iRacingクライアント・レースサーバー間の通信でパケットが届かなくなって切断されてしまう事象が報告されていましたが、その原因としてひとつ事例が挙げられているので紹介します。
※第一報は一足先にツイッターで。
iRacing回線切断問題に関連したテストより、Netgear R7900/R8000のDHCPやファイアウォール/ルーター機能では数分で切断される症状が出るため、そういったルーター機能には別機種を用意する必要があるとのこと。https://t.co/rUv6wsJ8jX
— iRJA (@iRacingJA) August 22, 2018
もう少し詳細を添えてアナウンスがきましたので改めて紹介します。
http://members.iracing.com/jforum/posts/list/3614804.page
問題の症状とは、オンラインセッションで走行中に FPSメーターの Qバーが伸びて赤くなって「Receive Throughput fell to an unacceptable level」そして「Communications Channel Closed」というメッセージ表示とともにセッションから切断されてしまうもの。
特定のルーター機器で特定の機能が有効なときに発生するようです。現在報告されているのは Netgear Nighthawk R7xxx・R8xxx 無線ルーターシリーズで、iRacingによれば、ルーターに対して無線接続しているか有線接続しているかに関係なく、すべてのバージョンのファームウェアで再現したとのこと。ルーター機能が有効なときに動作するファイアウォール機能やQoS設定が原因のよう。回避策は、無線APとして設定してルーター機能は別機種を使うこととされています。
iRJA として現象を確認したわけではありませんが、国内で販売されているモデルもあり、国内iRacerでNetgearルーター利用者は確認してみる必要がありそうです。また、別機種をお使いでも、同様の問題を抱えたものが実は他にもあるかもしれませんので、参考としてください。
2018/09/09 追記:
当方で検証はできませんが、以下の方法が回避策として有効かもしれません。
2019/01/18 追記:
iRacing が Netgear と協力して原因追及してしていましたが、どうやら現象の再現ができた模様。LAN側でUDPパケットをドロップしたあとUDPセッションを初期化ができない状態が続くことがあるようで、Netgear の更新されたファームウェアでの更なるテストが予定されることになりそう。前へ向いて進んでいるようです。
http://members.iracing.com/jforum/posts/list/75/3614804.page#11397473
2019/09/12 追記:
テストはいくらか繰り返されていましたが、もはやそれはストップしている様子です。
しかし、R8000シリーズ用最新ファームウェア(v1.0.4.46)では各種機能を無効化し、それによって負荷も下げられており、問題を回避できている可能性があるようです。
https://members.iracing.com/jforum/posts/list/225/3614804.page#11702095
Comments