬季講習を満了しました:
    • ステアリング講座 LV2: バンクとバンプでの車体制御
    • ゼロを超えるな – AI 安全運転啓蒙活動
    • デジタル紳士淑女のためのペースカーエチケット
    • 簡単! ジャンプスタートしないためのたったひとつの方法!
    • スーパースピードウェイでのギアレシオ選択ガイド
    • フォスターサンダースヒンクルパティンソン14世の ロードコース レーステクニック
    • 頭脳ソフトウェアアップデート022388 – ラインリーダーのためのローリングスタート技術
    • Mr. ABS との井戸端会議
    • Star Cup 勝者からのスライドレッスン
    • 失格になる前にタイヤを交換しろ!
    • ペースカーラインの予測とその他の高度な数学公式
    • タイムペナルティ消化の忍耐 101 レッスン
    • 2ワイドペースカー走行中のごまかし
    • 回避の妙技: 速い車やミサイルの回避テクニック
  • AI ドライバーのステアリング操作によってシムがクラッシュすることがあった問題を修正しました。

Soft Surface Modeling

  • 車が若干速すぎたのでグラベルのパラメータをアップデートしました。

Auto Fuel

  • 給油に関する新機能 Auto Fuel が使えるようになりました。
    • このオプションによってイベントの最後まで到達できるだけの十分な燃料を給油するか必要なら満タン給油することができます。車とコースとイベントを通じてのドライビング、及びその他の変数によって給油量が決定されます。
      • Auto Fuel が適切に働くには、使用中の車とコースで自分である程度走行した燃費データが必要です。例えば、プラクティス開始時にはまだ十分なデータがないことが通知され、いくらかラップすると正確で有効な見積に更新されます。
    • Fuel ブラックボックスではマージンを選択することもできます。
      • Auto Fuel ではコーションラップは計算に含みません。
      • 時間制レースでの追加の 1周分は自動的に組み込まれます。
  • Auto Fuel 機能についてはカスタマーサポートのこちらのページも参照してください: https://support.iracing.com/en/support/solutions/articles/31000169381-how-to-use-autofuel
  • この新しい給油オプションは以下の車両・クラスで使えます:
    • GT3 Cars
    • GT4 Cars
    • GTE Cars
    • NASCAR Cup Series Next Gen Cars
    • NASCAR Trucks
    • NASCAR Xfinity Class Cars
    • V8 Supercars Cars
    • Touring Class Cars
    • ARCA Menards Chevrolet Impala
    • Aston Martin DBR9 GT1
    • Audi 90 GTO
    • BMW M Hybrid V8
    • Chevrolet Corvette C6.R GT1
    • Dallara F3
    • Dallara iR-01
    • Dallara P217
    • Ford GT GT2
    • Formula Renault 3.5
    • Global Mazda MX-5 Cup
    • Indy Pro 2000 PM-18
    • iRacing Formula iR-04
    • Late Model Stock
    • Lotus 79
    • Nissan GTP ZXT
    • Porsche 911 GT3 Cup (992)
    • Radical SR10
    • Ray FF1600
    • Renault Clio R.S. V
    • Super Late Model
    • Toyota GR86
    • USF 2000

Graphics

  • SpeedTree の制御をアップデートしてパフォーマンスを改善しました:
    • SpeedTree はポータルごとに選別されたので複数のミラーがレンダリングされる際のパフォーマンスに作用するはずです。
    • SpeedTree のメモリ使用が改善されました。
    • SpeedTree のセルフシャドウオプションはすべてのグラフィックパフォーマンスクラス設定でデフォルトでは無効となりました。以前はすべてのグラフィックパフォーマンスクラス設定で有効でしたが、2つの追加レンダーが必要となるためにスタッタリングやパフォーマンスヒットがありました。
  • グラフィックプリセットで Low Quality を選択しても車両のシェーダーが不適切なディテールレベルに設定されてしまう問題を修正しました。
  • ゴーストカーがオブジェクトを塞ぐ問題を修正しました。再びゴーストらしくなりました。

Visual Effects

  • PopcornFX パーティクルシステムが最新バージョンにアップデートされました。
  • オートマチックシフトエイドを使用しているとドライバーのシフト操作アニメーションが適切に再生されない問題を修正しました。
  • 運送車両やトレーラーなどの駐車車両に反射マップが適用され、輝いたり反射するようになりました。

Audio

  • 新しいオーディオ機能がいくつかのクラスに追加されました: GT3, GT4, GTE, TCR
    • ダイナミックブレーキオーディオはブレーキの温度と車両フィジクスで生成されるペダル圧を使ってブレーキが鳴く音及び音量をコントロールします。 ブレーキサウンドは高温になるとフェードし、冷めると戻る傾向があります。これらのノイズはブレーキペダル圧からダイレクトに影響を受け、圧が高まると音量も大きくなり、圧が弱まると音も小さくなります。
    • これらのアップデートされたサウンドはブレーキ動作と最適なブレーキ適用にとても役立ちます。
  • 本物のオーストラリア PA アナウンスがオーストラリアコースに追加されました。

Spotter

  • フロント/リアウィング及びサスペンションのダメージ報告についてスポッターがアップデートされました:
    • 多くのダメージが発生するとトリガーされるメッセージが増えます。また、部分的に修復された部品が再びダメージを負った場合にもメッセージがトリガーされます。これは 1回だけの初期ダメージとは異なり、部品が完全に修復された場合のみリセットされます。
    • キューに登録されたメッセージはパーツが修復されたり、より大きなダメージを負った場合には、メッセージ自体がキャンセルされることがあります。
      • これらの修正は、チームが車両から受け取る不正確なダメージ状況や、ピットから出てすぐに受け取るメッセージを正すことを目的に行われました。
  • Ari Cejas さんによってスペイン語スポッターパックがアップデートされました。
    • Thank you, Ari!
  • Guto Colvara によってポルトガル語スポッターパックがアップデートされました。
    • Thank you, Guto!

Cameras

  • コクピットモデルでコクピット内のカメラが車外に影を適切に投影するようになりました。

Replays

  • リプレイスプールが有効なとき、「_spool.tmp」ファイルが「%USERPROFILE%\Documents」フォルダでなく「%LOCALAPPDATA%」フォルダに書き込まれます。
    • これはマイクロソフト OneDrive がリプレイ用一時ファイル _spool.tmp をクラウドへ同期することでアップロード帯域を使われるのを防ぐ試みです。
    • 以前の動作に戻すには、 app.ini の [Replay] spoolRecordingToDir=C:\users\user_name\documents\iracing\replay を編集することができます。
  • コースの端に水が表示されることがあった問題を修正しました。
  • 一部のリプレイで、イベント中に存在した雲が表示されない問題を修正しました。

Voice Chat

  • ボイスチャットの音量調整をしているつもりが、異なる音声入力チャンネルの音量調整をしているように見えた UI の問題を修正しました。

Controllers

  • Razer と Logitech のキーボード両方でキーボードのバックライトを修正したので、そのレスポンスがリニアになりました。シム起動時に少量のバックライトが Logitech キーボードに追加されてキーが読みやすくなりました。

Force Feedback

  • 一部の Logitech ハンドルの 360 Hz FFB モードのサポートが追加されました。これはデフォルトで有効ですが app.ini の [Force Feedback] enableFFB360HzInterpolated=0 設定で無効化することもできます。
  • ブレーキのキャリブレーションでブレーキペダルがロードセルペダルかどうか確認して、ブレーキカーブを自動設定できるようになりました。
  • Auto ボタンは走行から走行まで一貫性があります。
  • 新しいクラッシュサスペンションロジックの一部のクラッシュフォースが裏抜けする問題を修正しました。衝突時はもっと静かになります。

Telemetry

  • 新しいテレメトリ変数 IsGarageVisible が追加されました。
    • この変数はガレージ画面が表示されているときに True を返します。ガレージフィジクスが使用されていることを示す既存の変数 IsInGarage と関連しています。
      この変数はチームセッションで便利です。例えば、車はガレージに入っていなくてもクルーチーフががレージ画面を開くことがあります。配信でガレージの値を見せたくない場合に示すことができます。

2023s2 リリースノート: