iRacing 2010
iRacingとしてはまだ2010シーズン4が1ヶ月残ってはいますが、iRJA 2010年最後の記事としてiRacingの今年を振り返ってみます。
長いです。
日本からの参加者増加とJP meeting
まずはなんといってもコレでしょう、JP meeting。
2009年12月から20回以上開催することができました。JP meetingと題していないものも含めてHostedセッションを数えてみたら60回以上。最初は7名に集まっていただけました。3,4人のときもありましたが、コンスタントに十数名に参加頂けて、レース中複数の場所で順位を競う集団ができるようになってきました。特に最近はエイリアンと呼べるとっても速い方々も増えています。そしてそれらの方によってiRacingを始める方がさらに増える、そういう連鎖が起こり始めた年だったと思えます。
先日のCorvette C6.RとSpa Francorchampsの組み合わせのイベントも概ね好評を頂いたようですし、2011年も、たまにはオフィシャルシリーズの手を休めて、日本のメンバーで集まって走りましょう。 :)
World Tour
2010年はiRacingが現実のレースイベントに合わせて企画レースを開催する、World TourがDaytona 2.4hから始まりました。普段のオフィシャルシリーズよりも長時間のレースは楽しかったですが、オーストラリアのサーバーファームに隔離された格好になったり、オーバルではイエローコーションばかりの冴えないレースも多く発生したり、スケジュールが変更されたり、と2010年は実験的な要素も多くありましたね。
2010年のアップデートいろいろ
- Hostedで全トラック全レイアウトをいつでも使えるようになりました。
- ダブルファイルリスタートやラップバックができるようになりました。
- タイヤモデルやエアロモデルが向上し、新しいミッションモデルが実装されました。
- コリジョンモデルも向上しました。
- ナイトトラックが追加されました。
- セットアップ固定での走行セッションも行えるようになりました。
- カスタムペイントが使えるようになりました。
- スポッターパックが追加できるようになりました。
- レースのインターネット中継も行われるようになりました。
- iRacingのオーバルシリーズがNASCARシリーズとして開催され、nascar.comに掲載されるようになりました。
- Grand-Amシリーズとのパートナーシップが発表されました。
- ドライビングスクールがコンテンツに追加されました。
- iRacing.TVサイトがオープンしました。
- 複数車種/クラスでの走行セッションが行えるようになりました。
- 観戦モードで走行できるようになりました。
- サブスクリプションが値下げされました。
- メンバーフォーラムが新しくなりました。
- 直接ボタンに割り当ててコクピットから変更できる項目が増えました。
- 日本のマシン、サーキットのアナウンス、リリース、スキャン。
- インディジャパンにiRacingブースがありました。
- 筑波サーキットにiRacingの看板がつきました。
- 2010年の新トラック: Brands Hatch, Zandvoort, Phillip Island, Mid-Ohio, Thompson, Pocono, Dover, Spa Francorchamps
- 2010年の新車: Ford Falcon V8, Ford Mustang FR500S, Mazda MX-5 Cup/Roadster, Williams FW31, Street Stock
iRJA
2010年はiRJAをリニューアルした年でもありました。
2008年にiRacingに飛びついてすぐ、iRacingってこんなの!すごいよ!とWebページを作成。説明ページを加えていきながら、個人日記サイトで普段のレースレポートやiRacing新着情報や翻訳記事を発信していましたが、2010年5月にiRacing記事だけのサイトとして静的なページだけでなく動的に新着情報も扱えるようにリニューアル、名前もiRJAに改めました。
以前はiRacing情報を伝えているのは唯一iRJAだけ、に近いものがありましたが、日本からのメンバーが増えた最近では、ブログやツイッターでiRacingが取り上げられることも増えてきましたね。こういった個人主体媒体が主となっている昨今のインターネットにおいては、コミュニティや情報サイトとしてのWebサイト自体の存在意義が変わってきているようにも思えます。今後日本からの参加者が増えていったとき、iRJAもその性格や方向性を考え直す必要があるかもしれません。実際、ある程度の役目は終えられたのかも、とも思っています。
さて、わたし個人にとっては、2010年はこれまでになくiRacingな1年でした。岡山国際サーキットに窓口を開いていただいたり、筑波サーキットに伺ってお話しを聞いて頂いたり、日本関連コンテンツについて2009年末から2010年初頭に動き始め、その後バトンはお渡ししましたが、いくつかの発表につなげることができたのは何よりも嬉しいことです。何人かのiRacingメンバーとお会いして色々なお話ができ、お付き合いを続けていられるのも、とても大きな収穫です。すべて皆さんのおかげです。
2010年最後の小ネタ
メンバーフォーラムでの某スタッフの発言を紹介しておきます。
ポルシェについて
We have said many times that Porsche is out of play right now with an exclusive with someone else. We are trying to get a discussion going with them though for when that contract expires.
Trust me we are doing everything we can to try and get a Porsche.
We have actually tried on numerous occasions to open a dialogue with Porsche and it seems to be falling on deaf ears….
ラブコールは送り続けているんですが。他で独占契約している輩が…ねぇ。
フジスピードウェイ
Fuji was one of the first tracks I contacted in Japan and I never got a response. At this point I am not pursuing it as we leave for our scan trip at the end of this month.
ちょっとがっかりかな。
iRacing 2011
さぁそして2011年、その展望です。
※予測が入っていますよ。でもまったくのデマではないと思いますよ。
新コンテンツ
まず新トラックがリリースされる見込みです。最新のiRacing TV Episode 6をご覧になっていれば分かりそうですけれど、ついに日本のサーキットをiRacingで体験できる日が来るでしょう。岡山国際サーキット。iRJAでは早ければ2010年シーズン4が終了するまで、つまり1月中のリリースもあるのでは、と予想します。シーズン2から、というのもあるかもしれませんけど。
2月からは2011年シーズン1が始まります。2011年中にも多くのコンテンツのリリースが控えているはずです。岡山に続くサーキットとしては、Oulton ParkやZolder、New Jersey Motorsports Park。そしてWorld Tourで10月に開催予告されている(つまりそれまでにはリリースされるはず)鈴鹿サーキット。
2011年には日本のサーキットが少なくとも上記の2つはリリースされそうなので、日本からの参加者増加ペースも加速していくのではないでしょうか。1月には某所でもiRacingを体験できるかもしれません。
一方マシンについては、おそらく最初に登場するのはFord GTでしょう。その後にはSprintCar、Nationwide COTと控えています。さらに発表されるマシンもあるのではないでしょうか。日本車方面とか…? マシンについては新車だけでなくアップデートにも期待がかかりますね。
#個人的には、2011年中にはノルドシュライフェについて発表してくれないものかと期待しています。ポルシェは、残念ながら2011年もなさそう、かな。。。
シムのアップデートは
シムのエンジン部分について期待されているのは新タイヤモデル。はたしてシーズン1に合わせて登場するのでしょうか。また、トランスミッションエンジンについてはさらなるアップデートがあるのでしょうか。
その他、サウンドエンジンのアップデート(選択肢の追加?)が見込まれます。しかしグラフィックについては、まだ当面はDirectX9レベルでしょう。マルチコアCPUへの対応・最適化はより進むかもしれません。
2011年もよろしくお願いします
2011年も引き続きiRacingニュース記事、翻訳、イベントレースの企画、といった活動をしていきますので、ぜひ2011年も一緒にiRacingを楽しみましょう。
ここまでお読みいただいてありがとうございます。2010年はこの記事で最後の投稿となる予定です。2011年も、よろしくお願いします。
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