進行中・将来の開発について
新シム UI
- 最近アルファテストに入り、ほぼ完成に近づいています。
- しかしテストに数か月かけて、3月ビルドで確実で安定したユーザー体験を提供します。
- 新シムUIでは、おなじみの機能も動くし、新機能とカスタマイズを実現していく。
リリース時に期待されているもの、将来に向けて検討中のコンセプトを紹介するのでぜひ意見を聞かせてほしい、とのこと。新シムUIのおおまかなデザイン
将来のUI機能検討
ダイナミックマップ、カスタムUI、複数ブラックボックス、外観・統合、ガレージ画面や機能ページ、シム内テレメトリ表示、Admin機能の改善、など
グラフィックス
iRacing自身によるグラフィックスエンジンでの、前方レンダリング(Forward rendering)でなく遅延レンダリング(Deferred renderering)によるiRacingのワールドデビューとなるスクリーンショットをどうぞ。
フィジクス開発
FFBとタイヤ開発に重点を置いてコアとなるフィジクスシステムの改善に取り組んできて、V10タイヤのリリースとなりました。
タイヤモデルのバージョン番号には何年も言及されていませんでしたが、2桁となったことには少し驚きもありますね。
V10での改善点
- 倍精度の物理計算
- FFB改善。ユーザーの FFB キャリブレーションを改良するツールを開発中
- スライスごとの状態/熱/コンディショニングとスライス数の増加によるコンタクトパッチ モデリングの改善
- タイヤ形状と形状全体にわたる温度上昇と摩耗の差異を改善
- タイヤ コンパウンド モデリングの改善
- 路面のマルチグルーブおよびポリッシュに繋がるグリップモデルの改善
- 熱の蓄積・記憶のモデリング改善
- ステアリングを通じて感じる感覚に大きな影響を与えるモーメント(タイヤが作り出すトルク・ねじり力)の改善
別チームの取り組み
まったく異なる角度からフィジクスとドライビングフィールの改善に取り組む別チーム – F1、NASCAR、インディカー、プロ スポーツカー チームで働いていた車両ダイナミクス エンジニア (VD) – がレースカーの物理モデルの構築に使用するツールの改善にも取り組んでいます。
iRacing に入社した VD への最初のタスクは、コーディング方法を教えることでしたが、車両モデリング開発の改善という目標を達成するために 2 つのエンジニアリング プロジェクトが進行中です。
- Car Builderと呼ぶ特注の社内車物理構築ツールの作成。
- Car Builderはエンジニアが難解なコードで実行していたタスクを、カスタマイズおよび再利用可能なレーシングカーのコンポーネントとシステムのビジュアル インターフェイスとライブラリで効率化します。
- 一貫性、速度、反復性、共有性に優れた、より扱いやすいプロセスが実現し、最終的には、これまで以上に優れた正確な運転ができるレーシングカー モデルが実現します。
- さまざまなタイプのタイヤを設計する VD のために、40 を超える物理パラメータが必要なタイヤデザインを助けるツール
- ユーザー体験はタイヤモデルだけでなくタイヤデザインにも左右される
- VD チーム向けの実験計画法ツールを構築して、コンセプトや変更のテストを DoE ツールを使えば数秒で何万ものテストを実行できます。Car Builder と同様に、これまで以上に優れた精度で走行するレースカー モデルを完成させるためのツールです。
キャリアモード
- 将来のキャリアモードの基礎となる AI チャンピオンシップを2025年にリリース
- フェーズ2としてキャリアモードをリリースする予定
Race Control
- レースコントロールはルール・ペナルティ・ペーシングなどを含むシステム集合体であり、最近他のシムや多くのシステムを手掛けた経験豊富なシムレーシングエンジニアがチームに加わったことでこれらのシステムプロジェクトが加速していて、次のビルドでこの関連のバグ修正が多数リリースできる見込み。
- 将来に向けて、マルチクラスのレーススタートの改善も含む新しいレースコントロール機能にも取り組み中。
Save Game
AI レース用として、昔の Papyrus NASCAR 2003 にあったセーブ機能を現代の複雑なシミュレーションにおいても実現できるよう取り組み中。
1.新コンテンツについて
2.新機能について
3.進行中・将来の開発について (イマココ)
4.将来の登場が見込まれるコンテンツについて
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