Release Notes
2022 シーズン 2 ビルドのリリースノートを和訳して紹介します。2022 シーズン 2 ビルドは、日本時間 2022/03/08(火)22時からで計画されているメンテナンスでリリースされる予定です。(プレリリース版)
記事に誤字・間違いなど見つけたら教えてくださいね。
長くなるので 3ページに分けました。
2022s2 リリースノート目次:
iRacing 2022 シーズン 2 が来ます。ガレージの拡張をしてください – このリリースでは 6台もの新車(アストンマーチン ヴァンテージGT4、ヒュンダイ ヴェロスター、iRacing Formula iR-04、NASCAR ビュイック ルセーバー 1987、ストックカープロシリーズのトヨタカローラとシボレークルーズ) と 2つの新サーキット(I-55、ウィントン モーターレースウェイ) が新登場。ストックカープロシリーズ車両以外で新ダメージモデルがはじめから有効化されています。新しく 10コンテンツがAI レースに対応します。ネットコードの改善、タイヤのマルチコンパウンドルールもあります。GT3車両にはエアロとタイヤのアップデートがあります。NASCAR キャンピングワールド トラックは 2022年仕様となり、トヨタ タンドラがアップグレードされます。iRacing 2022 シーズン 2 へようこそ!
シーズンハイライト:
- Aston Martin Vantage GT4(アストン マーチン ヴァンテージ GT4)
- Hyundai Veloster N TC(ヒュンダイ ヴェロスター)
- iRacing Formula iR-04
- NASCAR Buick LeSabre – 1987(NASCAR ’87 ビュイック ルセーバー)
- Stock Car Pro Series Toyota Corolla(ストックカープロシリーズ トヨタ カローラ)
- Stock Car Pro Series Chevrolet Cruze(ストックカープロシリーズ シボレー クルーズ)
- Federated Auto Parts Raceway at I-55(I-55 レースウェイ)
- Winton Motor Raceway(ウィントン モーター レースウェイ)
- ネットコード改善
- タイヤの複数コンパウンド使用ルール
- スポッターコールアップデート: 燃料、タイヤコンパウンド、ピットボックスコール
- GT3 アップデート: エアロ及びタイヤ
- NASCAR Camping World Truck Seriesを2022 シーズン仕様にアップデート
- 新ダメージモデル適用車種:
Aston Martin Vantage GT4
Hyundai Veloster N TC
iRacing Formula iR-04
NASCAR Buick LeSabre – 1987 - AI 用車両の追加:
Aston Martin Vantage GT4
Hyundai Veloster N TC
Mercedes-AMG F1 W12 E Performance - AI 用コースの追加:
Autodromo Nazionale Monza – Grand Prix
Circuit of the Americas – Grand Prix
Circuit Gilles Villeneuve
Silverstone Circuit – Grand Prix
Suzuka International Racing Course – Grand Prix
Winton Motor Raceway
Visit our 2022 Season 2 features page here: https://www.iracing.com/seasons/2022-s2/
2022 シーズン 2 リリースの詳細を以下に記します。
iRACING UI:
Official Series
- シリーズの詳細説明にタイヤコンパウンドルールに関する記述が追加されました。
AI Racing
- タイヤセット数を制限する設定を追加しました。
- レーススタート時には予選で使用したコンパウンドを使うルールを設定できるようになりました。
- 既存の AI シーズン用にセッションを作成する際にエラーが発生していたのを修正しました。
Profile
- Profile > Licenses > MPR Statistics セクションに、サポートページ「iRacing How-To: What are Licenses?」にリンクする「Learn More」ボタンが追加されました。
Store
(リリースノート正式版で追加されました)
- 車両とコースの購入手続きを見直して、特定のコンテンツを購入する手順を以前よりも簡単にしました。
- これにより、イベントで使用されるコンテンツのうちひとつだけを購入したいのに、意図せず全てのコンテンツがカートに追加されてしまうことがあった問題も修正されます。
Paint Shop
- 新スポンサー Apex Sim Racing がペイントショップに追加されました。
- 既存のスポンサー Track Racer を新スポンサー Falken Tyre に入れ替えました。
- ButtKicker のスポンサーロゴがアップデートされました。
- SIMSPEED Television スポンサーロゴがアップデートされました。
Virtual Reality
- iRacing UI にシミュレーター ディスプレイ モード(モニター、Oculus、OpenVR)を設定できるユーザープリファレンス設定を新しく追加しました。
- シミュレーターを起動するとディスプレイモードを選択するように求められます。シミュレーターは自動的に設定されたモードで起動するようになります。この設定はあとで手動で変更することもできます。
- この設定は iRacing UI 上部の モニターまたはVRヘッドセットのアイコンをクリックすることでいつでも変更することができます。iRacing UI の設定画面からも変更することができます。
- 各ディスプレイ モードごとに異なる内容の renderer.ini ファイルを使用できます。これによりメンバーはディスプレイデバイスごとに異なる内容でグラフィックを設定できるようになりました。
- 各デバイスごとの設定は、初めて新しいディスプレイモードでシミュレーターが起動されたときに以前の rendererDX11.ini ファイルからコピーされます。
- 新しい renderer.ini ファイル名称は次の通り: rendererDX11Monitor.ini, rendererDX11Oculus.ini, rendererDX11OpenVR.ini
SIMULATION:
License Classes
- オープンプラクティスについて、誤ってオフィシャルシリーズのカテゴリによるライセンス情報を使用していた問題を修正して、コースのカテゴリによるライセンス情報を使用するようにしました。セッション情報やリザルトページに誤ったライセンスストライプ色が表示されていました。
- オープン プラクティスはライセンスやセーフティ レーティングに影響しないため、これは表示についてのみの問題でした。
Connectivity
- レースサーバーとのネットワーク接続が切断された際に表示するメッセージをより明確なものにアップデートしました。
- セッション画面の Info タブに表示される Race Farm を自身のコンピュータからテストできるネットワークパスと同じ名称としました。.
NetCode
- ネットコード(外挿手法)の改善を行いました。
- ブレーキングゾーンでの予測動作を改善して意図しないテール トゥ ノーズからのバンプドラフト エラーの発生を軽減したり、ドア トゥ ドアなオーバル レースでの車両ベクトル精度を向上させます。
The Sporting Code
- スポーティングコード 競技規約をアップデートしました:
- ライセンスクラスとしてのSR調整に関する情報の変更を追加しました
- 予選行動精査(監視)システムについて予選 Qualifying セクションに追加しました
- チーム出走登録について追加しました
- トラック固有のルールを可能にするために走行可能路面に関する用語を更新しました
- レース後のブラックフラッグ タイムペナルティの適用を明確にしました。
- スポーティングコード メニューにミートボールが加わりました。
- クラス A ドライバーの降格が無謀運転のドライバーのみが対象とも思われる紛らわしい記述を削除しました。
- スポーティングコード最新版はこちらから取得できます: https://ir-core-sites.iracing.com/members/pdfs/20220308-iRacing-Sporting-Code_dated_Feb_23_2022.pdf
Race Control
- レースルールに「Must Use Multiple Tire Compounds」を追加しました。このルールが適用されている場合、レース終了時にチームまたはドライバーがタイヤコンパウンドを複数使用していなかった場合、失格となります。
- オフィシャルシリーズでは、ロードコースでレースする複数コンパウンドを搭載した車両を使用するほとんどのセッションで適用されます。
- ホストセッションでは、ロードコースでレースする複数コンパウンド搭載車両を使用する場合に、セッション作成者がこのルールの適用を選択することができます。
- このシステムの情報はリプレイには記録されません。このシステムはオンラインのマルチプレイヤーセッションでのみ設定されます。ソロ AI レース、テストドライブ、タイムアタック、タイムトライアルではこのルールは使用されません。
- 予選、タイムアタック、タイムトライアルの周回で、Mount Panorama Circuit などピット入口がスタート/フィニッシュラインよりも先にあるコースでのラップタイムを正しく扱えるようになりました。
- コース固有のルールがある場合には、デフォルトでセッションロード後にルールタブが開くようになりました。
AI Racing
- AI ドライバーが以下の車両をドライブできるようになりました:
- Aston Martin Vantage GT4
- Hyundai Veloster N TC
- Mercedes-AMG F1 W12 E Performance
- AI ドライバーが以下のコースを走行できるようになりました:
- Autodromo Nazionale Monza – Grand Prix
- Circuit of the Americas – Grand Prix
- Circuit Gilles Villeneuve
- Silverstone Circuit – Grand Prix
- Suzuka International Racing Course – Grand Prix
- Winton Motor Raceway (both configs)
- AI ドライバーが以下の車両/クラスのレーシングスキルを向上させました:
- GT3クラス
- GT4クラス
- Touring Carsクラス
- Dallara F3
- AI ドライバーが以下のコースでレーシングスキルを向上させました:
- Chicagoland Speedway
- Indianapolis Motor Speedway – IndyCar Oval
- AI ドライバーが 2022 シーズン 2 トレーニング カリキュラムを修了しました:
- ピットボックスから出る際の問題を解決
- タイヤコンパウンド選択プログラム v2.1
- 牽引拒否に関する年2回の心理カウンセリング
- ハイブリッドシステム – エネルギー効率の理解と向上 by AI_ZX2319
- 限界ギリギリでなく予選で成功する秘訣
- シンセティック マインドのためのスタッガード スターティング グリッドの理解
- RAC303: サイド バイ サイド レーススキル
- パレードラップで得るもの
- 2021年ランドマーク事件に関する論文, コーナリングスピードとドライビングライン
- DRS with Dr. S. (リリースノート正式版で追加されました)
Tires
- 全体的にタイヤリムの摩擦がわずかに小さくなりました。このパラメータが高すぎると、タイヤを壁に擦った際に誤って浮き上がり、簡単に壁登りができてしまいました。
Hybrid Engine
(リリースノート正式版で追加されました)
- 非常に短いコースでハイブリッドエンジンをロードするとシムがクラッシュする可能性があった問題を修正しました。
New Damage Model
- ホイールの過伸展をよりよく検出できるようになり、ホイールをより迅速に正すことができるようになりました。
Rendering
- app.ini ファイルの [Drive Screen] VirtualMirrorSize= で、さらにバーチャルミラーを小さくするオプション 4 を指定できるようになりました。
- ミラー内の半透過エフェクトをアップデートしました。
- グラフィックオプション「Low Quality Trees」を「High Quality Trees」に変更し、チェックボックスの意味を反転させました。
- このオプション変更は renderer.ini ファイルには影響しません。グラフィッククラス 3~6 では High Quality Trees は使われません。
- 現実的な FOV パラメータを車両のリアビューカメラに実装しました。
- 観客が車両のヘッドライトに照らされるようになりました。
- 全てのコース上の全ての乗り物が「Performance: Event」グラフィック設定に基づいて現れたり消えたりするよう調整されました。対象となるオブジェクト例: 観客やメディアクルーの車、スタッフや出場者の車、運送業者、牽引トラック、巨大スクリーン運搬車、トレーラー、救急車、ヘリコプター、消防車
- 車両のダメージシェーダーがアップデートされました。(リリースノート正式版で追加されました)
- 自動露出機能によってストロボソーラーブルームが表示される可能性があった問題を修正しました。
- VR ユーザー用に、一般的なモニター環境と一貫性がなかったソーラーブルームのサイズを修正しました。
Visual Effects
- アストロターフ人工芝ではスキッドマークやスモークが出ないようになりました。
- すり減ったタイヤのシェーダーが以下の車両に追加されました:
- Audi RS 3 LMS
- BMW M4 GT4
- Honda Civic Type R
- Hyundai Elantra N TC
- Hyundai Veloster N TC
- McLaren 570s GT4
- Porsche 718 Cayman GT4 Clubsport MR
- 車両の擦過ダメージシェーダーがアップデートされました。
- イグニッションカットによるビジュアルエフェクトがアップデートされました。(リリースノート正式版で追加されました)
Interface
- 「Dash Box」ディスプレイボックスがシム内インターフェースに追加されました。
- 移動インターフェースボックスの有効無効を D キーを押して切り替えることができます。
- このインターフェース要素は車両のエンジン回転数と温度を色分けして表示します。これは車両カメラや視界設定によってダッシュボードが見えない場合に役立ちます。このオプションはそれらの情報をインターフェースを通じて見えるようにします。
- ウルトラワイドモニターでの UI スケーリングを向上しました。
- トリプルモニター同様に UI を画面中央 1/3 のサイズに UI を表示するのでなく、実際のウルトラワイドのアスペクト比には関係なくおよそ 16:9 のアスペクト比に表示します。
- 例えば 21:9 モニターではこれまでより UI が狭くなり、32:9 モニターではこれまでより広くなります。どちらの場合も app.ini ファイルの [Graphics] セクションでより細かく UI の幅を調整したり、この機能を無効にしたりすることができます:
- DriveUIMaxAspectRatio=1.8 (UI 幅調整)
- SessionUIMaxAspectRatio=1.8 (UI 幅調整)
- DriveUIFullScreen=1 (この設定を無効にして UI をフルスクリーンにします)
- SessionUIFullScreen=1 (この設定を無効にして UI をフルスクリーンにします)
Spotter
- 給油及び燃料管理のしきい値に関する新しいスポッターメッセージが追加されました。
- 様々なタイヤコンパウンドルールと状況のためのスポッターメッセージが追加されました。
- ピット位置を見つけやすくするためのスポッターコールが追加されました。
- ラテンアメリカ スペイン語スポッターパックが追加されました!
- パック作成には Ari Cejas の助けがありました。感謝!
- Marco Arcidiacono と Renzo A Olivieri によるイタリア語スポッターパックを新しいスポッターメッセージを加えてアップデートしました。
- Marco と Renzo に感謝!
- ピットクルーなしのイベントではピットリマインダースポッターメッセージが無効化されるようになりました。
Controls
- Logitech G923 の TrueForce が再びデフォルトで有効化されるようになりました。
- Logitech G HUB ソフトウェアのバージョン 2022.2.9146 以降が必要です。
- デフォルトでフィジクスベースで TrueForce が使用されるようになります。
- TrueForce エフェクトをアップデートしました。
- ボリュームバランスが改善しました。
- エフェクトのボリュームを調整できるようになり、 OPTIONS > Misc タブでフィジクスベースのエフェクトを有効化できるようになりました。
- TrueForce のミックスは app.ini に保存されます。
- 一例として: app.ini ファイル [TrueForce] volTrueForcePhysCarBodyAccel_dB=0
- TrueForce と LFE のエフェクトで ABS サポートを追加しました。
- これはホイールのスリップ効果と統合されて同じボリュームスライダーで制御されます。
- Logitec TrueForce 用に OPTION 画面をアップデートしました。
Telemetry
- 新しいセッション文字列変数「WeekendInfo:TrackLengthOfficial」が追加されました。既存の「TrackLength」に加えてこの変数はコース公式の長さが格納されます。コース上のレーシングラインの長さを示します。
- この値は参照用であり他のシムデータを使った計算には使用しないでください。計算用途には引き続き既存の「TrackLength」を使用します。
Spectators
- 適切な固定設定を使って観客が自動的にセッションに参加するようになりました。
EasyAntiCheat
(リリースノート正式版で追加されました)
- EAC SDK がアップデートされました。
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