Release Notes
2016 シーズン2 パッチ 1、2016.03.30 付けビルドのリリースノートを和訳しました。
以下、和訳となります。なお、2016.03.16.01 ビルド時点のリリースノートから付け加えられたリ、変更された箇所は文字色を変更しています。
このパッチによる品質向上によって iRacing の体験がさらに深まります。フレームレートが向上し、いくつかのバグが修正されました。皆さんの手助けで発見できた問題がこのビルドで解消することを願っています。
そうは言っても、まだ我々のテスターのうち数名が、このパッチについて問題を抱えています。Particle Detail を Medium か High に設定しているとき、iRacing アプリケーションがフリーズすることがあります。そのため、シムの初回起動時には Particle Detail 設定が自動的に Low に設定されます。このフリーズ現象が発生するのは非常にまれなケースで、数パーセントのシステムだけに起こっているので、その後は設定変更を行ってみてください。Particle Detail 設定を高めてアプリケーションがフリーズした場合、その設定によるものと思われます。その場合は Particle Detail を Low に設定し、カスタマーサポートにアドバイスを求めてください。またこのフリーズ現象は、 NVIDIA グラフィックスカードの古いデバイスドライバーとの相関関係があるように思われます。我々は積極的にこの問題を調査しており、すぐに解決できることを願っています。
2016 シーズン 2 パッチ 1 ビルドの配信をお待ちいただいてありがとうございます。皆さんがこのパッチでの向上に気付き、楽しんでいただけることを願っています !
CHANGE LOG:
Web
- Popular Races & Practices ページが適切に読み込めないユーザーがいましたが、この問題を修正しました。
Paint Kit
- Inside Sim Racing スポンサーイメージがアップデートされました。
Simulation
- スレッドアフィニティやスレッド優先度に関する問題を修正し、パフォーマンスと引っかかりの問題を修正しました。
- 設定変更がシムのパフォーマンスに悪影響を与える可能性があるため、ore.ini の [Task] num_processors_to_use パラメータを削除しました。
Netcode
- シムがどれだけ大きなサイズのパケットを送信できるか、直接ネットワーク接続を調査することはしないようにしました。
- Account > My Account > Preferences ページで Connection Type: “512K or faster” までの選択では 1パケットだけで済ませられるように、デフォルトの最大ネットワークパケットサイズを変更しました。より上位の 2つの選択肢(786K と 1Mbit)では、 1パケット以上を使います。
Sessions
- レース直前に開催される予選セッションでのインシデントのカウントに関する問題を修正しました。
Tires
- ピットストップ中に地上および空気がともにタイヤに影響するのが停止していたことがあったバグを修正しました。
Rendering
- プラクティスサーバーからレースサーバーへ移行する際にシムがクラッシュすることがあったバグを修正しました。
- 特定のアプリケーションフリーズを検出したりクラッシュログを生成する機能をシムに追加しました。これらのファイルが、我々の開発チームが症状や問題・原因を突き止めるのに役立ちます。このログ機能は、 app.ini で maxAllowedHangTimeSecondsBG や maxAllowedHangTimeSecondsFG といった設定を使って、この機能を有効化することができます(デフォルトでは無効です)。これらの値を 50 に設定すると、シムがフリーズするとおよそ 1分後にアプリケーションのスナップショットを保存してログファイルが出力されるので、これらをカスタマーサポートや開発チームに送付してください。ただしそういった問題発生時のデバッグ用途以外の平常時には、この機能を有効化にしないことを推奨します。
DirectX 9
- ウインドウシールドの反射が DirectX 11 より減光されたようだったのを修正しました。
DirectX 11
- Dynamic Tire が無効化された クラス1 設定など、特定のグラフィック設定ではシムを終了するときにクラッシュバグが発生していたのを修正しました。
- レース前プラクティスから起動されたレースセッションを終了させるときにクラッシュすることがあったバグを修正しました。
- DX11 で DX9 よりもトラック温度が高くレポートされる問題を修正しました。
- 空が誤った方向で設定されていることがあったのを修正しました。例えば太陽の位置がばらばらだったり誤った位置に設定されていることがありました。
- Morning 及び Afternoon で太陽の角度が低い時に路面や縁石に青みのかかったシャドウパッチが交互に表示されることがあったのを修正しました。この現象は Lime Rock Park や Virginia International Raceway で見られました。
- 最適化されたシャドウモデルが有効なときにシャドウボリュームが有効化されない問題を修正しました。
- シェーダーレベルを High に設定していると黒い線が表示されることがあったのを修正しました。
- トラック路面のデカールが不適切に並び、路面上のラインが互い違いに見えてしまう問題を修正しました。
- タイヤリムが白く描画されてしまう問題を修正しました。一般的に、これらの車両はまだ PBR シェーダーに対応していません。
- いくつかの古いモデルで描画される、 Chrome が明るすぎる問題を修正しました。
- Particle 設定が Low のときのフレームレートの問題を修正しました。
- 照明付きのディスプレイがホイールとクリッピングしていたのを修正しました。
- ミラー設定で Lowレベルをサポートしました。以前はすべてを High モードで描画していました。
- 自動コンフィグでデスクトップよりも低い解像度のフィルタを取り除きました。
- シムがフォーカスを失ったり最小化されたりしないよう、アクティブウインドウをキープするようにしました。Windows がポップアップを表示してシムが最小化されたりしなくなります。Alt + Tab 操作はこの限りではありません。
PopcornFX
- Particle Detail が Medium か High に設定されているとき、アプリケーションのフリーズなどが発生することがあったのを防ぐため、シムの初回起動時には Particle Detail 設定を Low に設定するようにしました。
- 周囲の車両から放たれる埃などの粒子が適切に描画されるようになりました。
- 黒い粒子状のデブリのタイヤへの影響を修正しました。
Dynamic Tire Debris Accumulation
- Perticle Detailオプションが Low のときにタイヤが黒く表示される問題を修正しました。
- シェーダーレベルが Medium または Low のとき、このシステムは無効化されます。
Pit
- app.ini の新しい設定 [Pit Service] autoResetFastRepair=1 が追加されました。app.ini [Pit Service] autoResetPitBox=1 の設定とは別に、ブラックボックスの Fast Repair チェックボックスについての設定を行えます。
Black Boxes
- セッションが移り変わると、ピットストップ中に行ったタイヤ空気圧などのセットアップ変更は破棄されます。ブレーキバイアスやトラクションコントロールの設定など、車室内から行った調整はセッションが移り変わっても保持されます。
Weather
- Partly cloudy 設定で空のライティングが不適切なキューブマップで設定されていた問題を修正しました。
- Dynamic Weather セッションでの気温は、オフラインテストとホストセッションで選択できる範囲を逸脱しないようにしました。
EasyAntiCheat
- エラー 73の発生をパッケージングする明確化された EasyAntiCheat メッセージを追加しました。Documens\iRacing\logs\sim_launth.txt にログが記録されます。
Video Capture
- ビデオキャプチャ機能はデフォルトでは無効にされました。
- メンバーサイトのSettingページで、ビデオキャプチャ機能を有効化したり無効化したりできるようにしました。
- ビデオキャプチャでフルスクリーンを選択できるようになりました。
- DX11 と XSplit の問題を修正するために新しいビデオキャプチャライブラリを追加しました。
Peripherals
- Aston Martin DBR9 GT1, Formula Renault 2.0, Mercedes-AMG GT3 で Logitech G27 Racing Wheel のシフトインジケータが適切に動作するようになりました。
- Windows 10 の Xbox One コントローラ向けドライバーにはバグがあり、Direct Input が止まったり極端に低速化してしまう問題を抱えているため、 Windows 10 上の iRacing では Xbox One コントローラを初期化しないことをデフォルトの動作としました。app.ini で [Force Feedback] allowXBoxOneOnWin10=1 とすることで、この動作を変更できます。
Vehicles
Audi R8 LMS GT3
- 2016 S2 GT3 BOP 調整: 空力を調整してドラッグを若干削減しました。
- リアのダンピングを追加して縁石越えや路面の急激な変化に対するパフォーマンスを向上しました。
BMW Z4 GT3
- 2016 S2 GT3 BOP 調整: 最低重量を 5kg 増加させました。
- ベースラインセットアップが車検に通らないことがあったのを修正しました。
Dallara DW12
- ピットロードに入ると LUMIRANK の数字が緑に変わるようになりました。
Ford GT
- DirectX 11 でのブレーキライトの問題を修正しました。
- ヘッドライトのパッシング/フラッシュが使えるようになりました。
Ford GT GT3
- トラクションコントロール無効化スイッチが使用できなかったバグ、およびスリップレベルが誤って認識されてシステムが正しく働いていなかった問題を修正しました。
Formula Renault 2.0
- セットアップをアップデートしました。
- サスペンションのアニメーションに問題があったのを修正しました。
- ダンパーを調整しました:
このパッチ以前のセットアップはダンパーがゼロにリセットされます。以前に作成したセットアップでは、ダンパーセッティングの再調整が必要になるでしょう。もしくは、新しいベースラインから再度セットアップ作業を行いましょう。 - 車内からの操作で、ブレーキバランスの調整が可能になりました。
- 車室内からの制御類の操作は、F7 ではなく F8 で行えるようになりました。
- ディテールレベルと距離によるサスペンションシステムの描画を調整しました。
- 周囲の車両がシミュレーション画面に登場したときにバウンドするのを少なくしました。
- 燃調操作のコントローラ割り当て設定を取り除きました。
Legends Ford ’34 Coupe
- Five Flags Speedway, South Boston Speedway, Stafford Motor Speedway 用のシーズンセットアップを追加しました。
Mazda MX-5 Cup
- セットアップをアップデートしました。
McLaren MP4-12C GT3
- 2016 S2 GT3 BOP調整: 最低重量を 10kg 増加させました。
McLaren MP4-30
- エネルギー回生システム ERS の P2P/OT 効率を若干減少させました。
- 空力をアップデートし、ドラッグリダクションシステム DRS が働いた際のドラッグをさらに減らしてオーバーテイクを助けます。
Mercedes-AMG GT3
- 2016 S2 GT3 BOP調整: エンジンパフォーマンスと空力(ドラッグ)を調整してストレートでの 45 ~ 150 MPH (72 ~ 241 km/h) のパフォーマンスを向上しました。
- 外観モデルで内部ウインドシールドを緑で描画されていたのを修正しました。
- トラクションコントロール無効かスイッチが使用できなかったバグを修正しました。
- ディテールレベルによるテクスチャをいくつか修正しました。
NASCAR Camping World Chevrolet Silverado
- Richmond International Raceway 用のシーズンセットアップをアップデートしました。
NASCAR Camping World Toyota Tundra
- Richmond International Raceway 用のシーズンセットアップをアップデートしました。
NASCAR Sprint Cup Chevrolet Impala COT circa 2013
- リストリクタープレートエンジンパッケージが取り除かれました。
- スーパースピードウェイではギアレシオ 2.90 を使えるようにしました。
- スーパースピードウェイでのタイヤグリップを増加しました。
- スーパースピードウェイではタイヤが熱を吸収するスピードが若干遅くなりました。
- スーパースピードウェイでのショック及びスプリングの制限を取り除きました。
- Daytona International Speedway と Talladega Superspeedway 用のシーズンセットアップをアップデートしました。
Ruf RT 12R AWD
- ギアシフト サウンドをアップデートしました。
Ruf RT 12R C-Spec
- コクピットモードで LUMIRANK の数字を取り除きました。
- Circuit de Spa-Francorchamps, Donington Park Racing Circuit, Silverstone Circuit 用のシーズンセットアップをアップデートしました。
- コクピット、オンボード及びチェイスビューのギアシフト サウンド、トランスミッション サウンド、エンジン サウンドをアップデートしました。
Ruf RT 12R RWD
- ギアシフト サウンドをアップデートしました。
Ruf RT 12R Track
- コクピットモードで LUMIRANK の数字を取り除きました。
- コクピット、オンボード及びチェイスビューのギアシフト サウンド、トランスミッション サウンド、エンジン サウンドをアップデートしました。
SCCA Spec Racer Ford
- セットアップをアップデートしました。
Tracks
Autodromo Jose Carlos Pace
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Autodromo Nazionale Monza
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Barber Motorsports Park
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Brands Hatch Circuit
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Canadian Tire Motorsports Park
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Circuit of the Americas
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Circuit Gilles Villeneuve
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Donington Park Racing Circuit
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Lime Rock Park
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Mazda Raceway Laguna Seca
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Mid-Ohio Sports Car Course
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Mount Panorama Circuit
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Nurburgring
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Okayama International Circuit
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Oran Park Raceway
- North B レイアウトでのピット停止位置とスターティンググリッドの問題を修正しました。
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Oulton Park Circuit
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Phillip Island Circuit
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Phoenix International Raceway
- ターン 2 のセーファーバリアの終わり、バックストレッチのウォール形状を調整しました。
Road Atlanta
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Sebring International Raceway
- 邪魔なコーンを取り除きました。
South Boston Speedway
- 地形グラフィックをアップデートしました。
Southern National Motorsports Park
- Object Detail が Medium や Low のとき、ジャージのバリアが表示されないバグを修正しました。
Comments