カスタムペイント
2019 シーズン 2 パッチ 1 から、カーペイントの構成が変更されました。
※ペイントの基本についてはこちらをどうぞ。
※今回のアップデートに関するリリースノートはこちら。
デカールレイヤーの統合
シーズンスポンサーやマーキングなどのカスタムペイントの上に貼られるデカールレイヤーがペイントレイヤーに統合され、カスタムペイントにデカールを含めておけばデカールを上書きするためのペイントファイルを必要としなくなりました。副作用として、デカールを含まないペイントにはデカールが表示されなくなってしまいます。
カーナンバーレイヤーの新設
そして、新たにナンバーレイヤーが追加され、シムにカーナンバーを描画させずに、カスタムペイントに描いたカーナンバーをそのまま表示することができるようになりました。※表示のみ
カスタムペイントのレイヤー構成・ファイル名規則
実際にどのように表示されるのかは、レイヤーとして考えると分かりやすいです。
以前のカーペイントはこのようなレイヤー構成でしたが、
旧カーペイントレイヤー |
---|
カーナンバー・強制レイヤー |
car_decal_xxxxx.tga |
iRacing デカール |
car_xxxxx.tga |
iRacing Paint Kit |
今回のパッチでこのようなレイヤー構成となりました。
新カーペイントレイヤー | |||
---|---|---|---|
オンラインセッション | オフラインセッション | ||
ドライバー名・強制レイヤー | 強制レイヤー | ||
(car_decal_xxxxx.tga) | (car_decal_xxxxx.tga) | ||
car_num_xxxxx.tga | カーナンバー | car_num_xxxxx.tga | カーナンバー・ドライバー名 |
car_xxxxx.tga | car_xxxxx.tga | ||
iRacing Paint Kit | iRacing Paint Kit |
※xxxxx = Customer ID
※car_num_xxxxx.tga が読み込まれるのは Hide car number=ON時のみ
※後方互換として car_decal_xxxxx.tga ファイルの読み込み機能は残されました。アルファチャンネル付き 32bit TGAファイル、アルファチャンネルなし 24bit TGA ファイルのどちらも利用できます。
※ホストセッションで、Hide car number=ON を設定することができるオプション(Disable Decals and Numbers)が新設されました。各ドライバーについてまず car_num_xxxxx.tga ファイルを読み込もうとします。こういったセッションではカーナンバー付きのカスタムペイントが必要になりそうですね。
※カスタムペイントは Document\iRacing\paint\ 以下の車種ごとのフォルダに TGA ファイルで配置します。
ユーザ自身と、セッションで同席した各ドライバーについて、CustomerIDで示す上記ファイルがローカルディスクにあれば、上記のようにカスタムペイントが読み込まれ、表示されます。
他のドライバーが自分のペイントファイルを持っていなければ表示されません。それぞれファイルを配布したり交換しておけば同じペイントを表示できますが、iRacing 自体にペイントファイル交換機能はありません。
そういった用途には Trading Paints が標準的に利用されています。
Trading Paints
Trading Paints もすぐにアップデートが行われました。
- car_num_xxxxx.tga のアップロード(Pro版)と、配布(クライアント バージョン 2.0.20 )に対応しています。
- デカールレイヤーをペイントに統合すればデカール用としては不要になる car_decal_xxxxx.tga のアップロード(Pro版)及び配布機能はまだ残されています。
- アップロードしたペイントの更新や、標準デカールの焼き付け機能も追加されました。
※Trading Paints Pro版では、他にもナイトレース用ペイントの指定、リーグごとのペイント指定、Web上でのペイントツールの利用が行えます。
利用には注意も必要?
(初出から追記しました)
ナンバー非表示 On での走行時には、F3 Relative ブラックボックスなどの文字情報と、車体グラフィック上のナンバーが異なるなど不便な副作用もあります。ペイントキットでのナンバー指定を継続して行うことはもちろんとして、オフィシャルレースでの利用には注意も必要でしょう。
また、通常のペイント及びナンバーレイヤーは不透過ですが、残されたデカールレイヤーはナンバーレイヤーの上で透過させることもできるので、使い方の工夫もできるかもしれませんね。
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