Release Notes
2024 シーズン 2 ビルドのリリースノートを和訳して紹介します。
記事に誤字・間違いなど見つけたら教えてくださいね。
長くなるので 4本の記事に分けました。
2024s2 リリースノート:
- 2024s2 リリースノート – ハイライト, iRacing (UI)
- 2024s2 リリースノート – Simulation<<<イマココ
- 2024s2 リリースノート – Cars
- 2024s2 リリースノート – Tracks
SIMULATION:
Tempest Weather System & Rain
- iRacing で使われる気象システムが根本から完全に再構築されました。以前の天候はもうありません。テンペスト気象システムが iRacing ユニバースの気象を管理する唯一の方法となりました。
- iRacing シムでの Tempest:
- シムで新しい Weather タブが利用できるようになりました。ドップラーレーダーマップを含む現在及び今後予測される気象情報が提供されます。
- TRACK CONDITIONS の INFO タブと WEATHER タブには現在のサーキットの水分レベルに関する情報が表示されます。
- 新しい F11 気象ブラックボックスが追加されました。このボックスには基本的な天気予報が表示され、スポッターに最新情報を依頼する Weather Report ボタンが付いています。
- シムで新しい Weather タブが利用できるようになりました。ドップラーレーダーマップを含む現在及び今後予測される気象情報が提供されます。
- レインタイヤ:
- ウェット路面、溜まった水、そしてタイヤの相互作用はリアリズムを追求して設計されました。これには、水がトラックから持ち上げられたり、タイヤトレッドを流れたり、様々なスピードのタイヤから飛び落ちたり、ボディを伝って戻ったり、水しぶきが生成されたり、ハイドロプレーニングやトラック路面の粗さと濡れ方によるグリップ変化が含まれます。
- すべての車両でウェット路面に伴う課題に取り組む装備と準備がされているわけではありません。雨天走行の最適なパフォーマンスとリアリズムを追求して、各車両及びタイヤセットがそれぞれ別々に開発されます。これには雨天でもタイヤを交換しない車両も含まれます。
- Ray FF 1600 には雨天時にもそのまま走行できるタイヤが装着されています。
- 以下の車両では新しいレインタイヤが使えるようになりました。他のタイヤコンパウンドと同様のルールで適用・変更できます。
- IMSA GT3 Class (Audi R8 LMS EVO II GT3, BMW M4 GT3, Ferrari 296 GT3, Lamborghini Huracán GT3 EVO, Mercedes-AMG GT3 2020, Porsche 911 GT3 R (992))
- GTP Class (Acura ARX-06 GTP, BMW M Hybrid V8, Cadillac V-Series.R GTP, Porsche 963 GTP)
- Toyota GR86
- Dallara P217
- FIA F4
- Super Formula Lights
- ダイナミックトラック体験:
- Dynamic Track システムはトラック路面の水及び湿度に応じて動作します。水分が蓄積されるにつれてトラック路面特性が変化した結果、レース中の挙動が変化します。これには濡れた走行ライン、水溜りの形成、タイヤやそこに起こる風で移動する水、磨かれた路面、乾いていく路面なども含まれます。蒸発したり、ロードコースすべてで現実の位置にマップされた排水システムによって、路面から水が完全になくなることもあります。大きく異なるドライビング体験に備えてください!
- レースコントロール:
- レースコントロールシステムはコースの飽和レベルを認識してリファレンスラインとレースルールを状況に応じて調整するようになりました。
- ペースカーはペースラップ中に濡れたコーナーを認識して適切にスローダウンするようになりました。
- 予選監視システムはウェットでのスピードを考慮してテストを行い、状況に応じて期待値を調整するようになりました。
- Relative ブラックボックスのデルタタイムが飽和レベルに応じて調整されるようになりました。
- Fuel-to-End のブラックボックス計算が飽和レベルに応じて調整されるようになりました。
- ブルーフラッグのための距離計算がウェットエリアの速度を認識して調整されるようになりました。
- 低速車両のイエローフラッグのための距離のしきい値がウェットエリアの速度を認識して調整されるようになりました。
- テレメトリ値 CarIdxEstTime はウェット調整を行ったラップタイム推定値が使われるようになりました。
- カット防止チェックポイント、得られる時間、コースカットペナルティシステムはすべてウェットエリアの速度を認識して調整されるようになりました。
- これら 3つのシステムは、セッション中にドライのラップが記録されてからウェットになったり、またその逆でも、適切にスケールします。セッションペースは、イベントを通して変わるコンディションによってスケーリング変数が変化します。
- AI ドライバー:
- AI ドライバーは雨の中でも十分運転でき、この日のために特訓して準備してきました。
- AI ドライバーは雨天のレースの準備ができています!
- AI ドライバーは雨の中でも十分運転でき、この日のために特訓して準備してきました。
- レインビジュアル:
- 雨の視覚効果には、雨粒、ウェットシェーダー、水溜り、エアロスプレーと水しぶき、ボルテックス(渦)効果、霧、フロントガラスとバイザーの水滴、水の反射や波紋、照明、などが含まれます。
- 雨音:
- 雨天時の周囲の音や環境音を幅広くサンプリングして追加し、レベルを最適化しました。
- Option 画面で雨の効果用に新しいオーディオレベルスライダーが追加されました。
- 雨に関するテレメトリ変数及びデータが追加されました!
- ライブ変数 WeatherType は単なる動的定数ではなく新しい irsdk_WeatherDynamics 定義を返すようになりました。
- 新しいライブ変数 WeatherVersion は新しい irsdk_WeatherVersion 定義を返します。
- 新しいライブ変数 Precipitation はスタート/フィニッシュラインで見られる降水量を返します。
- セッション文字列 WeekendInfo:TrackWeatherType: は動的な天候をカバーするために拡張されました。
- セッション文字列 WeekendInfo:TrackSkies: は動的な天候をカバーするために拡張されました。
- 新しいセッション文字列 WeekendInfo:TrackPrecipitation: はセッション開始時のスタート/フィニッシュラインでの初期降水量を返します。
- セッション文字列 WeekendInfo:WeekendOptions:WeatherType: は動的な天候をカバーするために拡張されました。
- セッション文字列 WeekendInfo:WeekendOptions:Skies: は動的な天候をカバーするために拡張されました。
- セットアップビルダーとテスト走行向けの注意: 静的気象モードでは、同じコースの 2つのセッションがすべて同じパラメータ調整で設定された場合、常にまったく同じ気象シードが生成されます。これにより、まったく同じ静的気象パラメータを使用する場合には、予測可能な同じコンディションを同じコースで完全に再現できるようになります。
Anti-Cheat Software
- アンチチートソフトウェアを EasyAntiCheat から Epic Online Services に変更しました。
訳注: iRacing ユーザにとって実質的な変更はないと思われます
Updater
- アップデート完了直後に続けてアップデータを実行したとき、起動に失敗する可能性がある問題を回避できるようになりました。
Simulation
- データハッシュを一部最適化し、他のユーザーがセッションに参加するたびに視覚的なスタッターが発生する可能性を削減しました。
- Alt + F4 のキーを押すのでなくキーを離すときにシムが終了する問題を修正しました。以前は Alt + F4 で終了された別のプログラムのあとでシムがフォーカスを得るとシムが予期せず終了してしまう問題がありました。
- ホストセッションでレース終了後のクールダウン中にホストの残り時間がなくなるとシムがクラッシュする可能性があった問題を修正しました。
Connectivity
- iRacing は進化するネットワーク標準に参加しています。これはレイテンシに敏感なアプリケーションがネットワークトラフィックを識別できるように設計されています。iRacing は Google, Apple, NVIDIA, Valve, Comcast などとこの標準に加わり、L4S (Low Latency, Low Loss, Scalable-throughput = 低遅延, 低ロス, スケーラブルスループット) は、ECN (Explicit Congestion Notification = 明示的輻輳通知) として知られるネットワーク基盤を使用して、VoIP (Voice over Internet Protocol) やゲーミングといったリアルタイムアプリケーションのネットワーク上での優先処理をリクエストします。この標準に準拠したネットワークトラフィックは、キューイング遅延によるレイテンシやジッターの削減、輻輳時のパケットロスの低減、といった恩恵を受けることができます。
- 新しい E メーターがシムに表示されるようになりました。これは Explicit Congestion Notification (ECN) メーターです。
- 輻輳が通知されていないときには、数値表示の E メーターでは緑の OK が表示され、グラフィカルな E メーターではパケットロスがない Q メーターと同様に空の状態となります。
- 輻輳が通知されているときには、E メーターの対応する側 (左が受信/ダウンロード方向, 右側が送信/アップロード方向) に赤い CE または赤いバーが表示されます。
- アップロード側の輻輳がある場合、他の人があなたの車の位置を取得する頻度が下がります。ダウンロード側の輻輳がある場合、他の人の車の位置を取得する頻度が下がり、セッションに参加している人が多い場合にはアカウントの接続タイプの設定よりも帯域幅が小さくなります。
- ECN (明示的輻輳通知) の応答中はボイスチャットが無効になります。
- シムがサーバーへのアップロードパスでの CE に応答中はボイスチャットの記録/送信が無効化されます。プッシュ to トークが有効なときには、CE によってボイスチャットを送信できないことが通知として表示されます。送信しようとした試みた会話はリプレイには記録されません。
- サーバーからのダウンロードパスでの CE 応答中はサーバーは誰かが話していると通知しますが、実際の音声データは送信しません。誰かが話しているという通知が変更され、話者の名前が CE によってミュートされていることを示すメッセージで置き換えられます。通知はリプレイに保存されるので、「Voice Chat Review」オプションを有効にしてリプレイを再生すると通知が表示されます。
Cars
- 3気筒車両についてスターターモーターのトルクカーブを改善しました。
- これにより一部の車両が高地で始動できない問題を解決します。
- 着火遅れがカウントダウンしている間、スターターモーターはクランキングし続けるようになりました。
- 特定のエンジンブレーキスロットルを備えた特定の車両でトラクションコントロール (TC) が誤って介入する可能性がある問題を修正しました。
- 特に理由もなくおよそ 1,000,000 分の 1 の確立でエンジン故障が発生する古来のレガシーコードを削除しました。
- 油圧が限りなくゼロに近づくが決してゼロにはならない問題が発生する可能性があった計算処理の問題を修正しました。
Tires
- ドライでもウェットでもどちらも芝の滑りやすさが引き上げられました。
- 特に車両でブレーキを掛けているときのオフトラックでの転がり抵抗を更新されました。
- タイヤがオフトラック路面の深さを検出する処理をアップデートしました。タイヤがレーシング路面から遠く離れるにつれて砂やダートなどは緩く深くなるので、オフトラック路面の効果が強くなります。
Dynamic Track
- Info パネルの Current Track Temperature で表示されるトラック温度の読み取り精度が向上しました。
Race Control
- 2024 シーズン 2 リリースの一環として、レースコントロール開発者は iRacing のベテランペースカードライバー向けの特別なトレーニングカリキュラムを組み立てました。私たちは AI レーシングスクールで多くの成功を築き上げてきたシーズンから学んだ教訓を彼に授けるときが来たと感じました。このトレーニングの受講受付で分かったのですが、長年のミステリーだったペースカードライバーの名前がわかりました! フレッドです!
- フレッドは、特にタイトなコーナーやシケインでのスムーズなペースカー走行と、2ワイドのペースフィールドのリード方法について、の 2つのコースを修了しました。これによってフレッドはタイトなコーナーでは徐々にペースカーの速度を落としてコーナーに進入したり、フィールドに合わせて合理的に加速を行うようになりました。また、ペースカー走行の車列が 2ワイドなのか広いフィールドなのかを認識して、それに合わせてペースカーの速度を調整するようになりました。
- フレッドは、必須トレーニング講座でピットレーンとは何であり何でないのかを学習しました。以前の彼はときどき、すでにピットを出てレーストラック上に出ているのにピットでの制限速度のまま走っていたことがありました。
- フレッドは困難な状況からペースフィールドをまとめる特別コースも修了しています。レースリーダーがスタート/フィニッシュラインやピット入口/出口にとても近い場所だったときにコーションが発生した場合でも、フレッドはペースフィールドを適切に扱えるようになりました。以前は集団をリードするための位置につくまでに猛スピードで走ったり変な位置に付いたりすることがありました。
- コースカットのチェックポイントで表示されるペナルティ値が正しくない可能性がある問題を修正しました。
Team Racing
- ドライバー交代時に燃料使用データがコピーされるようになりました。次のドライバーが燃費データを持っていなくても、以前のドライバーが良いデータを持っていればそれを受け取れるようになりました。これにより、チームメイトが交代後のドライバー用に Auto-Fuel チェックボックスを操作することができなかった問題も修正されます。
Dirt Racing
- 一部のダート路面パラメータ変更により、ダート路面のタイヤ接地感を向上し、スリックのレーシングスピードを若干引き下げます。
Rallycross Racing
- ラリークロス車両の燃料タンクは 80 リットルに調整されました。
AI Racing
- iRacing の AI レーシングスクールは 2023 年末~ 2024年初の冬の間に実施した 2つのカリキュラムで多くの時間をウェットコンディションでのドライビングにフォーカスしました。雨の中でのドライビングが大変だということを AI ドライバーから伝えてもらいましょう! 彼らは耐え抜いてレインドライビングの最初の評価を獲得しました。
- 今シーズンのレーシングカリキュラム:
- The True Tire Temperature Test: Tepid to Torrid
- Dealing with the Loss of a Loved Wheel
- Racing Speed Mathmatimancy – Level 8
- Choose Your Own Racing Adventure: Downforce and Gear Selections
- Ankle Strength Training for Maximum Throttle Control
- 今シーズンの特別ウェットレーシングカリキュラム:
- Rain Tires (2nd Edition) by Nigel “Welly” Saunders
- Where Exactly is it “Slippery When Wet”?
- Earth & Water – An Elementalists Perspective at the Track
- Looks Like a Storm is Rolling In & Other Scary Stories to Tell in the Pits
- Wet Strategies for Beginners and Professionals
- 1001 Wet Racing Lines – A Picture Book
- The International Survival Guide To: Puddles
- 残念ながらこれらの文献の人間が読める形式のものはありません。
- 今シーズンのレーシングカリキュラム:
- AI ドライバーは以下の車両でレースできるようになりました:
- Super Formula Lights
- AI レースで以下のレイアウトが使用できるようになりました:
- Autódromo Internacional do Algarve – Grand Prix, Grand Prix w/chicane, Moto, Moto w/chicane
- Autodromo Internazionale Enzo e Dino Ferrari – Moto
- Misano World Circuit Marco Simoncelli – Club, Grand Prix, Grand Prix – 2007, Grand Prix – Historic, Truck
- Sebring International Raceway – Modified
- AI ドライバーが以下の車両でドライビングスキルを向上させました:
- GT3 Class Cars
- GTP Class Cars
- Dallara P217
- FIA F4
- Ray FF1600
- Toyota GR86
- AI ドライバーが以下のレイアウトでレーシングラインを改善しました:
- Sebring International Raceway – International & Club
- WeatherTech Raceway Laguna Seca
Graphics
- 深度解決バッファフォーマットを最適化しました。この変更が SSR, SSAO, heat haze, SMAA, DOF が高速化されます。
- Screen Space Reflections (SSR) レンダリングをアップデートしました。この機能はデフォルトでは OFF です。雨の場合にあなたの PC でこの設定が Low または High のときにどのように動作するかを調べる価値があります。この設定はドライブ用とリプレイ用で個別に設定できるので、シナリオに基づいてグラフィック設定がパフォーマンスに影響する度合いをカスタマイズできます。
- パーティクルエフェクトを、システムのパフォーマンスニーズに基づいて解像度を半分または 1/4 にダウンサンプリングできるようになりました。これにより、見た目を完全に犠牲にせずに処理速度が大きく改善する可能性があります。
- 1/4 解像度のパーティクルは最低限として常に有効化されます。
- 雨の Dynamic Track Surface のレンダリングの見た目とパフォーマンスを改善しました。
- 様々な追加背景キャラクターがプレーヤー車両やフォーカスオブジェクトに注目するようになります。
- ヘッドライトの強度をドライでもウェットでも全体的に引き上げました。これはすべてが暗くなるのでウェットコンディションで特に役立ち、ナイトレースでの露出強度を改善します。
- SpeedTree システムが配置した樹木は照明と影の属性を調整しました。
- タイヤスキッドマークの生成強度を調整しました。
- 霧のレンダリングエフェクトがアップデートされました。
- PopcornFX がアップデートされました。
- PopcornFX のメモリアロケーションがアップデートされました。
- グラフィックスの自動設定が選択したディスプレイデバイスを settings.ini に適切に保存しない問題を修正しました。これにより、複数モニターで全画面モードを使用しているユーザーの問題が修正されます。
Audio
- 一部の全体的な PA コメンタリーが日本のサーキットに追加されました。
- 一部の車両にアンダートレーの擦過音が追加されました。
Pit Stop
- autoResetPitBox=0 の場合でも、 autoFuelDefaultEnable=1 ならピット出口で Auto Fuel が自動的に再有効化されます。
- レース終了または失格となった場合など、スコアを獲得できなかった場合には Auto-Fuel は無効となり、グレー表示されます。
Spotter
- 気象状況、雨、路面の含水状態、レインタイヤに関するスポッターメッセージが追加されました。
- ラリークロスで、レースが終わりに近づいてもジョーカーラップを消化していなければリマインドするスポッターメッセージが追加されました。
- レースコントロールとスコアリングが終了したことをドライバーに知らせるスポッターメッセージが追加されました。
- ガス欠の車両をクランキング/再始動させようとしているときにドライバーにガス欠であることをリマインドするスポッターメッセージが追加されました。
- 車両との接触があった場合、インシデントメッセージで関与した車番を特定するようになりました。例えばチャットウィンドウには「Car Contact」でなく「Car #5 」と表示されるようになります。
- デフォルトのスポッターとクルーチーフのボリュームレベルを引き下げました。
- スポッターが前の車両がコースアウトしたことを知らせたあとでその車を追い抜くと、再び後ろの車がコースアウトしたと知らせていましたが、スポッターはこれは同じ車であると認識するように修正しました。
- 車両をピットへ牽引し始めたとき、スポッターが誤ったダメージアセスメントをチームメンバーに提供する可能性がある問題を修正しました。
- タイヤセット数が制限されていないセッションでスポッターがタイヤセットの残数を通知する問題を修正しました。
- 牽引中にスポッターがピットまでの距離をコールする問題を修正しました。
Options
- Network ツールチップを更新して新しい E メーター (Explicit Congestion Notification (ECN)) の説明を加えました。
- ハイコントラストなマウスカーソルを有効にするためのオプションが Options 画面に追加され、ハイコントラストマウスカーソルの見た目が更新されました。
Controls
- Options 画面にブレーキの出力レンジを制限することのできるスライダーが追加されました。
- これによりユーザーは joyCalib.yaml ファイルを編集することなしにブレーキペダルのロングキャリブレーションを行うことができるようになります。
- デュアルクラッチのバイトポイントに関する機能が追加されました。
- ユーザーは発進時にクラッチペダルの最大範囲として 100% 未満の値を設定できるようになりました。そして別のボタンまたはアナログパドルで発進時までクラッチを 100% に保持します。そしてプライマリクラッチを使用して、ユーザーはクラッチをより正確にクラッチを離すことができます。これにより、クラッチが 1つしかないプレーヤーも含めてすべてのプレーヤーにデュアルクラッチスタイルを解放し、フィールドの平等化に役立ちます。
- この機能は発進を自動化するものではないため、あなたは手動でクラッチを離す必要がありますが、ローンチでの最初のバイトポイントをより正確に設定するのに役立ちます。
訳注: 最初はホイールのスリップ・ロック・ABSのみ/今後拡張される可能性
Active Reset
- Active Reset がトリガーされたときのトラック状態の保存と読み込みは無効化されました。
- Active Reset がトリガーされる都度カメラビューがずつトラックサイドカメラに変更される問題を修正しました。これでカメラがコクピット内に留まり、視覚的なチラつきは発生しなくなります。
Sporting Code
- Road ライセンスタイプが Sports Car と Formula に分割されたことを反映してスポーティングコードをアップデートしました。
- レインレーシングの適切な手順を文書化するために新しいセクション 6.11.1. が追加されました。
- Formula, Full Course Caution, Local Caution, Rain Race, Restart, Sports Car, Tire Compound に関する新しい用語集エントリが追加されました。
- セクション 3.5. のインシデントペナルティ表の問題を修正しました。
- iRacing オフィシャルスポーティングコードの最新バージョンはこちら: iRacing Official Sporting Code – iRacing.com
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