Graphics Options
描画に引っ掛かりが生じたような、フレームレートが安定せず大きく低下してしまうことがありませんか。今ビルドではいつもに増してそのような症状がよく聞かれるようです。
そんな場合はこうしてみると改善できるかも、というチェックリストが iRacing スタッフによってメンバーフォーラムに投稿されましたので、そういった症状にお困りの方は一度確認してみてはいかがでしょう。
http://members.iracing.com/jforum/posts/list/3426778.page
以下に日本語で掲載します。
基本編の第1ステップ
01) 64bit OSでは64bit版を使います
iRacingメンバーサイト Settings メニューから64BIT MODEをONにする。
02) 一度コンピュータを完全にシャットダウン
スリープや休止状態から復帰した状態ではなく、一度しっかりシャットダウンしてから、電源投入して起動します。
03) コンピュータが起動したらiRacingメンバーサイトへ直行
コンピュータの処理能力を他のアプリケーションで使わずに。
04) グラフィック自動調整を実行
iRacingメンバーサイトのSettingメニューからRUN GRAPHICS CONFIGをLAUNCH、自動グラフィック設定を起動する。
05) iRacingシムを起動して確認
スムーズになったか、引っ掛かりはないか、フレームレートを観察する。
まだ解決しない場合の第2ステップ
iRacing シムの Options > Graphics で Advanced をクリック、以下の手順で個別の項目を調整してみます。
06) Frame Rate: Limit
Graphics Option で Frame Rate: Limit AC オプションを有効にし、 200以下の値を設定する。
最初は AC 83, Batt 60 から始めるとよいでしょう。
07) Max Prerendered Frames
CrossfireやSLI環境でなければ、Graphics Option の Max Prerendered Framesオプションには 1を設定する。
08) Max System memory to use
コンピュータのメモリ搭載量には関係なく、Graphics Options で Max System memory to useスライダーを 4000 MB 未満に減らします。
iRacingシムによって使われるメモリを制限することは、お使いのシステムでバックグラウンドタスクが実行できるようにする良い方法です。さもないとiRacingシムが遅くなることがあります。
09) iRacingシムを再起動
グラフィック設定の変更を適用するためにGraphics Options画面でDoneをクリック、そして一度iRacingシムを終了して再起動します。いくつかのグラフィック設定の変更反映には、シムの再起動が必要です。
10) iRacingシムを起動して確認
スムーズになったか、引っ掛かりはないか、フレームレートを観察する。
アドバンスド ステップ
まだ問題が解決しない場合、症状に合わせて個別の項目を調整してみます。設定変更を反映するためにiRacingシムを再起動させることを忘れずに。
セッションに誰かJoinしてくるときに引っ掛かりが生じる場合
- renderer.ini で LoadTexturesWhenDriving=0 に設定する。
- app.ini で showJoinLeave=0 に設定する。
5秒おきに引っ掛かりを生じている場合
- iRacingシムのGraphics Optionsですべてのメモリースライダーを減らしてみる。
- Render Dynamic Track DataオプションをチェックOFF。
Windows 10 Crossfire/SLI フルスクリーンモードで大きなFPS低下や引っ掛かりが生じている(セッションが進むにつれて症状は改善する)場合
- Graphics OptionsでFull ScreenオプションをチェックOFF。
4GBメモリのGeForce GTX 970シリーズを使っている場合
- Graphics OptionsでGPU Video Memoryスライダーを 2500 MB 未満に下げる。
セッション中ずっと引っ掛かりが生じている場合
- Graphics OptionsとReplay OptionsでParticlesオプションをLow Detailに設定する。
Nurburgring GPコースでだけ、引っ掛かりが生じている場合
- Graphics OptionsとReplay OptionsでCockpit Mirros Maxオプションを有効にして数値を下げる。
- Virtual MirrorオプションをチェックOFF。
- Graphicのいくつか、またはすべてのDetail設定をMedium Detail以下に下げる。
3画面環境をお使いでNurburgring GPコースでのみ引っ掛かりが生じている場合
- Graphics OptionsとReplay OptionsでCockpit Mirros Maxオプションを有効にして数値を下げる。
- Virtual MirrorオプションをチェックOFF。
- Graphicのいくつか、またはすべてのDetail設定をMedium Detail以下に下げる。
- Render each screen separatelyオプションをチェックOFF。
Comments