昨年12月のオーランドのPRIショウで、iRacing.comのブースにはいつでも、新しく開発途中のレース・ドライビング・シミュレーション・ソフトウェアを試すための行列がありました。彼らはドライバー教育とトラックの習熟のための重要なツールを経験したことを理解して帰っていったのです。そしてその多数がその場でサインしようとするほどでした。まだ製品が一般公開されていないのに。
2008年のPRIショウが明日開催されたときには(※1)、レースエンジニアやチームオーナーおよび他の出席者はより完全に開発されたバージョンを試すだけでなく、既に8,000ユーザ以上が登録しているインターネットベースのシミュレーションサービスに即座に申し込みが行えます。
メジャーリーグBoston Red Soxの主要株主でありNASCAR Roush Fenway Racingの共同オーナーでもある、iRacing.com共同設立者のJohn Henryは言います。
“この1年で何が起こったのかは注目に値します。小さなグループで作業を始めてから、4年以上の開発期間と約1年間のアルファテストを経て、自動車レースシミュレーションサービスとグローバルなコミュニティとプロフェッショナルなレース運営を提供する企業に成長しました。
プロのレースドライバーを含む300名以上のボランティア協力によって、昨年春にアルファテストを終えた後に 6週間のベータテスト、そして 6/25に段階的な招待制でのコマーシャルリリースを果たしました。そして2ヶ月と1日後に、このサービスをすべての方にオープンにしました。これは確かに晴れ舞台ではありましたが、まだ単にコミュニティを作れただけであり、我々のゴールはまだ遠い先にあるのです。開発は決して終わりません。我々は会員によりよいものを提供するために働きつづけます。”
技術スタッフは、現在の11車種に加えて、Chevrolet Impala SS, Riley Mk XX Daytona Prototype, Le Mansクラス優勝のPratt & Miller Corvette C6.Rの作業にあたっています。提供されるトラックは26あり、トータルでのレイアウト数は62にもなります。
iRacing.com共同設立者であり最高経営責任者・最高技術責任者であるDave Kaemmerも次のように言います。
“我々はもっと多く、すべてのInternational Speedway Corporation社(※2)、Speedway Mortorsports社(※3)、Panozグループの施設、そして米国内外の多くのトラックについて作業することを予定している。しかしその量が多いからと品質面での妥協はしません。シミュレーションは実世界と瓜二つに再現して初めて、実際のレースで役立ちます。近い、ではそうならないでしょう。これを実現するために、我々は徹底して高精度レーザースキャンとマシンの詳細な数学モデルを使っています。そして現実にレースやテスト走行に向けて我々のサービスを利用しているドライバー達によって、その価値が認められました。”
テスト時間を無限に提供するだけでなく、iRacing統括組織FIRSTは毎年4回12週間のコンペティションシーズンを組織化し、現在はスキルレベルに応じた10のレースシリーズを監修しています。そしてプロシリーズを作る計画が進行中です。サービスの年間購読は1ヶ月あたりわずか13ドルです。