Tony Gardner Interview

Inside Sim RacingによるTony Gardner iRacing社長への生インタビュー

https://www.youtube.com/watch?v=n-kqWDRv5aM

http://members.iracing.com/jforum/posts/list/75/3460815.page#9599416
iRacing メンバーフォーラムにサマリーを挙げてくれてた方がいたので、以下で日本語にしてみますね。


Q: シーズン2のビルドの進捗はどうですか?

A: これまでに言及していたすべてが順調だよ。アウディ R8 LMS、メルセデス GT3、新しいMX5、フォーミュラルノー2.0、そしてサプライズが少し。

Q: オフィスでは新しい人材も加入しているようですね。

A: この1年半、積極的に技術者を採用しています。昨年は 6-7人採用しました。現在では 50名のフルタイム社員と10-15人の契約社員がいます。壁をなくして事務所を拡大しました。

Q: 新しい技術者はそれぞれ何にフォーカスしていますか。

A: ソフトウェアエンジニアが 3人、ウェブエンジニアが 2人、アーティストが 1人。プロジェクトを推し進めるためにアニメーターとデータベースエンジニアにも 1人。

Q: 経営はいかがですか

A: 製品に反映される投資を行っています。オフィスのリースを更新しました。

Q: 何年も新しい機能が追加されてきましたが、ユーザーインターフェースには見られない設定が、 app.ini や renderer.ini にあります。新しいユーザーインターフェースではこれらの隠された機能をより多く設定できるようになりますか。

A: はい、シムのユーザーインターフェースは多くの選択肢を選択しやすくなります。将来的には、一般的にウェブサイトはなくなり、アプリケーションに集約されることになるだろう。バックエンドサービスは現代技術でゼロから開発中だ。

Q: 新しいウェブサイトの進捗はどうですか?

A: 思ったより時間が掛かっています。すべてを同時ではなく、部品ごとにロールアウトしていくことになりそう。新しいシムUIはオプション選択によってテストできるようになる見込み。

Q: Sim Expoにまた出展しますか

A: はい

Q: いくつかの車両は古くなっています。オフィシャルシリーズからそれらをリタイアさせる可能性がありますか? サービスから完全になくなることもありますか? 開発に多くを費やしたり、最新に更新するための開発にも多くの時間が掛かるのでは?

A: いい質問ですね。いくつかの車両はグラフィックのリフレッシュを続けています。いくつかの車両はなくなるかもしれませんが、今はその必要はありません。

Q: マニュファクチャ ロゴをシム内の順位表示に加えてみては?

A: いいですね、そんなに難しくはないでしょう。

Q: 新しいパートナーの計画はありますか。WECなど。

A: えぇ、ルマンのようなコンテンツに、マニュファクチャラーと話しています。

Q: LMP1?

A: はい、検討しています。

Q: LMP1コンテンツは絶えず変更が行われて困難なものになりませんか

A: その通りで、完全にそれに追いつくことはありません。

Q: マニュファクチャラーとの作業はどれくらいの期間かかるものですか

A: 何か月もかかります。iRacing は巨大マニュファクチャラーに高い優先度ではありません。法的な手続きにもしばらく時間がかかりますし、チームが契約をレビューした後、データの同意を得る必要がありますが、いくつかの契約はそのデータのためにまだサインがなされていません。

Q: ファンとして、すぐにシムに欲しいものは何ですか?

A: ダート。みんなが欲しいと思っているもの。パフォーマンスとスタビリティ。ダメージモデルの進化。でもパフォーマンスチューニングが必要ですね。

Q: パーツの落下もダメージモデルのターゲットですか

A: はい。メインとなるゴールはより精密なダメージモデルですが。現行モデルは球状ゾーンですが、新しいモデルではリアルな凸形状へ移行します。新しいモデルでは各パーツに実際にかかる応力をベースにしたいと考えている。1台のマシンが新ダメージモデルを搭載する。新しいスパークは路面に吸収されず跳ねるようになる。

Q: リアルでないクラッシュは起きなくなりますか

A: 理想的には。例えばインディカーに応力が十分働けば壊れてばらばらになるように、そういったモデルがゴール。

Q: Oculus CV1 か HTC Vive を手にとりましたか

A: はい、CV1を。DX11サポートのあとで進めていくことになる。Vive は知りません。

Q: Any possibility of a seperate mobile launcher

A: Yea possibly.
※これは何でしょう…

Q: 再スキャンについて(Daytona, Lime Rock, Silverstone)

A: 2つのシナリオがあります。
1. VIRのグラフィックをアップデートする予定。
2. 変更のあったトラックはいつか再スキャンして作り直したいですね。

Q: DX11アップデートは全般的な効果があるのか、それともサーキット個別の追加開発が必要?

A: 個別に必要ですがそれぞれが巨大な作業というわけではありません。サーキットあたり数時間です。

Q: イモラサーキットについて

A: 開発中、完成が近いです。ミスがなければ 3月に。シーズン中か 6月になるかもしれない。ルマンも同様に開発中。

Q: レースあたり 5車種へのアップグレードは

A: 第13週では実際に 6台の実績はある。パフォーマンスが懸案事項。シム的にはスキンを考慮すると 5台でなく 30台に換算されてパフォーマンスに大きく影響する。技術進化によってこのリミットが 6 そして 7 と増加していくでしょう。

Q: DX11で最初のプロジェクトは?

A: まずは最適化。次いで昼/夜、雨など。1ヵ月後、どのプロジェクトに取り組むか決めるでしょう。

Q: Fixed と Open 、シリーズのバランスは

A: 現在のバランスがちょうどよいと思ってる。みんなどちらも好きだよね。

Q: UK Rockingham はどのような状況ですか

A: TODOリストにはあるけど優先度は下がった。NASCARシリーズで使いたいトラックはそこではないしね。

Q: 車種はなんでもありで24時間開催のニュルブルクリングのホットラップイベントなんていかが

A: いいね、ルーズリップにキューが出たよ。Time Attackと呼ばれるものを作っていて、マシンを 1台選んで 12のトラックでトップタイムを競うんだ。各車種ごとのリーダーボードで。ここでもProへの階段がありそうだね。

Q: eスポーツの観点で、iRacingの将来は

A: 観客は増えているけれど、どちらかというとリアルレースとシムレースの戦いを望んでいるようだ。流行するまでには時間がかかりそう。

Q: eスポーツのパートナーとの議論はありましたか

A: えぇ、いくつか会場と話したし将来何かができそうです。

Q: 多言語対応について

A: ナイスだが実現するのは大変だ。

Q: スキン作成に便利なカービューアはどうですか

A: 新しいユーザーインターフェースの一部として開発中です。

Q: Moto GP はどうですか

A: 将来、そんなこともできたらいいよね。今はコントローラがグレイトと言えないから。そのおかげで多くのバイクゲームはその見た目ほどには楽しくない。

Q: ビンテージカーが登場する機会はありますか

A: 繰り返しになるけど、ええ、我々もそうしたいですね。

Q: 次期ビルドで新コンテンツは確実に来ますね?

A: はい、99%、新車は入ります。MX5だけ、わずかに遅れがあるので第13週に間に合わず、シーズン始まって第1週のリリースとなる可能性があります。車の開発が完了していても、そのリリースの承認があとになることもあります。

あと、次期ビルドではヘッドライトをフラッシュできるようになります。