2021s2 リリースノート目次
SIMULATION:
Race Servers
- 人気シリーズのレースサーバでオープンプラクティスセッションが開催されないことがあった問題が修正されました。
- ドライバー交代ありのシリーズで一部のチームがレースセッションが起動する前にオープンプラクティスに割り当てられない可能性がある問題が修正されました。
Race Control
- ピットスタートをする車に対してピット出口でレーススタートを待たせる時間の計算方法がアップデートされ、マルチクラスレースで遅いクラスがハングバックしてスペースを確保できる状況が考慮されました。
Pace Car
- 新しいペースカー、セダンが iRacing に追加されました!
- このペースカーはセダンスタイルですが既存のどんな車両の名前も持ちません。密かに作成された我々のセダンはスタイリッシュでプロフェッショナルな外観を持ちながらブランドの偏愛とは無縁です!
- セダンがアスファルトオーバルイベントのデフォルトペースカーとなります。
- セダンはアスファルトオーバルでホストセッションを作成するときに他の既存ペースカーと同様に使用するように選択することができます。
Opponent Cars
- 周囲の車両に関するいくつかの問題を修正しました:
- ロングビーチストリートサーキットで周囲の車両は縁石にハードに乗っていました。
- オーバルトラックで一部のストックカーが浮いて表示されていました。
Dynamic Track
- ソフトタイヤはハードタイヤよりも路面に対して薄いゴム層を生成する傾向にあるなどタイヤの異なるコンパウンドとのよりリアルに反応するようにトラック路面のダイナミクスがアップデートされました。
- レースサーバーに次のセッションについてダイナミックトラックのデータをクライアントに送信を始める機能が追加されました。これによりセッションの切り替わりがより正確になり、セッション開始後数秒間での大きなビジュアル変化となってしまうことを防ぐことができます。
Team Racing
- レースコントロールが適切に全てのドライバーがフェアシェアを満たしてドライブする必要があるとのドライバー交代ルールを執行するのを妨げるバグが複数のチームで同じドライバーが宣言された場合に発生していましたが修正されました。
Dirt Racing
- 多くのNASCARストックカーで専用のダートレーシングタイヤが使えるようになりました。
- ダートコースが読み込まれるときにこれらの車両には自動的に適切なダートタイヤが装着されます。
- この変更は以下の車両が含まれます:
- ARCA Menards Chevrolet Impala
- NASCAR Chevrolet Monte Carlo – 1987
- NASCAR Cup Series Chevrolet Camaro ZL1
- NASCAR Cup Series Ford Mustang
- NASCAR Cup Series Toyota Camry
- NASCAR Ford Thunderbird – 1987
- NASCAR Gander Outdoors Chevrolet Silverado
- NASCAR Gander Outdoors Ford F150
- NASCAR Gander Outdoors Toyota Tundra
- NASCAR Xfinity Chevrolet Camaro
- NASCAR Xfinity Ford Mustang
- NASCAR Xfinity Toyota Supra
- [Legacy] NASCAR Cup Chevrolet Impala COT – 2009
- [Legacy] NASCAR Cup Chevrolet SS – 2013
- [Legacy] NASCAR Cup Ford Fusion – 2016
- [Legacy] NASCAR Nationwide Chevrolet Impala – 2012
- [Legacy] NASCAR Truck Chevrolet Silverado – 2008
- [Legacy] NASCAR Xfinity Chevrolet Camaro – 2014
- [Legacy] NASCAR Xfinity Ford Mustang – 2016
- [Legacy] NASCAR Xfinity Toyota Camry – 2015
AI Racing
- 以下の車両で AI レースができるようになりました:
- Audi R8 LMS
- BMW M4 GT3
- Ferrari 488 GT3
- Ford GT GT2/GT3 – Ford GT GT3
- Lamborghini Huracán GT3 EVO
- McLaren MP4-12C GT3
- Mercedes-AMG GT3
- 以下のコースで AI レースができるようになりました:
- Auto Club Speedway – Oval
- Hockenheimring Baden-Württemberg (ALL)
- Las Vegas Motor Speedway – Oval
- New Hampshire Motor Speedway – Oval
- New Hampshire Motor Speedway – Road Course with South Oval
- AI ドライバーが以下のトレーニングコースを修了しました:
- 最大速度での最大のハンドリング
- RACE-422 減速中の回避戦術
- 鋼の神経: ベテランロリポップマンからのピットストール減速レッスン
- タイヤトラクションの観察(Level II)
- ダブルファイルリスタートは一体全体どうやるの
- 目と脳 – 見ること & 計画すること
- 古代飛行技術 – 反応時間を改善するためにはキャッチすること
- シケイン – ナイジェルサンダースの論文
- ステアリングリカバリーの360度
- AI ドライバーが以下の車両でドライビングスキルを向上しました:
- BMW M4 GT4
- Indy Pro 2000 PM-18
- Porsche 718 Cayman GT4 Clubsport MR
- USF 2000
- AI ドライバーが以下のコースで追加トレーニングを受けました:
- Homestead Miami Speedway – Oval
- Nürburgring Grand-Prix-Strecke – Grand Prix
Race Series
- IMSA Racing Series に含まれる全ての車がIMSA固有の変更を受けてイベントに読み込まれることになりました。
- 以下の車両が IMSA Racing Series イベントでのみ影響を受けます:
- BMW M4 GT3
- BMW M8 GTE
- Chevrolet Corvette C8.R GTE
- Dallara P217
- Ferrari 488 GTE
- Lamborghini Huracán GT3 EVO
- Porsche 911 RSR
- これらの車両は IMSA のブランディングとゼッケン位置を持ちます。これにはウィンドシールドバナーやゼッケンボード等が含まれます。
- これらの車両はゼッケンボードに白いカーナンバー、リアのナンバーはペイントショップで色を変更できます。
- タイヤブランディングのないランボルギーニやフェラーリを除いて、これらの車両にはミシュランタイヤが装着されます。
- 各車にIMSA リーダーボードがあり、デジタルディスプレイには車両のクラス順位が表示されます。各ディスプレイの数字は車両のクラスと同じ色で表示されます(赤はGTLMなど)。
- 側面に角丸のポジションランプのある車はそれが残っていますが設計上機能しません。
- 以下の車両が IMSA Racing Series イベントでのみ影響を受けます:
New Damage Model
- 新ダメージモデルが以下の車両で有効化されました:
- Dallara iR-01
- Formula Renault 2.0v
- NASCAR Chevrolet Monte Carlo – 1987
- NASCAR Ford Thunderbird – 1987
- Street Stock
- タイヤがフォースに反応する方法が調整され、オブジェクトの衝突についてより一貫的に扱うことができるようになりました。
- タイヤは、一貫性を持つよりもシンプルなアルゴリズムによって地面以外のものとの接触によって発生する力/フォースを扱います。オブジェクトからタイヤに働くフォースは全てのドライバーと周囲の車両とでかなり一致するようになったので、自身と相手とでホイールのダメージはより一貫したものになります。
- トラック、縁石、オフロードエリアといった路面とのタイヤの接触については、引き続き元の複雑度の高いタイヤフォースアルゴリズムが使われます。
- ホイールオンホイールでの衝撃はどちらのホイールも適切なダメージを負い、どちらか1台の方がダメージの大きなインシデントがあったように見えることはなくなります。さらに、この変更により、繰り返されるシチュエーションにおいて関係するフォースが一貫性を持つことから将来の開発が容易になります。
- クラッシュの見た目や雰囲気を改善するために以下のパラメータ調整が行われました:
- どちらかのタイヤが外れると車両に掛かるトーションバートルクは小さくなります。
- タイヤとリムのコライダーは別々のオブジェクトになりました。
- より正確な修正フォースによってホイールの過伸長がさらに減少しました。
- クラッシュする周囲の車両の表現を改善するために様々な属性の調整が行われました:
- ホイールが再取り付けされたときに加えられる力を平滑化してジッターやスパイクを減らしました。
- ウォールとの接触でフォースが急激に高まるスパイクが起こる可能性を減らしました。
- 視覚的なホッピングを減らすためにホイールスタビリティの視覚的な平均化について最適化しました。
- ホイールテザーを少し締めてフォースの減衰を高めました。
- 以下の不適切な動作と潜在的なクラッシュの問題を修正しました:
- 周囲の車のホイールが部分的に壊れたら間違った位置に取り付けられたままになる問題を修正しました。
- 周囲の車のホイールが外れてピットにリセットされたときに発生する可能性のあった、シミュレータがクラッシュする問題を修正しました。
- プレーヤーの車両がホイールが経度のダメージを負ってピットにリセットされたときに発生する可能性のあった、シミュレータがクラッシュする問題を修正しました。
Qualification Conduct Scrutiny System
- 予選監視システムについて、特にブレーキング、ピットスピード、レーシングラインスピードの面で追加の調整が行われました。これらの変更はより高い監視レベルにおいて顕著になります。
Gridding
- チーム戦のホストセッションでグリッドのカスタマイズした内容が無視されることがあった問題が修正されました。
Hybrid Deployment System
- デプロイメントストラテジに若干の改善を加え、自動化されたハイブリッドデプロイメントシステムが再構築されました。
- 以下の車両に影響します:
- Audi R18
- McLaren MP4-30
- Porsche 919
- 以下の車両に影響します:
- マニュアルデプロイメントでオフセットが逆方向に働いていた問題が修正されました。
Rendering
- 舗装されたレース路面の中央にある小さなピンホールの多くで後ろから明るい斑点として空が透けて見える可能性がありましたが修正されました。
- VRドライビング用でないカメラのニアクリップを 10cm から 2cm に変更して、カメラにとても近いオブジェクトのクリッピング量を減らしました。これは VR用の設定と一致するようになりました。
Visual Effects
- タイヤスモークとダストの雲効果が大幅にアップグレードされました!
- スモークとダストがより大きなボリュームで密度が高くなるようになりました。
- スモークとダストに関する照明と影が改善されました。
- スモークとダストのサイズと動作がアップデートされました。
- スピンするタイヤによって舞い上がるダストパフがアップデートされました。
- スパークエフェクトがアップデートされました。
- パーティクルシステムのメモリ管理が最適化され、パフォーマンスが向上しました。
Audio
- 擦過音のオーディオレベルが全ての素材で改善されました。
- 経度の衝突音が全ての素材で改善されました。
XAudio2
- XAudio2 の新しいサウンドオプション、リプレイマスターコンプレッサーが追加されました。
- これは、サラウンド、ステレオ、ヘッドセットで動くマルチチャネルコンプレッサー/リミッターです。
- このエフェクトはリプレイでのみ使われ、テレビ中継で静かな音のボリュームを上げたりダイナミクスを模倣するのに使われます。
- コンプレッサーエフェクトによって全体的な音量が増加しますが、ピーク音量はエフェクト無効時を超えないように注意しています。
- リプレイマスターコンプレッサーでは次の 3つの選択肢があります:
- None: ゼロエフェクトの通常のリプレイダイナミクス
- Mild: ダイナミックレンジを顕著に圧縮し、より安定した振幅のために静かな音をブーストします。
- Heavy: テレビ・ラジオ中継と同様により高いレベルのオーディオ圧縮をシミュレートします。
- これは、サラウンド、ステレオ、ヘッドセットで動くマルチチャネルコンプレッサー/リミッターです。
- リプレイディストーション: リプレイカメラツール(Ctrl + F12)に XAudio2 のマイク歪み設定が加わりました。このデジタルサウンド処理は、トラックサイドカメラが音圧レベルを超えて歪み始める実際のテレビ放送にインスパイアされました。
- このエフェクトはトラックサイドのマイクを模倣しています。壁に取り付けられたマイクのように、通常はSPL定格が約 100dB と低くて、NASCAR車両が通り過ぎる際には 140+ SPL の大きな音を拾います。
- これによりカメラのマイクをきれいすぎない自然でシャキシャキしたサウンドに設定することができます。設定は None、Light、Heavy の3段階で用意されます。
- 歪み始めるにはかなり大きな音が必要です。例えばトラックサイドにかなり近いです。
- さらに、カメラのマイクゲイン設定を使ってサウンドをさらに歪ませることもできます。
- 注意事項: カメラのマイクゲインを強くしすぎるとソフトなサウンドも歪んでオーディオデバイスをハードに鳴らしすぎる可能性があります。
Controls
- 基本となる値が変更されたらトグル変数をトリガーするロジックが追加されました。
- これにより、ユーザーがドロップダウンやスピンコントロールで選択された値に変更がなかったときにトグル変数がトリガーされなくなります。
- app.ini ファイル [Drive Screen] セクションの設定値 VirtualMirrorSize でバーチャルミラーのサイズを変更できるようになりました。
- 以下の値で指定できます:
- 0 = 大 / large
- 1 = 中 / medium (デフォルト)
- 2 = 小 / small
- 3 = 極小 / extra small
- 以下の値で指定できます:
- セカンドクラッチの入力にマッチするよう、スロットルとブレーキにも2番目の入力をサポートするようになりました。
これはハンドコントロールで2つのパドルでブレーキとスロットルをまとめて操作する場合に役立ちます。あるいは、ハンドブレーキとホイールリムのアナログパドルを組み合わせます。- OPTIONS 画面で、ハンドブレーキ、スロットル2、ブレーキ2、クラッチ2 の割り当ては DRIVING タブから CONTROLS タブに移動しました。
- ブラックボックスで選択したコントロールのトグル操作のホットキーが働いていなかった問題が修正されました。
Force Feedback
- 新しく実装されたフォースリミッターは、大きなクラッシュやその他の極度のフォースイベントが生じたときに生成するフォースフィードバック(FFB)を減らします。このシステムは危険なレベルでフォースを発生する可能性のあるときにあなたを守るよう設計されました。
- リミッターインジケーターとして、作動時には F メーターが点灯します。
- デフォルトでこのシステムは有効化されます。app.ini ファイルの [Force Feedback] セクションで FFBUseForceLimiter=0 に設定すると、リミッター無効化することもできます。
- フォースが制限されたパーセントを示す新しいテレメトリ出力値 SteeringWheelLimiter が追加されました。
Cameras
- ライブカメラ編集により手ぶれが発生しなくなりました。
- 未使用のコントロールはカメラのジョイスティックキャリブレーション中には非表示となりました。
- カメラツールの CONFIG タブにスクロールバーが追加され、ダイアログオプションがより画面にフィットするようになりました。
- レンダリング設定中に表示距離が負の値にならないようになりました。
- リプレイ中にカメラツールのジョイスティックキャリブレーションが失敗する原因となっていたバグを修正しました。
- 飛行船カメラに関するいくつかの問題を修正しました。
Spectators
- 観戦者がシム内のスポッティング開始/終了ユーザーインターフェースにアクセスできるようにするオプションが追加されました。
- これによりチームメンバーではない観戦者がスポッティングするのに、車の表示位置をライブと補外とから選択できるようになります。この状況はチームがそういった潜在的なスポッターにチームのセットアップを見せたくない場合に発生する可能性があります。
- 観戦者のこのインターフェースへのアクセスはデフォルトでは無効化されています。有効化するには、app.ini ファイルの [spectator] セクションで新しく追加された「ShowSpotterUIForSpectators」の値を 0 から 1 に変更します。
Telemetry
- 新しいフラグ “irsdk_oilTempWarning” が変数 “EngineWarnings” に追加されました。油温が 125℃を超えると 1 に設定されます。”irsdk_waterTempWarning” フラグ同様、これは概算値で一部の車両ではより高い油温を扱えます。
- 新しいスイッチ “irsdkLimitFileSize=0” が app.ini ファイルの [Misc] セクションに追加されました。
- この値を 1 にすると ibt テレメトリファイルが自動的に McLaren ATLAS が扱える 90MB のチャンクに分割されるようになります。
- ライブテレメトリのロードに失敗した場合にディスクテレメトリの実行がブロックされることはありません。
- “CarIdxEstTime” のテレメトリログエラーを修正しました。異なる車両タイプからレポートされたり値がジャンプしたりする可能性がありました。
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